ピアノ協奏曲2019年10月8日

『パリが見出したピアニスト』と、
『蜜蜂と遠雷』を観ました。

どちらの映画にも共通するのが、
ピアノであり、
ピアニストであり、
ピアノのコンクール。

私が惹かれたのは、
両作品のメインで登場するピアノ協奏曲でした。

『パリが見出したピアニスト』のメインは、
ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』。
主人公の生い立ちなんかも併せて観てきているので、
胸に迫りました。

『蜜蜂と遠雷』は、
テレビでも宣伝が流れていたかも知れません。

私はそれを観ていませんが、
映画館では何度も「特報」を観ていました。

そこで流れるのが、
プロコフィエフの『ピアノ協奏曲第3番』。

私が聴き倒している CD に、
『ラヴェル&プロコフィエフ ピアノ協奏曲』
というのがあります。

ピアノ演奏はアレクシス・ワイセンベルク。
パリ管弦楽団の演奏、
指揮はマエストロ小澤征爾。

ただし、
聴き倒しているのはラヴェルの方で、
プロコフィエフは第1楽章のアタマで、
「もういいや」
ということばかりだったのです。

『蜜蜂と遠雷』を観て、
プロコフィエフのコンチェルトの印象が変わりました。

これは凄い楽曲です。