ベースライン2025年11月16日

スコアが製本できたら、
小節番号を振ったり、
ミュートを付けはずす箇所をチェックしたり、
弦バスがアルコなのかピチカートなのか見たり、
具体的な打楽器名を書き込んだり、
細々した仕事があります。

いざ、じっくり読む段になると、
ピッコロから打楽器まで縦に読み、
段々と横に進んでいくことが多いです。

バスーンのUさんから、
「『吹奏楽のための神話』では、
1st.と2nd.で動きが違う箇所が多いので、
基本は1st.を演奏するとして、
2nd.にまわった方がいい箇所があったら指示してください」
とアピールがありました。

『吹奏楽のための神話』では、
バスーンに限らず、
低音楽器の音が2つに分かれる場面が多々あります。

低音は、
オクターヴ離れることも含めた「ユニゾン」であることが多いです。

4度か5度の「ディヴィジ」も割とありますが、
そんなに狭くは感じません。

それが『神話』では、
のっけから2度という狭さの「ディヴィジ」が出てきます。

テューバがベースラインを離れてユーフォニアムと同じ動きをする場面もあります。

そんなこんなで『神話』は、
先にベースラインだけチェックするという、
横向きの読み方をしてみました。

Uさんからの要請に早めに応えられたとともに、
ベースから読んでいくと音楽の作りが読み取りやすいことがわかりました。
今更ながら。。。

やはり土台は大切です。