秋の観劇2012年10月21日
10月20日(土)、観劇に神戸まで出掛けました。
会社の後輩のお芝居を観にいくの、
はて、何回目でしょうかの?
春と秋の恒例なんですが、
回数が勘定できなくなってしまいました。
それくらい行っているのですなぁ~
京都から大阪・梅田まで阪急電車で出て、
阪神電車で神戸・三宮の手前の石屋川まで行く、
というのがいつものルートです。
が、この日は寝坊したこともあり、
いつもと違うルートを試してみることにしました。
それは、新幹線ルートです。
京都から新神戸まで、わずか30分で着くのです。
速いですな。
新神戸駅で深~いところまで降りていって、
地下鉄で一駅の三宮へ。
阪神電車に乗り換え、石屋川まで戻ってくるのです。
ここからは徒歩数分。
「灘五郷」の中の「御影郷」に属する、
酒蔵「灘泉」が上演の舞台です。

いつもながら最高にいい雰囲気です!
※※※
『洗脳ラビリンス』というお芝居、
それはそれは不思議な世界観でした。
舞台は近未来の地球。
どう見たって酒蔵なんですけど、
不思議と『ブレードランナー』の世界にいるような気がしてくるのです。
あるいは『トゥモロー・ワールド』かな。
こんな勝手な想像、演出家さんに怒られるかな…
主人公の秘密を握る役どころのKさん、
今回はかなり噛みましたな。
きっと次は大丈夫ですゾ。
そして後輩のE.H.さん(イングリッシュ・ホルンではないよ)、
あなたの存在感はますます大きくなるね。
とにかく声がよく通るので、ビックリする。
役に入り込んでいるのがよく分かる。
役に入り込むのも大変だと思うけど、
素の自分に戻るの、もっと大変なんじゃないかな。
いつもすっごい刺激をいただきます。
今回もありがとうございました。
また春にお伺いします。
※※※
さて、この日の夜は、
高校の吹奏楽部の同期会もあります。
JR京都駅の近くの店です。
なので帰りも阪神・阪急をはずし、
JRに乗ることにしました。
新ルートです。
JR住吉駅まで、歩いて15分くらいだったと思います。
アルキニストの私にとって、
大した距離ではありません。
ナイスやな、と思ったのは、
住吉駅には「新快速」は停まらないけれども
「快速」が停まるのです。
私は、「快速」が好きです。
ぶっ飛ばす「新快速」や、
乗り降りの多い「普通」は結構混むのですが、
「快速」は空いています。
「新快速」のようにぶっ飛ばすことはなく、
ほどよく「快く速い」のです。
住吉⇔京都、乗り換えなしで1時間ちょい。
春の観劇はこれかな…
我が師匠(もちろん勝手に私淑)、
仰木彬さんが近鉄バファローズの監督に就任された1988年。
前年まで下位に低迷していたバファローズを押し上げ、
当時黄金期を迎えていた西武ライオンズとデッドヒートを展開。
10月19日。
私が仰木彬さんを師匠と仰ぐのを決定的にした日である。
ロッテ・オリオンズとの最終戦に勝てばパ・リーグ優勝だったが、
無念の引き分け。
僅差の2位となった。
(なお、翌1989年、
やはりライオンズとの接戦を繰り広げたバファローズは、
阿波野投手やブライアント選手などの活躍で、
悲願のリーグ優勝を果たすこととなる)
「仰木マジック」と言われた、
日ごと猫の目のように変わる打順。
その中でも私の印象に強く残っているのは、
1番 大石
2番 新井
3番 ブライアント
という打順である。
初回、
1番・大石がヒットで出塁。
2番・新井がバントで大石を得点圏に進める。
1死2塁。
ここで3番・ブライアントが2ラン・ホームラン!
2点先制!
このパターン、よく見た。
仮に1番・大石が凡退しても、
2番・新井が出塁。
3番・ブライアントが凡退しても、
4番(鈴木貴久が多かったと思う)がタイムリーを放ち、
やはりバファローズ先制!
これも多かったと記憶している。
どうしても1番や3番に目が行きがちとなるが、
私は2番・新井の存在が重要だと思っている。
彼が「繋いで」くれたからこそ、
単なる「打点」ではなく、
「打線」が生まれたのだと思う。
※※※
アメリカン・リーグ優勝決定シリーズで
デトロイト・タイガースにまさかの4連敗を喫し、
今シーズンが終了してしまったニューヨーク・ヤンキース。
今年の夏、そのヤンキースに
シアトル・マリナーズから電撃移籍したイチロー。
彼の打順といえば1番、という強烈な印象がある。
が、移籍当初、
7~9番という打順を与えられた。
先発メンバーから外されることもあった。
やがて好成績を出し始め、
しばしば1番を任されるようになってきた。
しかし、ヤンキースには不動の1番打者、
デレク・ジーターがいる。
右打ち・左打ちの関係性もあり、
今シーズン終盤のヤンキースの打順は、
1番 ジーター(右打ち)
2番 イチロー(左打ち)
3番 A.ロドリゲス(右打ち)
4番 カノ(左打ち)
またはタシェアラ(スイッチヒッター、つまり右でも左でもOK)
に落ち着いていった。
アメリカン・リーグ東地区で、
ボルチモア・オリオールズとの熾烈な優勝争いを繰り広げたシーズン終盤。
この打順が見事にはまった感があった。
ジーターが出ればイチローが送ってA.ロドリゲスが還す。
ジーターが凡退してもイチローが出て3番以降のクリーンナップで還す。
正に仰木監督指揮下のバファローズ打線を見る思いである。
ちなみに、先述の2番・新井選手だが、
仰木さんがオリックス・ブルーウェーブの監督を務めた際、
仰木さんのもとで打撃コーチを務めた。
その新井コーチのもとで指導を受けたのが
イチロー選手なのである。
※※※
吹奏楽では様々な楽器が登場する。
例えば、トランペット。
大概、3つのパートに分かれている。
3人で同じ音を演奏することもあるが、
ほとんどの場合、
1番奏者(ファースト)の音、
2番奏者(セカンド)の音、
3番奏者(サード)の音
は別々である。
話を単純にするために、
ファースト・トランペットが「ソ」を吹き、
セカンド・トランペットが「ミ」を吹き、
サード・トランペットが「ド」を吹いて
「ド・ミ・ソ」の和音を作るとしよう。
セカンドの「ミ」がないと、
和音のムードが決まらないのである。
また、「ミ」を半音下げて「ミ♭」にすると、
「ド・ミ♭・ソ」=「ラ・ド・ミ」のマイナーコードとなる。
和音のムードが一変するのである。
かくも2番は重要だと思う。
※※※
高音域のフルート、
中音域のB♭クラリネット。
この二つの楽器群を繋ぐのが、
中高音域のE♭クラリネット(通称エスクラ)だと思う。
E♭クラリネットがいてくれるからこそ、
フルートもB♭クラリネットも活きてくるように思う。
またE♭クラリネットは、
単なる繋ぎ役だけに留まらない。
イチロー選手がホームランをかっ飛ばすように、
ソロもお手の物である。
E♭クラリネットを担当してくれたミサキちゃんが
あまりの忙しさに退団されて以来、
せせらぎでは久しくE♭クラリネットを編成していない。
久しぶりにE♭クラリネットの音を聴きたいものである。