2013年09月
最近のテレビドラマでは、
『半沢直樹』が大人気のようですな。
ハードディスクレコーダーに録っておいて、
都合のいい時間に視聴するというのが主流となりつつある今の時代に、
視聴率30%超えを連発するというオバケぶり。
仕事柄、この『半沢直樹』を見なければなりません。
「ええなぁ~、仕事でドラマ観れて~」と思われるかもしれませんが、
さにあらず。
仕事で観なきゃならないというのは、
結構しんどいもんです。
なんといっても内容が重い。
半沢くんのように仕事で追い込まれたら、
私なら「辞めたらぁ~」と喚きながら、逃げるでしょうな。
例えば、SFなどで、
主人公が追い詰められるという設定ならば、
割と冷静に観ていられるのですが、
『半沢直樹』はサラリーマンなだけに、
他人事と思えなくなってくるのです。
ついつい「自分だったら…」と思ってしまい、
気持ちがどんどん沈んでいってしまいます。
(それに引き換え、
1クール前の『空飛ぶ広報室』は楽しんで観られたな。
仕事で観てるのに、しょっちゅうハンカチを目に当ててました…)
やっぱり私にとってはNHKの大河ドラマがいい。
去年の『平清盛』同様、
視聴率的には苦戦しているそうですが、
『八重の桜』が心に響きます。
※※※
幕末、薩摩と相争った会津。
その薩摩藩の京都藩邸のあった土地を、
会津出身の山本覚馬が譲り受けます。
学校を開設したいと願う新島襄に、
その土地が贈られます。
新島襄と、山本覚馬の妹・八重が結婚します。
1875年(明治8年)11月29日、
多くの反対がありつつも同志社英学校開校。
「同志社」の名は山本覚馬が名付けたそうです。
※※※
出身大学であるというのに、
同志社大学今出川キャンパスの入口の前に、
薩摩藩邸跡の碑があるのに全く気付いていませんでした。
また、大学の近所に戊辰戦争で亡くなった薩摩藩士を祭る墓があるのですが、
藩邸の近くだったからですね。
今やっと分かりました。
いつも歩いている寺町通り(丸太町上る)に「新島会館」があります。
もちろん同志社関連の施設で、
新島襄と八重が住んだ旧邸もあるのですが、
ここが同志社英学校最初の校地とは知りませんでした。
ちゃらんぽらんな大学生活を送った私ですが、
我が母校にこんな歴史があったのだと思うと、
心が熱くなります。
もっとちゃんとした大学生活を送るべきだった。
今になって反省しきりです。
特に会津の方々に、
大きな恩義を感じずにはいられません。
指揮者だって普段から練習しておかなければなりません。
が、演奏会からこっち、
さぼってしまっていました。
もちろん、毎週金曜日には楽員の皆さんと一緒に練習してはいるんです。
が、ひとり落ち着いて動作確認する、
そんな基本練習ができていなかったのです。
「こりゃじゃあかん。涼しくなってきたことやし、練習復活しよか」
ということで、まずはメトロノームを「48」にセット。
ゆっくりしたテンポで練習です。
力んでいないか、
打点はハッキリしているかなど、
ゆっくり確認していきます。
一番問題だなと思ったのは、
腕の動きよりも、
体のバランス。
おそらく、左右のバランスは大丈夫だと思うんですが、
前後のバランスが狂っている感じでした。
重心が後ろ、つまり踵の方に寄り気味に思えました。
もう少し爪先立ちに近いイメージのほうがいいかな。
やっぱり練習は継続しないといけませんな。
小学生のときに『日本沈没』を4回観に行って以来の映画好きだが、
狂ったように映画館に通い出したのは、
実は2006年の『博士の愛した数式』を観てから。
まだ10年にもならない。
たまたまNHKの朝8時30分からのワイド番組(現在の『あさイチ』ではない)を観ていた時、
ゲストが寺尾聰さんで、主演映画『博士の愛した数式』の話題だった。
「これは観てみたいなぁ~」と思い、
向かったのがMOVIX京都。
当時は今ほどにはシネマ・コンプレックスはできていなかった。
TOHOシネマズ二条もTジョイ京都もなかったので、
MOVIX京都は京都市内唯一のシネコンだった。
2001年に開業していたにもかかわらず、
『博士の愛した数式』ではじめてMOVIX京都に足を運ぶことになったのだ。
この映画の印象が鮮烈で、
「もっともっと映画が観たい!」
と強く思うようになった。
もちろんTOHOシネマズ二条にも行くし、
単館系の京都シネマにも行く。
『寅さん』リバイバルでなんばパークスシネマにも行った。
ほかにもいろいろ、観たい映画のスケジュールをネットで調べては、
あっちゃこっちゃ動き回る。
でも、一番多く通っているのがMOVIX京都なのだ。
ポイント・システムを導入している映画館は多い。
MOVIXでも「MOVIX Club」という会員システムがある。
カードというものが財布の中を占拠してしまうのが嫌いで、
できるだけカードを増やさないように心掛けてきたのだが、
この会員システムはいいな、と思ったので、
入会して MOVIX Club CARD を持つことになった。
映画を1回観たら10ポイントもらえ、
60ポイントで映画1本無料となる。
ネット予約だと12ポイントもらえるので、
その場合は5本観たら1本タダだ。
このシステムはとてもありがたく、
これまで一体どれだけ無料で観ることができただろうか。
(もちろん、有料鑑賞も相当数にのぼる訳だが………)
この会員システムが2014年に一新されることになり、
ポイント付与が2013年8月31日で終了することとなった。
(ポイント使用はもう少しの間は大丈夫)
そんな訳で8月最終週に夏休み(年次有給休暇)を取得、
竹田城跡に登った一日を除き、
MOVIX京都での映画三昧の一週間を作った。
ポイントを貯めるために映画を観る。
本末転倒もいいところだが………
新しいスーパーマン像を描いた『マン・オブ・スティール』、
カーク船長の若き日を描く『スター・トレック イン・トゥ・ダークネス』、
そして『宇宙戦艦ヤマト2199第七章』は3回。
シネコンで働いているスタッフの方々は、
想像するにアルバイトが多いだろう。
スタッフの人数も多い。
にもかかわらず、
どうも何人かのスタッフには顔を覚えられている気配がある。
「こいつ、何回来よんねんろ?ちゃんと仕事しとるんやろか?」
と怪訝な視線を感じることもあるし、
「あ!またこの人来た!」とクスクス笑いそうになるのを、
必死で引っ込めるチケット・カウンター嬢の雰囲気を感じることもある。
だが、やっぱり俺は映画が大好きだ。
映画を観ていなかったら、きっと演奏に込める「念」のあり方も違った筈だ。
これからも映画は私のそばにあり続けるだろう。
一番近い映画館であるMOVIX京都へ行くこと、
きっとこれからも最も多いだろう。
どうぞよろしくお願いします。
新しい会員システムの稼動も楽しみにしております。
いつも一番乗りでスタジオ入りしているトロンボーンのA武さんがお休みということで、
この日の一番乗りはホルンのH谷さんだった。
椅子並べを終えた後、そのH谷さんが私の元にやってきた。
なんと、ホルンの第3ロータリーが全く動かないのだ。
私も元はホルン吹きだから、
楽器のトラブルには対処し続けてきた。
しかし、こんなにガチガチに固まったロータリーに出会ったことがあったろうか?
力づくで変なことになったら困るので、
楽器屋さんで診断&修理してもらうようにアドヴァイスするしかなかった………
※※※
アルトサックスとトロンボーンの夫婦団員、I村さん。
この日は二人とも早い時間帯にスタジオ入りすることができた。
夫のアルトサックス奏者A.I.氏は、
黙々と自分がしなければならない練習に取り組んでおられた。
そのメインは分散和音(アルペジオ)の練習のようだ。
その様子を見ていると、武士の面影があった………
※※※
今、私は藤沢周平の小説『蝉しぐれ』を読んでいる。
藤沢周平氏の小説に登場する武士といえば、
剣豪・秘剣の持ち主、といった人が多い。
「必殺の剣」で憎き敵を倒す痛快な時代小説を沢山読んできた。
既に剣の修行を終えた人たちばかりだ。
が、『蝉しぐれ』の牧文四郎は、
私が読んでいる前半部では未だ少年で、
剣術修行の最中である。
歳を重ねて剣の腕がますます上がっていきそうな気配はあるが、
今のところ剣豪ではない。
ひたすらに剣の腕を磨こうともがいている青年である。
その姿がA.I.氏の地道な練習と重なった。
剣の修行も、楽器の練習も、
相通ずるものがあるように感じた。
天気急変2013年9月3日
涼しくなってきたのはありがたい。
が、竜巻が発生するなど、荒れた天気は恐ろしい。
勤務先の大阪・梅田でも、
急に黒い雲が広がったかと思ったら、
大粒の雨が物凄い勢いで落ちてきた。
ビルの中で見ていても怖かった。
が、15分もすると小降りになり、
30分もすると晴れ間が。
ホント、訳が分からない。。。
8月30日(金)、8月ラストの合奏。
この日も一番乗りはトロンボーンのA武さんだ。
椅子並べをしてくれたうえに、
一人黙々と基本練習に取り組んでおられる。
頭が下がる。
きっとこの努力はいつか大きな花を咲かせるに違いなかろう。
いつもは仕事でなかなか早い時間帯に来ることが難しいトランペットのA野さんだが、
この日は早めにスタジオに登場だ。
早く仕事が終わったのだろうか。
タンキング(舌突き)をしないで発音する「ノン・タンキング・アタック」の練習に熱が入っていた。
如何に力まずに演奏するかの基本となる練習だと思う。
なかなかうまく発音できない様子だったが、
そこで無理やり発音しないほうがいいのだと思う。
粘り強い、よい練習風景を見せてもらった。
さらに12音階の練習を強化すると、なおのこと良いのではないだろうか。
♭や♯を落としにくくなる筈なのだ。
※※※
さて、合奏で『交響的断章』を採り上げることが多いが、
この日は『復興への序曲「夢の明日に」』を通すところまでやってみたいと思っていた。
が、『交響的断章』はやはり難しく、
『夢の明日に』を通すことまではできなかった。
今のところ、どちらの曲も演奏会で発表する予定はないが、
せっかくだからもう少し何とかしたい。
次回は曲順をひっくり返し、
『夢の明日に』が通るところまでやって、
それからじっくりと『断章』トレーニングとしてみようかと思う。
「パーカッション コンサート 2013」を聴きに文化パルク城陽に出掛けた。
パーカッショングループ「フィロス」が主催される打楽器の演奏会である。
(フィロスとは、ギリシャ語で「愛」の意味だそうだ)
「フィロス」のリーダーM原さん、
高校の先輩であるK若さんには、
7月のせせらぎコンサートで助けていただいた。
せせらぎの打楽器長K原さん、
せせらぎのパーカッショニストT永さんも出演。
さらに元KWOのK口さん、
K原さんの弟の奥さんも参加されており、
舞台の上は知っている人だらけである。
こんな演奏会も珍しい。
昨年は文化パルク城陽が豪雨被害を受け、急遽中止になったのだった。
2011年以来の開催で、
メンバーの皆さんにとって期するところが大きかったのではなかろうか。
管楽器も弦楽器も好きだが、
特に打楽器には惹かれるものがある。
音量の幅の大きさも魅力だが、
なんといっても「スピリチュアル」な面が好きなのだ。
打楽器の音ひとつひとつに心を震わせられることがある。
なので、打楽器だけで演奏会をされるというだけで面白いのだが、
今回は特にお客さんも楽しめるような工夫が随所に見られた。
司会もこなされたM原さんのお話、とても興味深かった。
会場ではトランペットのA野さんと会ったし、
近鉄寺田駅からどう行ったらいいか迷っているホルンのY﨑さん一家とも出会った。
終演後には、元せせらぎパーカッショニストN河さんとも会った。
そういえば、この日のプログラムには『フュージョン マレッツ』という曲があった。
これは数年前に、せせらぎの楽団内アンサンブル発表会で打楽器パートが演奏した曲。
演奏はもちろん、楽曲の持つトロピカルな雰囲気も大人気で、
せせらぎコンサートのオープニング・パフォーマンスでも発表してもらったと記憶している。
そのときのメンバーの一人がN河さんだった。
N河さんも、そしてY田さんも、O上さんも、
何とか戻ってくれたらいいのにな。。。
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