引継ぎ2022年11月14日

ある日、
近所のお寿司屋さんで呑んでいたら、
2期後輩のS君が入ってきました。

中学時代、
私が3年でホルンを吹いていたとき、
S君は1年生でユーフォニアムを始めました。

小学校も一緒だったので家も近所。
こうしてお店で会ったり、
地域の行事で顔を合わせることがちょくちょくあります。

この日は一家5人揃っての登場。
すると一番下の娘さんが、
緊張した面持ちで、
「先輩の662を引き継いでいます」
というようなことを私に向かって言わはりました。

最初、何のことかさっぱり分からず。。。

しばらくお話してやっと分かったのですが、
「662」とはヤマハのホルンのモデル名だったのです。
正確には「YHR-662」

私の中学時代、
個人持ちの楽器を持っている人など殆どおらず、
大概は学校の備品である楽器を弾いていました。
ホルンで一番いいモデルがYHR-662で、
代々3年生が吹いてきました。
私の2期上の先輩も、1期上の先輩も吹いておられ、
私がそれを引き継いだし、
引退後は後輩に引き継ぎました。

なんと、
その同じ楽器が今でも現役ということです。
ざっと45年は使い続けていることになります。
あまりにも丈夫で長持ちなのにビックリしました。

その楽器を今吹いているのが、
S君の娘さんであるというのも感無量です。