無題2009年2月9日

映画『おくりびと』、えらいことになってきています。既にモントリオール世界映画祭でグランプリを獲得していましたが、1月には米アカデミー賞外国語映画賞の最終ノミネート5作品のうちの一つに選ばれました。『たそがれ清兵衛』以来だそうです。
 昨年9月13日に公開されたのが、MOVIX京都では1月9日終映というロングランを記録。まるでスタジオ・ジブリ作品のような長期公開だったのですが、1月24日からアンコール上映開始。1日3~4回というロードショー並みのか
かり方です。またこういう場合、1~2週間限定というケースが多いのですが、現時点(2/7)でも終映日未定という異例中の異例。じんわりしたヒット作となっています。
 見逃していたミスター・テューバも新人金融レディもこれで観にいくことができました。気に入ってくれたようで何よりです。私もあと何回か劇場に飛び込むことでしょう。
 
 さて、2/6(金)は『ジャパグラ13~スポーツは青春ダァー』を合奏しました。前の週、1/30(金)のラストでざっと通しておきましたので、いきなり細部の詰めから入り、終了時刻間際に通しました。
 いくつか感じたことを。
 伸ばしの終点が1拍目アタマの8分音符(4/4拍子を想定してください)の場合、長くすると変ですが、ものすごく速いテンポやスタッカーティシモ指定でもない限り、短すぎるのも変だと思います。特に終点の8分音符で和音が変化し
て締めくくりとなるときはなおさらです。半音の長さ(音価)を意識しましょう。
 この曲での修飾音は前出しに揃えるほうがよいと思いますが、どソロでない限り、どれくらい前出しするかの打合せが必要ですね。という訳で打合せました。
以後は習熟が必要だと思います。
 金管楽器にとってのスラーはやっかいなもの。音の移り変わりをすんなり行うのは難しい技です。
 が、難しく考えすぎるのもどうかと。要するにすんなり移り変わっているように聴こえればいい訳であって、何が何でもノー・タンキングで頑張らなければならない訳ではありません。
 この曲の場合、トランペットやホルンの『タッチ』のメロディーでは、スラーのところで敢えて「R」系の柔らかいタンキングを使ったほうが曲調にもマッチするのではないかと思うのです。
 
 前の週の『ディスコ・キッド』と同じく全体にテンポを落とした合奏。余裕を持って、音がはまった感覚を捉えてもらえていれば幸いです。