『パターソン』2017年10月6日

ジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』。
名前だけは知っていたけれども、
実はジム・ジャームッシュ監督の作品を観たことがありませんでした。
最新作の『パターソン』を観てみようと思ったのは、
アダム・ドライバーと、
永瀬正敏さんが出ているから。

アダム・ドライバーと言えば、
『スター・ウォーズ』でカイロ・レンを演じていることで有名だと思います。
が、私にとってはそれよりも、
ベン・スティラーと共演した『ヤング・アダルト・ニューヨーク』や、
アンドリュー・ガーフィールドとともに若き司祭を演じた『沈黙』が印象的。

永瀬さん。
言わずと知れた日本の誇る名優。
あっ、いいなっ、と思う場面には彼の姿がしばしば。
河瀨直美監督の『あん』での佇まい、良かったですな。

しかし、不覚にも何度も寝落ちしてしまいました。
いわゆる「事件の起こらない」映画なのです。

観終わってから数週間経ちますが、
『パターソン』が頭から離れません。

主人公のアダム・ドライバーも、
ラストにほんの少しだけ出てくる永瀬さんも、
詩人。
彼らを観ていると、
真のアーティストとはかくあるべきだと思うのです。

『メッセージ』以来、
もう一度観てみたいと思う作品に出会いました。