スピードスター2023年4月15日

WBCでの侍ジャパン優勝で、
野球は盛り上がりました。
今でもそれは続いていると思っているのですが、
皆さんはいかがでしょうか?

私はここ数年、
高校野球は大好きでしたが、
プロ野球からは少し距離を置くようになっていました。
「負けたら終わり」の必死さの中で戦う高校球児と、
どうしても「明日があるさ」が垣間見えてしまうプロ野球選手。
やはり高校野球に魅かれてしまうのです。

しかし、
WBCは違いましたね。
ハイレベルなプロ選手が「負けたら終わり」の必死さを全面に押し出していました。
こうなると、もう。

先日、東京ドームで行われた巨人vs阪神。
地上波だったりBSだったりしましたが、
日テレのテレビ中継を観ました。
7回までパーフェクトピッチを続けた阪神の投手(名前を忘れました)。
次の回にピッチャーが変わった途端、
同点ホームランを打った巨人の岡本選手(侍ジャパン)。
3者三振に切って取る阪神のクローザー・湯浅投手(侍ジャパン)。

これら印象に残った選手の活躍が同一試合だったか、
別の試合だったか判然としないのですが、
いずれにせよ巨人vs阪神の同一カードでのこと。
特に仁王立ちする湯浅投手のピッチングが凄くて、
惚れ惚れしました。

こんな風に侍ジャパン選手のリーグ戦での活躍は特に注目されていて、
昨日はロッテの佐々木投手と、
オリックスの山本投手の投げ合いがあったようです。
いずれも侍ジャパンの先発投手同志ですから、
見事な投手戦だったようです。
昨夜はせせらぎの練習日なので観ることはできませんでしたが、
観てみたかったな。

さて、
私が注目し続けているのは、
ソフトバンクの周東佑京選手です。
WBC準決勝。
1点ビハインドのメキシコ戦。
大谷選手が二塁打を打ち、
吉田選手がフォアボールで出て、
村上選手が打って逆転。
そりゃ当然、
最後に打った村上選手が注目されて当然ですが、
逆転のホームを踏んだ人を忘れちゃいけません。
吉田選手の代走に出た、
周東選手です。

村上選手が打ってすぐ、
大きなリードをとり、
打球が抜けたと見るや否や猛ダッシュ。
大谷選手を追い抜かんばかりのスピードでホームイン。
周東選手の激走がなければ、
逆転には至っていないかもしれないのです。

思い返せば、
前回のプレミア12。
これも野球の国際大会ですが、
稲葉監督率いる侍ジャパンが優勝しています。
今回のWBC同様、全勝優勝だったと思うのですが、
WBCメキシコ戦同様、
かなり競った試合があったのです。
それがオーストラリア戦です。

三塁ランナー、周東。
バッター・源田。
この二人の阿吽の呼吸でスクイズが決まりましたが、
スピードスター・周東選手をもってしてもギリギリのホームインでした。
この1点がなければ勝てたかどうかという貴重な得点でした。

かくも、
侍ジャパンは周東選手の「足」に助けられています。

やっぱりスピードは魅力的です。
子どもの頃から駆けっこが遅かった私にとって、
特別なものです。