2014年12月
金曜日の練習に仕事の都合で間に合わなかったのに加え、
土曜日のせせらぎ忘年会に参加できませんでした。
いえ、正確に書きます。
参加しませんでした。
というのは、完全に忘れていたからです。
珍しく、どうということのない土曜日でした。
観た映画は『ふしぎな岬の物語』。
この映画では吉永小百合さんと笑福亭鶴瓶さんが、
友人以上・恋人未満な関係。
でも、私としては『おとうと』で姉・弟だった役の印象が強く、
そこが一番「ふしぎ」で、
フワフワした感覚に捕らわれました。
それが気になったからといって、
忘年会のことを忘れる理由にはなりません。
(第一、「忘」年会を「忘」れるなんて、洒落にもならない)
幹事を務めてくれたU野さんから
「忘年会は既にスタートしているよ」のメールをもらっていたにもかかわらず、
土曜の夕方から日曜の朝まで携帯を充電器に繫ぎっぱなしで気付かず、
さらに傷を広げてしまいました。
本当に申し訳ありませんでした。
以後、こういうことのないよう、
スケジュールの管理を徹底させる所存です。
言い訳しても仕方ないんですけど、
一応愚痴らせてください。
総選挙のせいです。
おかげで練習に参加できませんでした。
申し訳ありません。
14日は仕事の可能性があるので期日前投票を済ませましたが、
たとえ死に票となっても、
訴えるべきことは訴えておきたいですね、投票という形で。
かつて楽譜は手書きするものでした。
さすがに出版される楽譜は印字されたものが多かったですが、
中には手書きの出版譜もありました。
作曲者が間違えるのか出版社が間違えるのか分かりませんが、
音符のミス・プリント(いわゆるミスプリ)が沢山ありました。
それを一つ一つ直していく作業から逃れることができませんでした。
それがコンピュータ浄書が当たり前となってきて、
ミスプリは激減しました。
作曲の仕事というのは、
五線2~4段くらいのピアノ譜を作り、
それをいろんな楽器に割り振ってスコアを作り、
スコアから各楽器ごとのパート譜を抽出していく、
という流れになると思います。
大元のピアノ譜が間違っていたらしようがないですが、
そこからはいわゆる「コピペ」となるため、
途中の過程での写譜ミスというのは考えられないのです。
それでも、パート譜抽出後、作曲者がスコアの手直しを行ったとして、
パート譜の手直しを忘れたらこちらは間違ったままになります。
逆にパート譜だけ手直ししたらスコアは置き去り。
いかにコンピュータを使うといっても所詮は人間の行う仕事。
いつまでも楽譜の校訂作業は続いていくのです。。。
実は上記にも増して困っているのが、
レイアウトのなっていない譜面が増えていること。
多くの人がコンピュータで楽譜を書くことができるようになったのは便利なことですが、
その反面、
多くの人や会社が楽譜を出版するようになって品質が低下しているように思います。
かつては出版社の「プロ」がきちっとレイアウトしたものが出版されていましたが、
今ではそこのところが疎かになっている楽譜が多いです。
1st.フルートと2nd.フルートを一段にまとめたような楽譜を例にとります。
1st.が上部音域、2nd.が下部音域を受け持っている場面ならまず問題ありません。
1st.が下にもぐって2nd.が上に行くときに問題が生じます。
同じ拍でも、場合によっては少しずらして書かないとどっちの音か分からないのに、
ピタッと揃えて書かれると読みづらくてしかたないのです。
スラーが音符と重なったり、
クレッシェンドの松葉マークの起点が楽器によってバラバラだったり、
いろんなケースが…
道具は変わっても、やはり最後は人の力なのではないでしょうか。
クロード・スミス作曲『フェスティヴァル・ヴァリエーションズ』。
スミスさんはもともとホルン奏者でしたが、
自分より上手なホルン奏者の友人をギャフンと言わしたいと思ってこの曲を書いたそうです。
私もホルン奏者だったのでよく分かるのですが、
音は高いし、音程は跳躍しまくるしで、それはもう大変難しい曲なのです。
が、スミスさんの友人はこの曲を軽々と吹きこなしたらしく、
スミスさんは地団太踏んだとか踏まなかったとか。。。
ホルンの難曲であると同時に、
ホルンの使い方をよく知ったスミスさんならではの曲でもあります。
和音楽器であるホルンですが、
大音量の吹奏楽の中でもホルンが埋没することのないよう、
敢えてハーモニーを作らず、
ホルン全員のユニゾンで他の楽器に対抗する場面をたくさん作ってあります。
また、埋没する心配のない箇所ではうまくハーモニーを聴かせます。
初めてこの曲のスコアを読んだとき、
「さすが!」と唸った記憶があります。
金聖響さんの指揮する東京佼成ウインドオーケストラのライヴ CD で、
久しぶりに『フェスティヴァル・ヴァリエーションズ』を聴きました。
金聖響さんと TKWO の相性はとてもいい感じがします。
ナイスなグルーブ感でした。
NHK の朝の連ドラの影響で買った『赤毛のアン』。
寺町の小料理屋さんの女将も『花子とアン』を観ておられ、
また、少女時代に『赤毛のアン』を読んでおられるので、
私にも「素晴らしいから読め読め」としきりに促されました。
私も早く読みたいのですが、
勤務先の OB の先輩から借りた本を読まなければならなかったり、
映画のパンフが溜まっていたりで、
『赤毛のアン』は長らく「ツンドク」の状態が続いたのでした。
が、ようやくスポッと空き時間ができたので、
ここぞとばかりに読み始めてみると…
いや~、読めるのなんのって!
きっと村岡花子さんの翻訳のリズムがいいんでしょうね。
これから何巻も読まないといけないんですが、
ハイ・ペースでいけそうな予感。
12/6(土)。
遂に『宇宙戦艦ヤマト2199星巡る方舟』の公開日がやってきた。
昨年の9月、テレビ放送の最終話で、
この劇場用新作映画製作が発表された。
そのとき、私は複雑な気持ちになった。
『ヤマト2199』の新作が作られるのは楽しみだ。
が、オリジナルの『ヤマト』は第2作以降、迷走していった(と私は思っている)
『ヤマト2199』がその轍を踏んでしまわないかと心配だったからだ。
『星巡る方舟』で描かれるのは、いつなんだろう?
ヤマト抜錨より前の2199年以前だろうか?
ヤマトの帰りを待つ2199年の地球を描くのだろうか?
ヤマト帰還後の後日談だろうか?
私にとって、後日談となるのが一番心配だった。
オリジナルの『ヤマト』シリーズが正にそうだったから。
2199年以前とか、2199年の地球の物語にはとても興味がある。
が、ヤマトが登場しないストーリーでは映画になりにくいだろう。
が、『星巡る方舟』を観て、「その手があったか!」と思った。
目的地のイスカンダルからの帰路、
デスラー総統との最終決戦までの時期のエピソードだったからである。
決して『ヤマト2199』そのものの結末に変更はない。
『ヤマト2199』を観てきた人でなければ楽しめないとは思う。
が、観てきた人には大いにカタルシスのある作品だろう。
オリジナルでは3作目の映画『ヤマトよ永遠に』のエンディングで使われた曲が、
『星巡る方舟』でも実に感動的に用いられる。
おそらく、これから数週間か、あるいは数ヶ月か、
いつも以上に MOVIX 京都に出没する私の姿があるだろう。
『ヤマト』以外にもしょっちゅう MOVIX をウロウロしているので、
大きなシネコンであるにもかかわらずどうも私の顔を覚えている人が何人かいるような気がする。
「あっ、あの人、また来てはる…」とスタッフに噂されるのだろうか。。。
革ジャンに続き、
耳あて付き帽子が今冬初登場となりました。
さらにネック・ウォーマーで襟元を固め、
万全の態勢で毎朝恒例の40分散歩(=通勤)。
これで冷たさによる頭痛に悩まされることはありません。
上半身は完璧だったのですが、
ミスったのが靴下の選択。
薄い生地の奴を履いてしまったのでした。
歩いても歩いても暖かくなりません。
家を出たときの気温がだいたい3℃。
こんな朝はブレスサーモの、トレッキング用の靴下は履くべきでした。
急激に寒くなりました。
遂に今冬初めて革ジャンを着込むことになりました。
23歳で初めて F1 を鈴鹿サーキットで観戦したときは、
まだ革ジャンを持っていませんでした。
深夜に京都を出発し、午前3時頃の鈴鹿峠通過時の気温が2℃。
寝袋もなく、冷え込むサーキットのスタンドで眠りました。
北海道に行ったこともありますが、
このときの寒さが私にとって一番です、今でも。
確かその後で革ジャンを買ったので、
26年間着続けていることになります。
毎年どこかを修繕するため「洋服の病院」に入院せざるを得ませんが、
立派に現役を張り続けている頼もしい相棒。
勤務先の近所のアイリッシュカレー店のマスターが私の革ジャンがお気に入りで、
「ああ、俺も革ジャンほしいな…」と言いながらいつも誉めそやしてくれます。
その言葉が聞きたくて、また、見せびらかしたくて、
初革ジャンの今日のお昼はアイリッシュカレー。
ホントに美味しくて癖になってます。
ホルンのY田Y氏はハリウッドの超大作などが好きなんだそうですが、
私はどうもそういうのは苦手でして。
いや、若い頃はそれなりに観たもんですよ。
でも、もう食傷気味で。
映画館通いを続けていると、観たい映画のリストは予告編を基に考えます。
クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』は、
ハリウッドの超大作であるにもかかわらず、
予告編を観ているうちに本編を観たい気持ちが醸成されていった作品のひとつです。
きっと、深い人間ドラマを予測させる何かを感じ取ったからだと思います。
タイムテーブルによると、予告編も含めて3時間かかることになっています。
映画好きの私でも、3時間となるとそれなりの準備が必要です。
11月最後の日曜日、体調をバッチリ整えて MOVIX 京都に行きました。
前日観た『100歳の華麗なる冒険』と同じく、えらく空いていて拍子抜け。
特に『インターステラー』は一番目か二番目に広いシアターでかかっているので、
『100歳』より動員が多いにもかかわらず空いている感じがしました。
おそらく11月最後の土日ということで、
紅葉狩りなどアウトドアを楽しんでいる人が多いのでしょう。
映画好きの私には勿怪の幸いですが。
さてさて、『インターステラー』は父と娘の繋がりが大きなテーマではないかと思いました。
地球滅亡、宇宙探査、時間の不可逆性の反転など SF 的見所満載でもあるのですが、
私はやはり人間ドラマがいいなと思いました。
主演はマシュー・マコノヒー。
昨年、『ダラス・バイヤーズクラブ』で20キロくらい減量し、
凄絶な演技をみせてくれたマシュー。
さすがです。
そういえば、
SF 超大作で、
やはり父と娘の繋がりが重要なファクターで、
私の大好きな映画のトップクラスにランキングする『コンタクト』では、
主演のジョディ・フォスターの恋人役を演じたのがマシュー。
何だか不思議なご縁ですな。
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