2015年01月
寺町夷川の小料理屋さんの女将さんが、私の顔を見るたび、
「『ごちそうさん』観ました?」
「今日の『マッサン』どうでした?」
というのが習慣となっていまして、
吉高さんの主演された『花子とアン』もいつも話題に上るのでした。
そんな影響で買った村岡花子さん翻訳の『赤毛のアン』全11巻セット。
その第1巻を読み終えました。
「なんてよくしゃべる女の子なんやろ」と最初はうるさく感じていたのですが、
だんだん愛おしい存在に変わっていきました。
小澤征爾さんの本を読んでいる間も、これを早く読み終えて、アンの第2巻に移らなきゃと思うほどでした。
この歳になって『赤毛のアン』もないのかも知れませんが、正直いって面白いです。
小澤征爾さんの『ボクの音楽武者修行』を読み終えました。
24歳でヨーロッパに渡り、ブザンソンの指揮者コンクールで優勝して、ミュンシュやカラヤンの教えを受け、ニューヨーク・フィルでバーンスタインのアシスタント・コンダクターになるまでの約3年を、小澤征爾さん自身が書き著した書です。
もちろん音楽のことが中心ですが、いろんな人(特に海外在住の日本人)との交流や、スキーに行ったこと、ヨーロッパでの車の運転、体調を崩して寝込んだことなど話題は多岐にわたり、とても楽しく読むことができました。
文体には小澤征爾さん独特のリズムがあると思いました。
私も勉強したいと思います。
蝋梅2015年1月28日

京都御苑、出水の小川の近くに咲く「蠟梅(ろうばい)」。
私、ずっと「老梅」だと思い込んでいましたが、全然違いました。
しかも「梅」ではないそうです。
今朝はかなり冷え込みました。
これから寒い日が続くそうです。
が、蠟梅を見ると、少しずつ春が近づいてきているんだなと思います。
こんなオジサンも、恋愛映画、ラブコメは好きなのです。
そんなもんで『あと1センチの恋』が気になっていたのです。
が、土日の座席が埋まっていく状況をネットで観ていると、見事に2席ずつ。
「これはカップルで溢れかえるに違いない」と思って、土日を避けます。
ってことで平日の昼間、社でネット予約して、半休を取って観に行くことに。
こんな時に限って退社間際に仕事が。
しかし、後輩に押し付けて脱兎の如く駅へ!
なんとか間に合ってシアターに入ると、おいおい、平日やというのにカップルだらけやないかい!
ええっと、オジサンは…あっ、居た居た!
でも、私とそのオジサンだけ…
すんごいアウェーな感じの中での鑑賞。
幸い、両隣に誰も座らなかったのが救いか。。。
で、映画の内容はというと、タイトルからして大体想像がつくことと思います。
そしてラストはというと、期待通りの○○○○・○○○です。
歩くの大好きなんですが、ここんとこ膝が痛くて。
膝のお皿と言うんでしょうか、こいつがスコッと抜け落ちてしまうんじゃなかろうか、って感じなんです。
朝、歩きはじめてまだ体が温まりきっていないときに信号に差し掛かり、もうすぐ赤に変わりそうだから小走りしよう、というのが怖くて、次の青まで待ったりするのです。
温まったら小走りくらいはいいのですが、今流行のランニングなんてとてもとても。
やっぱり老化してきているんでしょうな。
ある日、スポーツ館ミツハシに立ち寄って、膝サポーターを買ってみました。
いい感じに装着するのが難しいです。
ふわっとした感じにするとズレてくるし、しっかり締めすぎると痺れてくるし。
でも、ちょうどいい感じに締めると、こいつはなかなかの優れものでした。
まず何より、膝が温かくて快適。
膝のお皿が取れてしまいそうな感じがしないので、なんだかランニングでもバレーボールでもできそうな気がするのです。
(実際にはしていませんが…)
とはいうものの、長時間装着するものでもなさそうです。
一度、会社に付けて行ったことがあります。
駅まであるくのは快適だったし、じっとしている電車の中でもいい感じでした。
が、デスクワークを1時間もしたら足が痺れてしまい、外すことになりました。
とても夕方まで持ちませんでした。
激しい動きのときに限定したほうが良さそうです。
一週間前の土曜日、1月17日。
阪神淡路大震災発生から20年の節目を迎えたこの日は一日を静かに過ごそうかと思っていました。
が、東京芸術劇場で開かれる東京佼成ウインドオーケストラ第122回定期演奏会を聴きに行きたいという衝動を抑えきれず、翌日の日曜合奏で用いるスコア5曲分を抱えて東京日帰りを敢行しました。
京都駅を10時過ぎに発車する「のぞみ」に飛び乗り、いざ東京へ。

≪富士山が割とキレイに見えました。電線が邪魔ですが…≫
かつては東京駅まで乗ったものですが、東京芸術劇場のある池袋まで行くなら、品川乗り換えで山手線外回りのほうが少し早いでしょうか。
ところが目論見が外れ、何かが線路内に入ってしまったらしく、その確認と撤去作業のため山手線はノロノロ運転。
池袋に着いたらホッと一息、お茶でも飲んでからゆっくり鑑賞、と思っていたのですが、14時の開演ギリギリ、でもないのですが、お茶を飲む時間はありませんでした。
これまで何度か東京芸術劇場に足を運んだことがありますが、いつも池袋駅から地下の連絡通路を通っていたので、地上の様子をよく知りません。
今回、はじめて地上ルートで行ってみました。
巨大な建物だというのは分かっていましたが、今回あらためて、そのデカさに圧倒されました。

席は当日券。
せこいことはせず、バーンとS席を求めます。
すると、2階席の前から4列目中央やや下手寄りが横並びで6席スポッと空いています。
おそらく当日売り用に最初から空けてあるのだと思われます。
その6席の中で最も会場の中央に寄っている席を購入。
結局、残り5席には誰も来ず、図らずもベスト・ポジション・ゲットと相成ったのでした。
第122回定期は、TKWO 首席客演指揮者のトーマス・ザンデルリンク(ロシア出身)のタクトによるロシア・プログラム。
第1部一曲目はムソルグスキー作曲『聖ヨハネ祭の夜』。
と書くと、何の曲だかよく分からないかも知れませんが、実は『禿山の一夜』なのです。
中学校の音楽の授業で、標題音楽の代表作として聴いたという方も多いのではないでしょうか。
今回は伊藤康英さんによるオリジナリティあふれる編曲で聴かせていただきました。
激しい曲のイメージが強く、金管楽器の荒々しさなどが印象に残ると思われるかもしれませんが、私には木管楽器の美しさが特に印象的でした。
第1部二曲目はハチャトゥリアン作曲『ヴァイオリン協奏曲』。
18年前にマエストロ・フレデリック・フェネルの TKWO 桂冠指揮者就任を記念したコンサート・ツアーで、ヴァイオリンの代わりにフルートのソリストを招いて演奏された懐かしい楽曲です。
今回は神奈川フィルのソロ・コンサートマスターである石田泰尚さんをソリストに迎えて、ヴァイオリン・ソロをヴァイオリンで奏でる形態です。
いやはや、カッコよかったな。
第2部はムソルグスキー作曲『展覧会の絵』。
久保さんの完璧なトランペット・ソロに導かれ、「キエフの大門」に至る偉大な旅に同行させてもらいました。
アンコールはアストル・ピアソラ作曲『タンゴ・エチュード』。
初めて聴く曲でした。
全曲を通して最も印象に残ったのはクラリネット・セクションの音色の美しさ。
特に弱奏の場面での柔らかさは際立っていたと思います。
久しぶりに聴く TKWO の生演奏。
最初、少し緊張しながら聴いていました。
ちょっと楽しめなかった。
あまりに楽しみにし過ぎていてこうなること、ありますわな。
しかし、だんだん自分自身がほぐれていくのが分かりました。
最後には音楽に没頭して、体全体が耳になる感覚が戻ってきました。
帰りは池袋駅から山手線外回りで東京駅へ。
隣に座った鉄分の多いおばちゃんたちが、今乗っている車両は東京駅開業100周年記念のラッピングが施してあると大声でしゃべっていました。
せっかくなので東京駅で降りた際にカメラに収めました。

さて、新幹線車中でのスコア読みですが、往路はまるまる『レ・ミゼラブル』にかかりきりとなりました。
それでも読み切れず、復路の最初のほうも使って『レ・ミゼラブル』完結。
残り時間を残り4曲のスコア読み&小澤征爾さんの若き日の本を読んで、ちょうど京都。
そして1月18日(日)へと繋がっていきます。
あかぎれ2015年1月24日
年の瀬の大掃除で雑巾掛けに精を出しすぎて、左手の親指の爪の横がパックリ割れてしまいました。
この時期のパックリ割れは全く塞がる気配を見せず、日に日に痛みが募ります。
遂に耐え切れなくなって1月18日の日曜練習の時にはバンドエイドを巻きました。
直接物が当たらなくなって痛みは随分マシになりましたが、表面がツルツルしているので、タクトを取り落としてしまいそうで困りました。
それに、濡らすとなかなか乾かないし…
翌日、バンドエイドがなくなってしまったのでドラッグストアに買いに行きました。
すると「あかぎれ保護バン」なる商品を発見。
手の甲のような比較的平らな面に貼るタイプと、指先に巻きつけるタイプを売っていたので、迷わず指先用を購入。
これがすこぶる良い!
傷をしっかり隠してくれて、指へのフィット感もなかなか。
ツルツルしていないので書類をめくったりもしやすい(もちろん何も巻いていないのに越したことはないが)。
また、吸汗速乾タイプのインナーみたいに濡れてもすぐ乾きます。
「よし、これで1月23日の合奏は気持ちよく振れるゾ」と思っていたのですが、残業で間に合いませんでした。。。
副団長H谷さん、練習の様子を報告いただき、ありがとうございました。
コンサートマスターU野さん、指揮していただき、ありがとうございました。
7月のせせらぎコンサートで演奏するのは十数曲。
今のところ練習に取り組んでいるのが5曲。
道のりはまだまだ遠いです。
とりあえず、この5曲をおさらいしようという会を1月18日の日曜日の午後帯に行いました。
1月16日の金曜日の打楽器の気合が凄かったですが、日曜日は参加人数や合奏時間の都合上、用意してくれた楽器は少なめ。
いや、だから気合が入っていないという意味じゃないですよ。
現実に合った対応をしてくれたということです。
これまで、どの曲もあまりテンポを上げずにじっくり取り組んできましたが、日曜日はどの曲もほぼイン・テンポで通しました。
そして小返ししました。
燃える合奏になりました。
1月16日(金)、今年2回目の練習。
『レ・ミゼラブル』の初合奏をするということだからだと思うのだが、
スタジオの空気が違った。
特に打楽器など、演奏会の半年前とは思えないくらい、
超ホンキな楽器を揃えているのだ。
私の思惑としては、『レ・ミゼラブル』は程々に進めばいいかなと思っていた。
が、打楽器パートの本気度を感じ、とにかく全曲合奏しなげればいけないと思った。
案の定、合奏の出来は酷かった。
準備できていない人の音の酷さといったらなかった。
が、それでも終止線まで行った意味は深かった。
音に対する想いが深く感じられる合奏だった。
今日から、大曲『レ・ミゼラブル』の合奏がスタートします。
いつもならスコアを微に入り細に入り読んでいくのですが、この曲でそんなことをしていたら本日の合奏に間に合いそうにありません。
(事情により、打楽器に関してだけは微に入り細に入り読みましたが)
微に入り細に入りは各プレーヤーさんにお任せするとして、今回は大掴みする感じで読んでみました。
果たしてどんな合奏になるでしょうか?
明後日は本年初の日曜合奏。
うまい具合に明日、ゆっくり時間が作れそうなので、今日の合奏を踏まえて微に入り細に入りしてみようかな。
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