2017年07月

蝉の声2017年7月31日

朝一番で鳴き始める蝉。
おそらく羽化したてだと思います。
(子供の頃から蝉採りが大好きですが、
捕まえることが好きなだけで、
実は蝉の生態をちゃんと勉強したことがありません。
なので朝イチの蝉が羽化したてかどうかはホントは知りません … )

毎朝、これで目が覚めます。
が、知らず知らずのうちに二度寝してしまって …
次に気がついたら蝉の大合唱。
それでもまた寝落ちしてしまって …

デシベルを測ったらかなりの数値になると思いますが、
最初はうるさいなと思っても、
だんだん気にならなくなります。
蝉の声に静けさを感じるという日本人の感性なんですな。

朝の体操をしながら CD を聴こうとします。
蝉の声が凄いので、
やめとこうかと思いつつ、
やっぱり聴きます。
不思議と CD の音楽と蝉の声とを聞き分けています。

京都御苑を歩くとサラウンドで蝉の大合唱。
なかなかいいもんです。

が、御池通りの街路樹の蝉の声は、
風情なんてものを通り越してました。

体感気温2017年7月30日

日々うだるような暑さが続きます。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

歩くのが大好きな私も、
かなりへばっております。

が、緑の多い場所は助かります。

例えば、京都御苑。
門を潜ると気温が5℃くらい下がる感覚があります。
ヒヤッとした空気が堪りません。

問題は御苑を出るとき。
一気に10℃くらい上がるような感じ。
参ります。

リズム中心に2017年7月29日

7月28日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 1
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 8
アルト・サックス × 2
テナー・サックス × 1
トランペット × 4
ホルン × 3
トロンボーン × 1
ユーフォニアム × 1
テューバ × 1
パーカッション × 2

そして私の計27人で合奏を行いました。

『フェスティヴァル・ヴァリエーションズ』の稽古を続けています。
リズミカルなこの曲に対応するため、
基本練習のパターンもリズム中心に置き換えました。

なんで今まで気付かなかったんやろ?

が、そうしたからといってすぐに対応できるものでもありません。
地道にやっていきましょう。

『心が叫びたがってるんだ。』を観る2017年7月26日

『心が叫びたがってるんだ。』は、
2年ほど前にアニメーション映画として公開されたものの実写化。
最近多いですな、実写。。。

行こうか行くまいか散々悩みました。
私が行っても浮いてしまいそうだし …
(真っ暗になる映画館でそんなつまらんこと考えんでもええのやけれど)

でも、監督が熊澤尚人さんだというのが決め手になりました。

そのフィルモグラヴィーを覗くと、
『虹の女神 Rainbow Song 』
『 DIVE !! 』
『おと・な・り』
『君に届け』
と、私の好きな作品群が並びます。

熊澤監督ならハズレない、
と思って観に行ったら、
その通り、
当たりでした。

繫ぎ2017年7月24日

かなり前に書いたのですが、
・E♭クラリネット
・アルト・クラリネット
・ユーフォニアム
が物凄く重要だと思っています。

・E♭クラリネット

ピッコロやフルートなどの高音域と、
B♭クラリネットとを繋ぐ重要な役割

・アルト・クラリネット

サードB♭クラリネットとバス・クラリネットを繋ぐ重要な役割

・ユーフォニアム

金管の中音域と低音域を繋ぐ役割

木管と金管を繋ぐ役割

ということは、
サックス群も繫ぎの役割を担いますな。
木管と金管を繋いでますから。

もちろん、すべての楽器が重要なのですが、
繋ぐ役割の重要性を訴えたいと思ったのです。

特に、E♭クラリネットとアルト・クラリネット。
ついつい特殊楽器と捉えられがちですが、
本来はなくてはならない楽器です。

そんな意味でおろそかにしてほしくないのが、
各楽器のセカンド。

単純化するため、
各楽器ともファースト、セカンド、サードがあるとします。

ファーストは高音部を担当します。
そして、音楽性でその楽器群を引っ張っていってほしい役割です。
その代わりと言ってはなんですが、
でかく弾かなくても大丈夫。
高音部は聞こえますから。

サードは土台です。
ボリュームでしっかり楽器群を支えてほしい。

で、セカンド。
ファーストとサードを繋ぐ役割。
そして、セカンドなしでは和声のムードが成立しません。

おそらく、弾いていて最も難しいのはセカンドです。
板挟みにあっていると言ってイイかも。

かつてホルン奏者だった私は、
人繰りの都合でファーストあるいはサードを数多く担当しました。
が、セカンドを担当したとき、
あまりにも難しかったのを覚えています。

筆跡2017年7月23日

『フェスティヴァル・ヴァリエーションズ』は、
手書き時代の楽譜です。
作曲者のクロード・スミスが書いたスコアが手書きなら、
そこから起こされたパート譜も手書き。

ある日の合奏後に、
パート譜の拍子記号が抜け落ちてる箇所があるという指摘をいただき、
これはスコアとパート譜との照合が必要だなと感じました。

各パートに協力してもらい、
パート譜を見せてもらっているのですが、
面白いのは、
パート譜によって筆跡が違うこと。

複数の写譜屋さんが書かれたのですな。

クロード・スミスがスコアを書いた際、
明らかに書き間違えたと思われる箇所も、
パート譜だと修正されていたりします。

まだ読み切れていませんが、
中にはスコア同様パート譜も間違ったままという箇所もあるでしょう。

写譜屋さんの書き間違いもあるでしょう。

が、意外と間違いだらけではないようにも思えるのです。

コンピュータ浄書の時代になってから、
コンピュータ任せになってしまって、
人間のチェックがおろそかになってしまっているように思います。

手書き譜の方が案外きちんと点検されているかも。
それに、手書き譜は味わい深い。

『フェスヴァリ』3回目2017年7月22日

7月21日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 3
イングリッシュ・ホルン × 1(見学)
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 7
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 1
テナー・サックス × 1
トランペット × 3
ホルン × 4
トロンボーン × 2
ユーフォニアム × 2
テューバ × 1(見学)
パーカッション × 1

そして私の計30人で合奏を行いました。

この日はバスーンの入団者をお迎えしましたが、
残念ながらリードを忘れたとのことで、
音は出されませんでした。
終わり際に来られた楽団員も楽器演奏はしておられないので、
合奏参加人数を載せるこの稿には含みません。
あしからず。

7月7日(金)が『フェスティヴァル・ヴァリエーションズ』合奏の初回。
私は参加できませんでした。

7月14日(金)が2回目。

そして今回が3回目でした。

まだまだ欠けているパートがあるものの、
上記の合奏参加人数を見てもらうと、
かなりいいバランスでの合奏ができたことが窺われると思います。

練習も進んできているので、
難しい楽曲には違いありませんが、
少しずつものにしていってる感があります。

特にいい線いってたのがホルンだったなと思います。
『大江戸捜査網』の活躍を讃えて先日のコンサートで立礼してもらったホルン・メンバー。
好調を維持してますな。
さらなる活躍を期待。
(当たらない音もありましたし)

3から2、または2から3への切り替えがこの曲のポイントの一つですが、
もちろん他にもポイントがあります。

切り替え以前に、6/8拍子でのノリ。

ホルン、トロンボーンのベル・トーンに代表されるような、
あまりお目にかからない(聴かない)和声。

これでもかというくらいのユニゾンでの旋律。
はずしたらマルバレですな。

その旋律、または対旋律でのアーティキュレーション。

成長ポイントてんこ盛りなのです。

複雑 ⇒ 抱腹絶倒2017年7月19日

夏休みになっているのかいないのか分かりませんが、
『カーズ』とか『パワレン』とか『銀魂』とか『パイレーツ』とか、
私にとって全く興味の湧かない映画がタイム・テーブルを席巻する昨今。

私が観たい映画は早朝や深夜に追いやられています。

そんな訳で、
朝イチで『ハクソー・リッジ』を観てから会社に行き、
会社帰りにレイトショーで『ジーサンズ はじめての強盗』を観るという、
考えようによっては物凄く充実した一日を過ごしました。

『ハクソー・リッジ』は太平洋戦争に衛生兵として従軍した実在の人物を、
『沈黙 -サイレンス-』に主演したアンドリュー・ガーフィールドが好演します。
が、終戦間近の沖縄が舞台。
この映画が訴えようとするところは伝わりますが、
日本人としては複雑な気持ちです。

『ジーザンズ』は一転、抱腹絶倒!
世の中の狂った経済システムに反旗を翻し、
モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキンの3人の爺さんズが、
銀行強盗を企てるというお話。
荒唐無稽かもしれませんが、
オトナのおとぎ話として楽しませてもらいました。

歳をとる程に味が出ますな。

フィロスを聴く2017年7月17日

7月17日。
海の日。
パーカッション グループ「フィロス」のコンサートを、
文化パルク城陽に聴きに行きました。

せせらぎで何度もお世話になっている N さん。
主催しておられるフィロスのコンサート、
毎回楽しみに聴きに行っています。

今回のせせらぎコンサートでスクランブルでティンパニ演奏をお願いした K さん。
せせらぎのパーカッション・メンバーである T さん。
(案内状は T さんからいただいておりました)
毎度のことながら、大活躍しておられました。

今回はスイスからやって来たメンバー3人を加えて、
合計6人でのステージ。
国際色豊かというだけでなく、
音そのものにも広がりを見せておられたと思います。

※※※

ちと細かいのですが、
やはり往路から書かせてもらいます。

まずは馴染みのそば屋で天ざるとビールを頼み、
休日のお昼を楽しみます。

出町商店街を抜け、
出町柳から特急で丹波橋へ。
そう、7月17日は祇園祭の前祭山鉾巡行の日。
できるだけ混雑を避けるべく、
地下鉄ではなく京阪をチョイス。
案の定、ガラガラ。

丹波橋で近鉄に乗り換え、寺田へ。
やはりガラガラ。

毎年、寺田駅から文化パルク城陽への歩きがキツいのです。
700~800 m くらいの筈ですから、約10分。
たったそれだけなのに、炎天下でやられてしまうのです。

それが今回は曇り空。
もちろん、文化パルク城陽に行き着いたときにはヘトヘトではありましたが、
例年の苦しさは感じずに済みました。

14:00開演、13:30開場なんですが、
12:30に着いてしまいました。
毎年遅れるか、ギリギリの到着だったので、
今回は余裕を持って行動しましたところ、
時間を持て余すこととなりました。

その代わり、開場後すぐに入ったので、
ど真ん中に席を確保できました。

ただ、文化パルク城陽の「ふれあいホール」は、
客席がフラットなんです。
なので、ど真ん中がベストかというと、そうでもない。
前の人の頭でステージがよく見えません。

第1部と第2部の間の休憩中に下手寄りの席に移動。
すると、ステージがよく見渡せるようになりました。

今回のフィロスは、息の合い方が尋常じゃないと思いましたな。
お見事!!!と言うしかありません。

印象に残る曲ばかりで、
どれが良かったとかどうとかはないのですが、
敢えて挙げさせてもらうと、
『バトル フォー ザ グラウンド』が良かったです。
N さん、K さん、T さんが横に並び、
やはり横に並べた “ 太鼓 ” を協奏します。
リズム感、緊張感、コンビネーション感、
どれをとっても最高!!!

もう一つの『セプテンバー』2017年7月16日

卓上型の CD デッキを数年前に購入して以来、
気楽に音楽を聴くようになった私。
(意外かも知れませんが … )

CD ラックに並んでいる CD を順番に聴いているうち、
「ポップステージ2」というのに行き当たりました。

おそらく、ブレーンがニュー・サウンズ・イン・ブラスの向こうを張って、
ポップスの楽譜を売ろうとしたシリーズの音源版だと思われます。

編曲陣は、ほぼニュー・サウンズ・イン・ブラスとかぶってます。
指揮は真島俊夫さん。
演奏は大阪市音楽団(現在のオオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ)。

トラック1から順番に、
『20世紀 FOX ファンファーレ』
『スター・ウォーズ~コンサート・セレクション~』
『スター・トレック~ファースト・コンタクト~』
『チャップリンの肖像』
以上4曲、せせらぎで演奏しました。

この CD のトラック6に、
『セプテンバー』を発見しました。
編曲は真島俊夫さんです。

今回のせせらぎコンサートで演奏したバージョンとは全く違うテイストでした。

やはり吹奏楽の編曲の世界というのは奥が深い。