2017年05月

『メッセージ』2017年5月31日

映画『メッセージ』を観ました。
今年59本観た(→おかしいんとちゃうか?)中で、
最もエモーショナルで、
最も脳ミソを駆使しまくった映画でした。
睡眠不足で観れば、おそらくついていけません。

音楽、というか、音そのものが気になったので、
サントラ盤を買いました。
なんと、グラモフォンから出ているのですな。
クラシック音楽の名門レーベルですがな。

ヨハン・ヨハンソンのスコアは、
ミニマル・ミュージックというジャンルなのでしょうか?
私にはその辺りのことはよく分かりません。

まるで効果音のようであり、
いわゆる前衛的な響きなのですが、
感情に直接訴えかけてくるのです。
不安も、恐れも、喜びも、
ダイレクトに伝わってきます。

本作の監督ドゥニ・ヴィルヌーヴは、
『ブレードランナー』の続編を世に送り出すようです。
音楽はやはりヨハン・ヨハンソンらしい。
楽しみですな。

やはり広島カープは強い2017年5月29日

阪神タイガースを抜いてセ・リーグ首位を奪回したから言うんじゃないんですよ。
やっぱり広島カープは強いな、と思うんです。

めっきり減ってしまった地上波でのプロ野球中継。
いつだったか覚えていないんですが、
巨人 vs 広島の中継を何の気なしに観ていたのです。

バッティングにしろピッチングにしろ、
一つでも先の塁を陥れようとする走塁、スライディング、
何をとっても基礎がしっかりしているなぁ~
と感心しきりだったのです。

0対9という広島の圧勝だったのですが、
点差もさることながら、
野球に取り組む姿勢の違いまでも感じさせるゲームだと思いました。

その時点では阪神が首位、広島が2位でした。
きっとひっくり返るな、と思っていたら、案の定 …

シーズン終了までこのまま行くんとちゃうやろか。

本番当日のシミュレーション2017年5月29日

5月28日(日)は、
伏見の呉竹文化センターの創造活動室をお借りして、
5月ラストとなる合奏を行いました。

集まったのは、

ピッコロ × 1
フルート × 3
オーボエ × 1(エキストラ)
B♭クラリネット × 9
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 3
トランペット × 8
ホルン × 5
トロンボーン × 4
ユーフォニアム × 2
テューバ × 2
パーカッション × 3(エキストラ1含む)

そして私の計43人。

この日の目標として、
全曲通して録音することを実行委員会からお願いされていました。
通常、通すのは練習時間の終りに設定するのですが、
この日は午前中にやってしまうことにしました。

というのは、本番当日のシミュレーションになるだろうと考えたからです。

本番当日に舞台が使えるようになるのは、
大抵10時30分くらいから。
それまでは大道具・照明・音響等の設営があるのです。

10時30分くらいからみんなで音を合わすことができますが、
音階練習したり分散和音をさらったりといった全体での基本練習をする時間はありません。
そこで、平常から取り組んでいるコラールを合わすことで「肩慣らし」します。

そのあと、全曲ぶっ通してのゲネプロに突入です。

・全体での基本練習をしない
・コラールからスタートする
・全曲通す
という流れはまさに本番当日。
(ただしゲネプロは第2部 ⇒ 第1部と引っくり返すところ、
 この日は第1部 ⇒ 第2部というプログラム順で通しました)

一発勝負に賭けるというのもいい練習になるに違いないと思いました。

さて、実際にやってみて …

かなりミス・トーンが耳に付きました。
繰り返し練習し、解釈を打ち合わせておいたこともポロポロ零れ落ちました。

「イチロー」バリの準備を要求するのは酷かと思います。
が、各自何とか工夫して、全体で合わすまでに「温めておく」必要があるでしょう。
それに気付いてもらえる場になったならば意義があります。

終結部2017年5月27日

5月26日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 2
バスーン × 1(見学)
B♭クラリネット × 9
アルト・サックス × 2
テナー・サックス × 1
トランペット × 6
ホルン × 3
トロンボーン × 2
ユーフォニアム × 1
テューバ × 1
パーカッション × 5(見学2含む)

そして私の計35人で合奏を行いました。

スタジオの利用時間は限られています。
厳密に。
どれくらいの時間配分で練習していくかは常に悩みの種。
時間が余るなんてことは殆どなく、
大概は消化不良のまま時間切れということに。

『キャンディード序曲』がその最たる例だと思います。
一番難しいのが楽曲の終結部なのに、
時間がないのでサラッとやって終わり、
というケースが多いのです。

そこで昨日は終結部を先に抜き出しました。
テンポもゆっくり~中くらい~速いと、
5段階くらいの変化をつけることができました。
最後にはゆっくりに戻してクールダウン、
というか、
冷静に再確認する時間も取りました。

おかげで他の曲が圧迫され、
それは消化不良だったのですが、
私としては『キャンディード序曲』の終結部に徹底的に取り組むことができ、
とても有意義だったと思います。

『人生タクシー』を観る2017年5月23日

テアトル梅田で『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を観ようとして、
最前列の2つしか残っていないので断念した日、
代わりに『人生タクシー』を観ました。

当局から映画を監督することを禁じられたイランの名匠、
ジャファル・パナヒの最新作。
当然ながら、イラン国内では上映できません。
国外にはどうやって持ち出したのでしょうか?

パナヒ監督がタクシーの運転手になり、
乗客たちとのやりとりを記録した映画、
つまりはドキュメンタリーだと思っていました。

下手すると、珍しく眠り込んでしまうタイプの映画かも。

ところがどっこい、
次から次へと乗ってくる乗客に、
一癖も二癖もあり過ぎる。

これは完全に作り込まれた映画だというのが分かった時、
あまりにも面白くて前のめりになってしまいました。

いや~、恐れ入った!

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を観る2017年5月22日

マット・デイモンの親友であるベン・アフレック。
その実弟、ケイシー・アフレックがアカデミーの主演男優賞を受賞した
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。

勤務先の隣のテアトル梅田に、
上映の20分前に行ったら、
最前列に2席残っているのみ。
ミニ・シアターとは言え、これは大ヒットの様相です。
『この世界の片隅に』バリになるのか?

日を改めて、
今度は開映の2時間前に座席を確保しました。
最終的には満席でした。

過去に辛過ぎる事件を引き起こしてしまったマンチェスター・バイ・ザ・シー(町の名前です)に、
兄の死をきっかけに久しぶりに戻ってきたケイシー・アフレック。
兄の遺言には、
息子(つまり甥)の後見人としてマンチェスター・バイ・ザ・シーに戻ってくるように書かれていました。
が、過去を乗り越えることができないケイシー・アフレックは、
兄の親友に甥を託し、
最後にはこの町を去ります。

この映画、何も解決しません。
スッキリしません。
だから、いいなと思いました。

めでたしめでたしで終わるのもいいんですが、
現実はそんな予定調和ばっかりじゃないですから。

完全休養2017年5月21日

毎月20日は MOVIX デイ。
映画を安く観ることができます。
普段からクーポン使ったり、
会員割引してもらったり、
6本観たら1本無料だったりで、
頑張って MOVIX デイに合わし込む必要もないのですが、
ちょっとでも安いと惹きつけられるのですな。

楽しみにしていた『メッセージ』を朝イチで観ようと張り切っていたのですが、
あえなく寝坊。
夜勤の疲れが溜まっていたと思われます。
(実は金曜日の合奏もフラフラだったのです)

出鼻をくじかれました。

早目のお昼にしてビールを飲んだらまた眠くなってきたので、
完全休養日に切り替えることにしました。

音もなく静かな一日でしたが、
完全シャットアウトのため耳栓してゴロン。

横になりながらのイメージ・トレーニングはできるのですが、
それもしない。
もちろん楽譜も読まない。

夕方に散歩だけはしましたが、
超高速では歩かない。
溜まった疲れを洗い流すようなペースでゆっくり散歩。
腕はよく振って。

クールダウン2017年5月20日

5月19日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 4
B♭クラリネット × 11
アルト・サックス × 3
トランペット × 7
ホルン × 4
トロンボーン × 3
ユーフォニアム × 3
パーカッション × 1

そして私の計38人で合奏を行いました。

5月14日(日)は全曲小返し & できるだけ多くの曲を通したため、
お昼ごはん休憩1回のみのノンストップ練習でした。

気温が高かった5月19日(金)ですが、
合奏内容は少しクールダウン。
『メリーゴーランド』と『シング・シング・シング』に絞り込み、
・テンポ
・リズム
・音の長さ(スタカート)
・音の当たり(はずさないように)
などに注意し、
ゆっくりめで冷静におさらいしました。

本番まであと一か月ちょいなので、
もっと激しい練習がしたい向きもあるかも知れません。
そう、私自身が焦っています。

が、冷静に、冷静に。
熱くならないで。
自分にそう言い聞かせながら棒を振りました。

これがないと、困ります。2017年5月19日

スコアを読むのは通勤電車の中で、というのが一番多いので、
いつも上着のポケットに入れてある書き込み用の文房具を紹介してみます。
これらがないと困ってしまいます。

20170517ポケットの中の文房具

一番上が 2B の鉛筆です。
HB のこともありますが、現在ポケットに入っているのは 2B です。
小学生の頃から使ってきたけれども、中途半端な長さで残っているのがいっぱいあり、
それらを使い切ろうと頑張ってます。
指揮の動作をしながら見えなくてもいいような書き込みに使います。
合奏を止めて確認するような内容なので、
少々薄くても構わないのです。

その下は 5B の鉛筆。
濃いので、指揮しながらパッと目に飛び込んで来てほしい事柄を書き込むのに使います。
芯が柔らかいので、消しやすいのも助かります。

それぞれに補助軸を付けています。
かなり短くなっていますので。
が、さらの鉛筆を使う場合でも補助軸は必須。
鉛筆を引っくり返せば補助軸がキャップ代わりとなるからです。

そして、消しゴム。
ポケットに入れたまま何度も洗濯してしまいましたが、
どっこい元気です。

黄色いのは付箋。
最重要事項を書き込んで貼り付けます。
目立ち方が全然違うんです。

付箋の両端にクリップを付けてポケットに入れておきます。
ボロボロになるのを防いでくれます。

以前はこれら以外にも、
赤・青・黒のサインペン3本や、
シャープペンシルを持ち歩いたこともありました。
が、使わないことが多く、
今の形に落ち着きました。

実は、消せるボールペン・フリクションもポケットの中に入っているのですが、
楽譜の書き込みには使いません。
消すときに楽譜が滲んでしまうことが多いからです。

やっぱり鉛筆がいい。

ノンストップ2017年5月15日

5月14日(日)の合奏参加人数を入力後「下書き保存」し、
後ほど書き足して「公開」しようと思っていたら、
知らず知らずのうちに「公開」ボタンを押してしまったようです。

9時から17時、右京ふれあい文化会館の創造活動室をお借りしての合奏でしたが、
それはそれは暑い日でした。
おそらく、今シーズンの最高気温だったのではないでしょうか。

なかなか内容を詰めきれないし、
詰めたつもりでいても元に戻っていたり。
やはり反復練習が大切です。

ただし、細かいところまで詰めていくと、
通し稽古の時間が足りません。

小返しと通し稽古を両立させるには時間を目いっぱい使う方法しか思いつかず、
昼休み以外の休憩を全く取りませんでした。
それでも全曲を通すことはできませんでしたが。

楽員の皆さんにはしんどい思いをさせたと思います。
ただ、これによって「本番ってこんなに軽かった?」感が出れば幸いです。

次回の日曜練習は、時間割を大幅に見直し、
午前中のうちに全曲通し稽古をやってしまいましょうか。
本番の一発にかける練習にもなるでしょうし。