通し稽古2012年5月7日

5月6日(日)、遂に通し稽古の日がやってきました。
この日はいつものニューセンチュリースタジオから離れ、
JR花園駅の南側にある右京ふれあい文化会館での練習です。

午前中は、
7月の「せせらぎコンサート」第1部で演奏する4曲の練習です。
とにかくどの曲もアタマから演奏してもらいますが、
ここは何度か稽古したほうがいいなと思う箇所があればとめて、
小返ししていきます。

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ところで、この「小返し」という言葉を私が使い出したのは、
勤務先のコマイ先輩が使っていらっしゃったのを真似しだしてからです。

10年以上前、私がラジオのディレクターをしていた頃、
コマイさんは音声担当で、よく私の担当番組に就いてくれました。
外録といって、社外に出掛けて録音する仕事も殆んど一緒で、
日帰りのこともあれば出張で泊りがけというケースも多く、
まさに同じ釜の飯を食った感があり、
今でも社内で最も馬が合う先輩です。

音楽を録音する仕事のとき、
「通し稽古を聴かせてもらうのもいいけど、
リハーサルで小返ししてはるのを聴くと、
強調したいポイントがわかってとても勉強になる」
というような言い回しで「小返し」という言葉を使っておられました。

以来、何気なしに「小返し」と言ってきたのですが、
今日はちょいと広辞苑でこの言葉の意味を調べてみました。
1.軍勢の退却後、一部のものが引き返して戦うこと。
これじゃないですね。
2.演劇や稽古事で、未習熟の部分を繰り返し稽古すること。
これですな!

そういえば、コマイさんはドラマのカメラマンをしていた時期もあるので、
稽古関連の用語をよくご存知だったのでしょう。

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第1部4曲目が終わったのが、ぴったり正午。
13時まで昼食休憩です。
練習場、ガラ~ンとしています。

そして第2部5曲の小返し。
15時10分くらいまでかかりました。

このあと、全曲を通し稽古しました。
私はよく「ぶっ通し」というのですが、
これまでの成果が出ているところもあれば、
まだまだ修行が足りないと思うところもあります。
いずれにせよ、やって良かったと思います。
足りないところ、あと2ヶ月弱、詰めていきましょう。