猛者と出会う2022年3月13日

コロナ禍によって大きく変わったことの一つに、
指定席の増加が挙げられると思います。

京都シネマは以前、
窓口でチケットを買った順番に入場して自由に席を確保するシステムでした。
それが今では指定席制。
他の多くの劇場と同じく、
インターネットでの事前予約が可能となりました。

便利ですので、
他の劇場ではインターネット予約はよく利用します。
が、
京都シネマでは未だインターネット予約したことがありません。
なぜなら、
「発券」されないからです。

私の頭はやっぱり古く、
「半券」がないと落ち着かないのです。
また、
半券をノートに貼って記録するためでもあります。

「紙」で出力してもらうためには当日窓口に並ぶ必要があるので、
京都シネマで映画を観るときは朝から並ぶのが今でも習慣です。

そんな訳で、
朝イチから長椅子に並んで座っていると、
隣のおじさん(おそらく70歳前後)から唐突に、
「今日は何を観るんですかな?」
と声を掛けられました。

それを機に開場までおしゃべりしたのですが、
この方、
おそらく年間300本以上を劇場で観ておられるのです。
これまでに観た映画を詳細に記録した手帳を見せてくれました。
いつ、どこで、何を観たのかが分かる手書きノートです。

半券を貼っているだけなのとはレベルが違います。
恐れ入りました。