長野へ…2013年6月8日
6月6日(木)、出張で長野へ行ってきました。
長野・新潟・富山・石川・名古屋・静岡・山梨・東京・大阪にある系列局の担当者が集まり、
諸々の懸案事項の解決を目指す会議に出席するためです。
(いつになく硬い書き出しです)
9時少し前の「のぞみ」で京都を出発。
名古屋で中央本線の特急「しなの」に乗り換え。
約3時間かけて長野に向かいます。
「しなの」といえば確か、振り子式車両第1号だったのではないかと思います。
振り子式車両とは、曲線区間でスピードを落とさず走行できるよう、
車体をカーブの内側に傾けて走ることができるものです。
しかし、あまり乗り心地のよいものではありませんでした。
乗り物に弱かった子供の頃、特に「しなの」には酔いました。
しかし、現在の「しなの」は改良されています。
機械的な詳しいことはよく分かりませんが、
かつてはカーブに入ってから、つまりカーブを検知してから傾きだし、
カーブが終わってから元に戻る、
パッシブな振り子だったと思います。
その作動が不自然で酔ったのだと思います。
現在はカーブに差し掛かる少し前から傾き始め、
カーブ終了にあうように元に戻ってくるという、
アクティヴな動作をするのです。
先頭車両の一番前の席でかぶりつきで車窓風景を見ていたら、
きっと楽しくて楽しくてウキウキするでしょう。
私の席はそうではありませんでしたが、
心地よい振り子の動作に身を任せ、
なんと、せせらぎコンサート演目の鼻歌トレーニングが
全プログラム×2回もできてしまったのでした。
(おいおい、会議の資料とか、読まんでいいのか?)
長野到着まであと少しというところ。
「しなの」は山の上から、
善光寺平と称される長野盆地に下って行きます。
その車窓風景が絶景!
日本三大車窓風景のひとつ、「姨捨(おばすて)」です。
善光寺平の雄大な眺め、美しい棚田…
お天気はもうひとつでしたが、素晴らしかった!
長野駅前で信州そばをいただいたあと、
14時から18時は会議ですが、
内容割愛。
(おいおい…)
19時からは懇親会。
善光寺門前の「藤屋御本陣」という江戸時代創業の老舗。
かつては加賀・前田家が参勤交代の際に本陣として利用していた、
由緒ある旅館だったとのこと。
大正時代に、大正ロマン溢れる和魂洋才の館として生まれ変わったそうです。
現在はレストランや、披露宴の会場として利用されているそうです。
あまりに美味しく、あまりにいい雰囲気で、
これでもか!というほど呑んでしまいました。
締めの言葉を頼まれたのですが、
あまりに楽しすぎて、
挨拶しなければならないのにゲラゲラ笑うばかりで
何もしゃべることができないのです。
(私は酒が入ると楽しくなる性質なものでして…)
呆れた幹事局のIさん、
別の人に締めを振ったのでした。
会議での発言ゼロ、
この日唯一の仕事(えっ?これが仕事?)すらまともにできず、
私は何をしに長野まで行ったのでしょうか?
散会後、誰も居ない深夜の善光寺に繰り出しました。
もちろん本堂は閉まっていますが、
誰も居ないお寺は清々しくて気持ちよいものでした。
お参りを終えて、ふと参道の脇に目をやると、
なんとお守りの自動販売機がありました!