いいことも、そうでないことも2020年2月11日

『パラサイト 半地下の家族』は、
アカデミー賞を取ったので、
お客さんが大勢押し寄せることでしょう。
それに伴い、
上映回数も増やされることでしょう。

そんな中、
上映終了となる映画があります。
『コンプリシティ 優しい共犯』
『風の電話』
私の中で大変評価の高いこの二本が、
おそらく今週木曜日で終わってしまいます(私の知る範囲で)
とても残念です。

一方で、
こんな映画とも巡り会いました。
『侍の名のもとに 野球日本代表 侍ジャパンの800日』

稲葉監督就任から、
昨年11月のプレミア12での世界一奪還までを追ったドキュメンタリー。

TOHO シネマズの会員割引がある火曜日を狙ったにもかかわらず、
子供料金すらない一律1900円の特別料金。
文句を言っているように聞こえるかも知れませんが、
さにあらず。
1900円の価値が充分ありました。

侍ジャパンの舞台裏を追いかけていますので、
ベンチや、
ベンチ裏や、
戦況を静かに見つめながらアップしていくブルペンなど、
一般人には知りえない世界を見せてくれます。

プロの選手たちが、
ベンチであんなに声を出して仲間を応援しているなんて知りませんでした。

トレーナーさんや管理栄養士さんや広報の方々など、
あんなに沢山の裏方さんがいらっしゃることにも気付いていませんでした。

厨房で選手たちの食事を作っておられる料理人の方々とか、
移動のバスを運転する運転手さんだとか、
みんなみんなひっくるめて「侍ジャパン」なんだと思いました。

そして映画の観客「層」に驚きました。

どうせ私のようなオッサンや、
少年野球をやっている子供とその親御さん、
くらいしかないだろうと思っていたのですが、
全然違ったのです。
若い女性が一人だったり友達とだったり、
とにかく女性ファンが目立ったことです。

満席、ということはありませんが、
『コンプリシティ』や『風の電話』のようなことはなく、
そこそこの動員はあったと思います。

競技人口が減っていて、
サッカーやラグビーの人気に押され気味と言われる野球ですが、
まだまだ捨てたもんじゃないなと思いました。

映画の話から逸れてしまいましたが。。。