ノーラン・ライアン2024年4月21日

今年2月に亡くなったマエストロ小澤征爾の師匠、
斎藤秀雄先生の『指揮法教程』が、
私がタクトを振る上でのベースとなっています。

その上で、
テレビで観た肩や腕周りのストレッチ方法などを参考にして、
いかに脱力して振ることができるかに取り組んできました。
力むばかりで、
なかなか脱力できないのですが。。。

野球の教則本も何冊か読みました。
特にボールの投げ方は参考になることが多く、
腕の内旋・外旋はとても重要です。

ピッチャーの自伝も読みました。
その中で特に印象に残っているのが、
メジャーで活躍したノーラン・ライアンの自伝です。

試合で最大限のパフォーマンスをするため、
その前日をどう過ごすか、
その前々日をどう過ごすかなど、
大変参考になる記述が沢山ありました。

一試合投げ切るための体力をどのようにしてつけるか?
走り込むのは大切。
筋トレも大切。
でも一番大切なのは、
当たり前のようですがボールを投げること。
試合で投げることで、
投げ切る体力がつくのだと書いてありました。

だから、
オープン戦で投げるイニング数を少しずつ増やしていって、
シーズン・インに備えるのでしょう。

吹奏楽をずっとやってきた私自身に置き換えてみると、
中学時代はひたすら腹筋運動していました。
だからといって完璧な腹式呼吸ができた訳ではありませんでした。

高校に行ってからは腹筋に費やす時間もなく、
ただひたすら吹き続ける毎日でしたが、
圧倒的に吹く体力は高まりました。

基礎体力の強化を軽視するつもりはありませんが、
やはり楽器を弾き続けることこそが、
本番に向けての最大の準備であることは間違いないように思います。

とは言え、
仕事等を抱えながらの毎日です。
ただひたすら吹き続ける訳にもいきませんから、
何らかの工夫が必要なんだと思います。