東京佼成ウインドオーケストラ第134回定期演奏会を聴く2017年6月14日

6月10日(土)。
東京佼成ウインドオーケストラ( TKWO )の第134回定期演奏会を、
池袋の東京芸術劇場まで聴きに行ってきました。

指揮は、
首席客演指揮者のトーマス・ザンデルリンク。

演奏会のテーマは、
“巨匠が紡ぐ悲哀の時”。

それに基づく演奏曲目は、

ストラヴィンスキー作曲『管楽器のための交響曲』
リード作曲『「ハムレット」への音楽』
チャイコフスキー作曲『バレエ音楽「白鳥の湖」ハイライト』

ストラヴィンスキーの『管楽器のための交響曲』は、
ドビュッシーの追悼曲だったそうです。
知りませんでした …

リードの『ハムレット』は、
シェイクスピアの戯曲に題を求めて書かれたもの。
主要人物の殆どが死んでしまうという、
痛ましいストーリーなのだそうです。

そして『白鳥の湖』。
バレエの解釈はいろいろあるそうですが、
お姫様も王子様も死んでしまうという悲劇的な展開もあるそうです。

演奏は、これ以上のものは考えられないくらい、完璧でした。
まるでレコーディング・セッションに立ち会っているかのようでした。
『管楽器のための交響曲』は特筆に値します。

TKWO が、
力むことなく、
充分にコンサートホールを響かせている様。
勉強になります。