未分類

薄暮2021年11月14日

グレタ・トゥーンベリさんのドキュメンタリー映画を観て、
私にも出来る環境保護活動、
何かせんといかんなと思いました。

まずは暖房を極力使わないように心掛けることにしました。

私は寒がりなので、
ちょっと寒いと思っただけですぐ暖房してしまいます。

例えば梅雨の時期。
普通は蒸し暑い季節です。
私もそう思います。
が、たまに「梅雨寒」って奴があります。
すると簡単に暖房しちゃうのです。

今頃の季節も、
ちょっと頑張れば暖房なしでいける筈なのに、
すぐ暖房に頼りがち。

そんなへたれな自分と戦ってみようとしています。

とはいえ、無理をし過ぎないようにしたいとも思います。
このご時世ですから、
ちょいと風邪気味ってだけでPCR検査受けてこいと社命が下ります。
そんなアホなことにはならないようにしたいものです。

次に取り組んでいるのは、
部屋の明かりの抑制です。

老眼なものですから、
楽譜や文字を読む際に、
老眼鏡だけでなく光量が必要なんです。

けれども、筋トレする際、
部屋の中がバッチリ見える必要はありません。
視線を頼りに片足立ちする際にも、
おぼろげに見えていればいいので、
そんなに光量は必要ありません。

でな訳で、黄昏どきの筋トレでは室内灯を点けないことにしました。

するとどうでしょう、
今まで気づかなかった薄暮の美しさを知ることになったのです。

部屋の中に少しずつ闇が染みていく様は、
ある種荘厳な響きがあります。

仰木マジック2021年11月13日

11月12日(金)は、

E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 3
アルト・クラリネット × 1
アルト・サックス × 1
トランペット × 4
ホルン × 1
ユーフォニアム × 1

そして私の計14人で合奏しました。

先週の20人突破から一転、
やや少なめの集合となりました。
が、ひところの激減状態から比べたら、
合奏すること自体は何とかなりますので問題ありません。
また、トランペットは、
現状来ることが出来る方々は先週に引き続き全員参加でした。

さて、今回は合奏のお話はこれくらいにして、
合奏後のことを書きます。

家に帰って夕飯を食べながらクライマックスシリーズを観ようとテレビを点けたら、
セ・リーグの方は既に試合が終わっていました。
2対2の引き分けで、
ヤクルトの日本シリーズ進出が決まっていました。

9回表、巨人は得点することが出来ず、
その時点でコールドゲームが宣告されたようです。
9回裏のヤクルトの攻撃をしてもしなくてもヤクルトの勝ち上がりは決まっているから。
なかなか見ない展開です。

チャンネルを変えてパ・リーグ観戦。
こちらは3対2でロッテがオリックスをリードしての9回。
9回表、ロッテは得点なし。
9回裏、オリックスが1点入れて引き分けに持ち込めば、
やはりオリックスの日本シリーズ進出が決まるという展開です。

9回裏ノーアウト。
先頭打者のT-岡田選手。
一発のあるバッターなのでホームラン狙ってたと思うんです。
が、厳しい変化球に巧く対応、
シングルヒットで出塁。

私はこの時点でオリックスの勝ちやな、と思いました。
ホームランバッターがチームバッティングに徹していたからです。
あくまでもホームランを狙って強振していたら、
きっと内野ゴロに打ち取られていたことでしょう。

しかし、オリックスの「面白さ」はここからなのです。

1点取ればゲームセットなんだから、
次のバッターはセオリーなら送りバントで、
1アウト二塁の場面を作るところ。
確かに、初球は送りバントを試みたんです。
が、バント失敗でファール。

手堅い野球をするなら、
スリーストライクまでバントを続けるところですが、
オリックスはヒッティングに作戦変更したのです。
それがズバッと当たり、
三遊間を破るヒット。
ノーアウト一二塁となったのです。

さあ、その次こそ送りバントやろ、と誰もが思うところ。
それは守るロッテももちろん考えていることです。
一塁手も三塁手も、
送りバントを阻止すべくチャージしてくる筈。
「ここでバントすると見せかけてヒッティングに切り替える、
つまりバスターやったらかなりの確率で決まるんちゃうか。
高校野球みたいでおもろいゾ」

と思っていたら、ホンマにバスターを決めたのです!

打球は一塁手の横を抜け、
一塁線を破り、
右翼手も取ることが出来なかったから、
二塁ランナーが生還したのはもちろん、
一塁ランナーも還ってきた筈なんですが、
二塁ランナー生還で同点となった時点でコールドがかかったようです。

両リーグとも似たような展開で日本シリーズ進出チームが決まるなんて、
珍しいなと思いました。

さて、バスターを指示した人。
それは中嶋監督です。
イチローさんがオリックスに在籍した当時のチームメイトで、
仰木彬監督の薫陶を受けた選手の一人。
数十年ぶりに「仰木マジック」を見せていただけて、
私は感無量でした。

突破2021年11月5日

11月5日(金)は、

フルート × 1
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 4
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 2
テナー・サックス × 1
トランペット × 4
ホルン × 2
トロンボーン × 1
ユーフォニアム × 1
テューバ × 2

そして私の計21人で合奏しました。
見学の方々も含めてですが、
20人を突破したのは久しぶりです。
第33回せせらぎコンサート以来ではないでしょうか。

2年越しで準備した第33回。
1時間の演奏会に収めなければならないため、
泣く泣く削らざるを得なかった楽曲もあります。
その一つが、
『ジャパニーズ・グラフィティ A・RA・SHI ~ Beautiful days 』

11月3日から、
『 ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM Record of Memories 』
という映画が公開されています。
ライブを映像に残したものか、
映画を作るためにライブしたのか分からないのですが、
予告篇を観て、
絵作りが面白そうだったので興味を覚えました。

まぁ実際に観に行くことはないでしょうが、
念のために予約状況を調べてみたら、
明日(土曜日)に MOVIX 京都で上映される6回は完売していました。
明後日(日曜日)も6回中5回は完売、
残る1回もほぼ埋まってました。
突き抜けてますな。

似通った場面って、不思議とよく現れる2021年10月30日

10月29日(金)は、

E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 4
アルト・クラリネット × 1
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 2
テナー・サックス × 1
トランペット × 3(含むフリューゲルホルン)
ホルン × 2
ユーフォニアム × 2
テューバ × 1

そして私の計19人で合奏しました。

合奏していて不思議やなぁ~と思うことの一つに、
似通った音型と頻繁に出くわすこと。

例えば『アラジン・メドレー』を演奏していると、
D マイナーの和音を伸ばした後に、
全員が D の音に揃う場面があったかと思うと、
今度は C マイナーの和音の後、
C 音で揃う、
といったようなケースです。

上記は同一楽曲の中でのことなので分かりますが、
違く楽曲でも起こるんです。

『アルフィー』で、
3拍目アタマを目指して強奏した後、
一旦停止して3拍目ウラから弱奏が始まる場面があります。
『陽はまた昇る』でも、
3拍目アタマを目指して強奏した後、
一旦停止はありませんが、
やはり3拍目ウラから弱奏になる場面があります。

かつても、やはり同じようなことがありました。
ホルストの『組曲 “ 惑星 ” 』の「木星」の木管高音の音型と、
スパークの『ディヴァージョンズ』の木管高音の音型がそっくりってことがありました。

同時期に練習している楽曲で、
不思議とこういう現象が起きるのです。
なんでやろ?

バート・バカラック2021年10月22日

先週はお休みさせていただきました。

今週、10月22日(金)は、

フルート × 1
B♭クラリネット × 2
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 2
トランペット × 3
ホルン × 2
ユーフォニアム × 3
テューバ × 2

そして私の計17人で合奏しました。

今回から、
バート・バカラック作曲の『アルフィー』の練習を始めました。

『雨にぬれても』等で知られるバート・バカラック。
天才じゃないかと思うんですな。

その天才ぶりに初めて触れたのは、
中学2年生のとき。

『ビッグ・バンド・フェスティヴァル』のメンバーに選抜されなかったのが悔しくて、
蜂ヶ丘中学校で行われる合同練習を欠かさず見学に行きましたが、
その時の演奏曲目の一つが、
バート・バカラックの『プロミセス・プロミセス』でした。

自分が演奏参加出来ない悔しさも忘れ、
素晴らしい音楽性に魅了されたのを覚えています。
(この時、
同期のトランぺッター K ☆ さんは選抜されて演奏しているんですが、
覚えているかな。。。)

高校生になって『雨にぬれても』を演奏しました。
やっぱり「いいなぁ~」と思いました。

『アルフィー』は多くの歌手がカバーしまくっている名曲。
確かシラ・ブラックさんだったと思うのですが、
その録音風景をドキュメントした番組を観て、
やっぱり「なんて素敵な曲なんやろ」と思いました。

『アルフィー』を演奏するのは初めてかも知れないし、
もしかすると過去に一度演奏したかも知れません。
(大好きなくせに記憶があやふや。。。)
仕上げていくのをとても楽しみにしています。

五人組2021年10月20日

このところ、
京都の街を歩く修学旅行生の姿をよく見かけます。
五人一組で巡ることが多いようです。

旅館から出てきた修学旅行生が、
タクシーに分乗するのもよく見ます。
やっぱり五人ずつなんですな。

すべてとは言いませんが、
五人組がかなり多いと思います。
なんで?

追悼2021年10月9日

すぎやまこういちさんが亡くなりました。

テレビのニュース等では、
「ドラクエ」の作曲家、
JRA のファンファーレの作曲家というばかりで、
まるで他の仕事はしてないみたいな受け取られ方をしかねない報道が多かったと思います。

やっぱり新聞を読むと、
ちゃんと書いてはるんですな。
東京大学卒で、
フジテレビのディレクターを務めた後、
作曲家としてフリーに。
代表曲には『亜麻色の髪の乙女』や『学生街の喫茶店』。

そして『帰ってきたウルトラマン』『サイボーグ009』と。

まずは『帰ってきたウルトラマン』から語りましょう。

実は、主題歌と『 MAT チームの歌』の作編曲をしたのはすぎやまこういちさんなんですが、
それ以外の劇中音楽(いわゆる劇伴)を書いたのは冬木透さんです。
有名な “ ワンダバ ” コーラスを書いたのも冬木透さん。
前作の『ウルトラセブン』すべての音楽を担当したのも冬木透さんです。

にもかかわらず、
すぎやまこういちさんが『帰ってきたウルトラマン』の作曲家として新聞に書かれるということは、
主題歌があまりにも名曲であるからでしょう。

宮内國郎さんの書かれた初代『ウルトラマンの歌』の旋律を引用しつつ、
すぎやまさん独自の旋律を導かれた『帰ってきたウルトラマン』は、
マーベラスとしか言いようがありません!

トランペットやティンパニの使い方がカッコよく、
エレキギターのアルペジオが華やかで、
ハープのグリッサンドが贅沢。
シロフォンがキレッキレ。
そして何よりホルンのオブリガートにシビレル!

次に『サイボーグ009』。
こちらは逆に、
主題歌『誰がために』と、
エンディング『いつの日か』の作曲は平尾昌晃さん。
編曲がすぎやまこういちさん。
劇伴はすぎやまこういちです。

原作者である石ノ森章太郎さんの詩「涙で渡る血の大河 夢みて走る死の荒野」と、
オーボエの哀切な音色が絡まる『誰がために』。
「吹きすさぶ風がよく似合うサイボーグ戦士」を表現しているのでしょうか、
グリッサンドしたホルンはすぐにフォールダウン。
こんな音型、『誰がために』でしか聴いたことがない。

『交響組曲サイボーグ009』がこれまた素晴らしく、
私の愛聴盤です。

あと、忘れてならないと思っているのは、
『交響組曲科学忍者隊ガッチャマン』と『交響曲イデオン』。

ガッチャマンと言えば、
小林亜星さん作詩でボブ佐久間さん作曲の主題歌が有名です。
テレビシリーズの劇伴もボブ佐久間さんでした。

が、映画版ではすぎやまこういちさんが音楽を担当されたのです。
(数年前の実写版とは違います。アニメです)

私はその映画を観たかどうかの記憶が定かではないのですが、
何かの機会に音楽は聴いたと思うのです。
えらくアバンギャルドで印象に残りました。
演奏が NHK 交響楽団だったというのも衝撃でした。

それ(映画版)が『交響組曲科学忍者隊ガッチャマン』なのですが、
今やなかなか手に入りません。
もう一度聴いてみたいと思い続けているのですが。

『交響曲イデオン』ももう一度聴いてみたい楽曲です。

『伝説巨神イデオン』の音楽を交響曲にしたものですが、
やはり主題歌が秀逸でした。
ホルンのオブリガートがワンダフル!

『交響曲イデオン』はカセットテープで所持していることはしているのですが、
カセットデッキが今や手元にないこと、
あったとしても録音フォーマットが特殊で通常のデッキでは聴けないので、
やはり音源を探しています。

どこに軸足を置くか?2021年10月9日

10月8日(金)は、

フルート × 2
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 4
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 2
テナー・サックス × 1
トランペット × 3
ホルン × 2
テューバ × 1

そして私の計18人で合奏しました。
見学の方4人を含みます。

来年の演奏会に向けて、
これまで取り組んできた楽曲に加え、
新譜にも取り組み始めました。

まだまだ集合人数が少ないながらも、
それでも、
数人での個人練習で終わっていたあの頃を思えば、
多くの人が集まることが出来る現在。

どこに軸足を置くべきか非常に迷います。

基本練習をしながら、
(失礼を承知で書きますが)ちょっと笑えてくるくらい音が合っていないなと思いつつ、
それでも音に勢いがあって元気だなと感じたので、
今日は思い切った合奏にしようと思いました。

とはいうものの、
これは何とかせんといかんなレベルの間違いがあると、
やはり止めて練習したくなるのが指揮者の性(さが)。

「しまった、今日は元気な合奏であればいいと思っていたのに。。。」

非常に悩ましい一日でした。

アンブシュア2021年10月2日

管楽器奏者の「口」あるいは「口周り」の形のことを、
アンブシュアといいます。
狭い意味では、
マウスピースに接する「唇」の形のこと。

私がかつて吹いていたホルンの場合、
私の師匠によりますと、
高音域・中音域・低音域でも「唇」の形を変えることなく、
腹圧やシラブル(簡単に言うと舌のつき方・置き方)を調整して、
音を跳躍させるよう習いました。

シカゴ交響楽団に、
ポコーニというテューバ奏者がいます(現在も在籍しているかどうかは調べていません)
彼は音域によって3つのアンブシュアを使い分けている、
という説を唱えている人がいました。
今はもう閉店してしまいましたが、
私が大阪でよく呑みに行った居酒屋の大将が元テューバ奏者で、
YouTube を観たり聴いたりしながら得た結論だそうです。

話を聞いていた当時は「そんなものかなぁ~」程度に思っていましたが、
ピアノに真剣に取り組みだした今になって、
「その通りかもしれないなぁ~」と思い始めています。

白鍵だけを弾くならば、
てこの原理からいって、
手前を弾く方が楽です。

でも、
白鍵を弾いたり黒鍵を弾いたりを繰り返すならば、
白鍵を弾くときは手前をタッチし、
黒鍵を弾くときは奥の方をタッチする、
という動作が行ったり来たりします。

管楽器に例えるなら、
アンブシュアが動くのに相当しますかな。

が、
出来るだけロスを少なく弾くべきかなと思い、
最近は白鍵を弾くときでも、
なるべく奥の方をタッチするように心掛けています。

知らず知らずのうちに、
ホルンを吹くときの感覚に近づけているのでしょうか。

聞こえる?2021年10月2日

『サウンド・オブ・メタル』という映画を観ました。
メタル音楽のドラマーが、
ある日突然聴力を失うという物語です。

私たち、吹奏楽に携わっている者も、
耳は悪くなっています。
会話の途中で聞き直すことも多く、
相手からは「失礼な奴やな」と思われているかも。

が、そんな「難聴」とは違うのです。
「失聴」してしまうミュージシャンの物語です。

衝撃的でした。
耳が聞こえないという現実を受け入れることが出来ない主人公と、
スクリーンのこちら側の私。
いつしか同化し、
主人公と同じように手話の練習をついついしてしまいました。