12音階の練習2012年5月25日
以前、エキストラ出演してくれた人に、
「なんじゃ、この音の合ってないバンドは!」と、
せせらぎは酷評されたことがあります。
吹奏楽でよく使われる言葉に「イン・ベー・バンド」というのがあります。
横文字にすると「in B♭ band」。
B♭の音、あるいはB♭の調は合っているけれども、
それ以外はからっきし合っていないバンドを揶揄する言葉です。
きっと、せせらぎはこの状況に陥っているに違いない。
これは何とかしないといけない。
それではじめたのが12個の長調の音階練習です。
吹奏楽に編成される楽器は、ハ長調(C)ばかりではありません。
移調楽器が沢山あります。
ヘ長調(F)がホルン、イングリッシュ・ホルン。
変ロ長調(B♭)がクラリネットやトランペットなどの多数派。
変ホ長調(E♭)がアルト・サックスやアルト・クラリネットなど。
なので吹奏楽にとってのセンター寄りは変ロ長調(B♭)ということになり、
基本の音階練習というと、ついついそればかりになりがちですが、
やはりそれでは耳が鍛えられないのですな。
また、実際の楽曲にはいろんな調が出てきます。
B♭の調だけ練習しておいても対応しきれないのです。
週に一つの調を音階練習して、
12週かけて一回りするペースでやってきました。
もう10年くらいになるでしょうか。
今でも音を間違えることはありますが、
着実に力をつけてきたのも確かです。
このところ、楽曲を合わせていて、
破滅的な響きに陥るということはグッと減りました。
12音階を毎回毎回サラサラッと演奏できるくらいになればいいんですが、
なかなかそれは難しいかなぁ~
まぁ、とにかく、これからもコツコツやっていきましょう。