リアル・ニルスの不思議な旅2020年8月7日

朝イチから出勤しなくて大丈夫やな、
よし、映画観てから行こか、
ホームページで時間の合いそうなの探そ、
おっ、この映画面白そやな、
行ってみよか。

こんな感じで観に行く映画を決めることもあります。
そして昨日観たのが『グランド・ジャーニー』という作品。
予告篇や宣伝の類を観た記憶なし。
事前情報は劇場のホームページの短い紹介文だけ。
ほぼまっさらな状態で観ました。

都会に住む少年が、
渡り鳥を研究している父親の住む湿地帯で休暇を過ごすことになります。
ネットも繋がらず、
最初は都会に帰りたがっていた少年ですが、
父が孵化させようとしていた卵からガンの雛が生まれる瞬間に立ち会うと一変、
父と共に鳥たちとの生活にのめり込んでいきます。

父はラップランドから南仏まで、
渡り鳥に安全な飛行ルートを教えることを目指しています。
そのために鳥たちと家族同然の生活をし、
ゆくゆくは超軽量飛行機で鳥たちと一緒に飛ぶ計画なのです。

ところが父は各方面の許可を取っておらず、
鳥たちが役人たちに捕まりそうになったとき、
少年は鳥たちと共に飛び立ってしまいます。
幾多の苦難を乗り越え、
少年はラップランドから南仏までの鳥たちとの飛行に成功、
安全な飛行ルートを教えることが出来たのです。

実話に基づいた物語で、
ドキュメンタリーにもなったりして有名な話なのだそうですが、
私は全く知りませんでした。

嵐の中の飛行シーンはさすがに CG を使ったそうですが、
それ以外は実写だそうです。

胸に突き刺さる映画でした。
涙と鼻水がどうしようもないので、
マスクは付けていられませんでした。

私にとっての今年のベストワンと巡り会いました。