2014年02月
日曜練習の翌日は酷い二日酔い。
普段なら映画を観に行こうとするのですが、
この日は全くそんな気になれません。
ならば体を動かそう、
そうだ、
前回登ることができなかった天王山に今日こそ登ろう、
と思い立ちました。
阪急電車の大山崎駅から、
JRの山崎駅へ向かいます。
踏み切りを渡るとすぐに登山口です。

竹田城跡に登ったときは、
石垣が残っている頂上付近までほぼ舗装路でした。
が、天王山は、
途中までは民家もあったりして舗装されているのですが、
その先は完全に山道に変わります。
結構厳しい道のりです。
油断はできません。
途中、旗立松展望台というところから、
淀川の対岸の男山方面を望みました。

昔、秀吉軍と明智軍が激突した際、
秀吉はここまで駆け登り、
士気を高めるべく軍旗を松に立てたので旗立松というのだそうです。
初代と伝えられる松は明治中期に枯れ、
現在の松は5代目とのこと。
(上記の写真の右隅に松の囲いだけが少し写っています)
麓から約1時間で山頂に到着。

なぜか、標柱の周りに小石が積み上げられています。
皆さん、登頂の記念に置いていかれるのでしょうか?
どこの山でもそんな習慣があるのでしょうか?
登山やトレッキングに不慣れな私には分かりません…
昔、ここは山崎城だったそうです。
そう言われれば、何となく城郭を感じさせるような起伏があるような、ないような…
一旦、ぐるっと山奥に行くかのようなルートを辿りつつ、
西山天王山駅を目指しました。
降りも約1時間かかりましたが、
登りよりも脚にきますな。
きつい!
さて、天王山で出会った人数はたった6人でした。
殆どの行程で前にも後ろにも人がいませんでした。
時々、「ガサッ」「ゴソッ」と音がします。
「えっ、何がいるんだ?」
と肝を冷やすことが何度かありました。
が、すべて小鳥でした。。。
1月13日、正確には成人の日であって日曜日ではありませんでしたが、
2月23日はほぼ一ヶ月ぶりの日曜練習がありました。
こうして少しずつ日曜日の臨時練習が組まれると、
7月の本番にちょっとずつ近づいていくんだなぁと感じます。
(休日練習と呼べばいいんですな…)
1月13日以降に取り組んだ4曲を振り返るのが2月23日の目標です。
そして、正直に書きます。
この日の『ガッチャマン』が凄かった!
1970年代の歌謡曲とかアニメ主題歌とかで強烈なインパクトがあるのは、
ベースラインとドラムセットだと思います。
まぁ、とにかく変化が激しく、
動きまわるったらありゃしない!
まず、ベース。
僕が勝手に「機動戦士K藤」と呼んでいるテューバのK藤くん。
大概、テューバといったら低音で「モコモコ」していることが多いのに、
K藤くんは跳躍しまくり音型をバチッと嵌めてくるので、
私が勝手に「機動戦士」と呼んでいるのです。
そして、ドラムス。
そんなに叩いたら太鼓がかわいそうと思えるほど、
パンチの効いたドラミングが持ち味のK原くん。
二人ともかなり「ゾーン」に入っているように思えました。
夜勤明けで阪急電車の中で30分しか寝ていないK原くんのテンションが、
特に高かったかも知れません。
(もしかすると、当人は「いやぁ~、まだまだ…」と思っているかも知れませんが)
実は私も夜勤明けで、
つられて指揮してたら、
練習が終わった頃には腰が痛くて痛くて…
こういう日が危険なんですな。
妙にハイ・テンションな私は、
練習後に3軒のはしご酒をしてしまったのでした。
3軒目では眠りこけて(つまり、潰れて)しまいました。
久々に記憶が飛びました…
第2部は4人目の指揮者、牧村邦彦さんの登場。
曲はプッチーニ作曲、飯島俊成編曲、
『歌劇「トスカ」第3幕より』。
6拍子(だと思う)の抒情的な音楽。
テンポの揺れ動く、本日のプログラムで最も表現の難しい曲だと思います。
が、本日のプログラムの中で最も素晴らしい演奏だったと思います。
どこかで聴いたことのあるような、あるいはないような旋律ですが、
私の中に不思議と沁み込んできました。
そして大トリには特別指揮者・芸術顧問の秋山和慶さんが再登場。
ラヴェル作曲、佐藤正人編曲、
『バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲』です。
これは難しい!
けれども、大阪市音楽団の手にかかれば、
全く難しい曲だという印象がありません。
木管楽器の難しいパッセージも軽々とこなしてゆかれます。
ただ、やっぱりあまり鳴ってこない。
これはきっと秋山さんの指示なんでしょうな。
あるいは、秋山さんと一緒に演奏していると、
楽員の皆さんが自然と「吹き過ぎ」にならないのかも。
だとすると、秋山さんの存在感って凄いんだなぁ~
※※※
アンコールは宮川彬良さんの指揮で、
曲は『???』。
のどが渇いて仕方なかった(早く呑みに行きたかった)ので、
ロビーに掲示されていた筈のアンコール曲目紹介を見ることもなく、
フェスティバルホールを飛び出したのでした。
それにしても、
4月からは民営化ということで、
これまでにない苦労があることと思います。
が、これからも是非とも「西の吹奏楽の雄」として、
素晴らしい演奏を続けて行って欲しいと思います。
第1部のトリに宮川彬良さん登場。
大阪市音楽団のアーティスティック・ディレクターを務めているそうです。
曲は、『「宇宙戦艦ヤマト2199」からの音楽』。
お父上の宮川泰さんが作られた数々の名曲をベースに、
彬良さんが「2199」のために作られたオリジナルも加えた11曲。
その中には、
せせらぎで演奏したこともある『組曲「宇宙戦艦ヤマト」』の4曲も含まれます。
映画館、テレビ、CDではさんざん耳にしてきた音楽ですが、
生演奏で聴くのは初めて。
この演奏会に足を運ぶきっかけとなったプログラムだけに、
とても楽しみにしていました。
『無限に広がる大宇宙』(組曲『宇宙戦艦ヤマト』の序曲)のように、
美しく、哀切な曲もあります。
『イスカンダル』は彬良さんのピアノ独奏からスタートし、
そのまま “ 弾き振り ” となる贅沢な演出。
が、「宮川家のオーケストレーション」の最大の特徴は、
ドラムス、エレキギター、エレキベースを贅沢に取り込んだ、
パンチの効いたノリの良さにあるでしょう。
『地球を飛び立つヤマト』では、特にエレキギターが効いていました。
『コスモタイガー』はトランペット全員のスタンドプレイもあり、
ノリノリでした。
楽員の皆さんも楽しそうでした。
宮川彬良さんの指揮、
テレビでは見たことがありますが、
生で見るのはもちろん初めて。
細長い手足を活かしたダイナミックな指揮で、
素晴らしいなぁと感じました。
第1部。
特別指揮者・芸術顧問の秋山和慶さんの指揮による、
『行進曲「威風堂々」第1番』(エドワード・エルガー作曲/アルフレッド・リード編曲)
で幕を開けます。
言葉で表すなら “ 端正 ” がピタッとくる感じ。
決して破綻することのない流麗な音楽が紡ぎ出されていきます。
トリオの旋律に、コルネット奏者の方が2小節早く入ってしまいました。
プロ中のプロでも、こんなミスを犯すことがあるんやなァ~
逆にホッとしました。
それにしても、意外と音量がない。
というか、響いてこない。
これが新生フェスティバルホールの音なのか、
大阪市音楽団の音なのか、
この段階では判断がつきません。
続いては吉田行地さんの登場。
えっ?行地?
もしかして行也(ゆきや、または、こうや)の間違いとちゃうの?
と思っていましたが、
「YOSHIDA GYOCHI」だそうです。
失礼しました。
フィリップ・スパーク作曲『鐘の歌』。
プログラムの楽曲解説ではドイツ風と書いてありましたが、
私の印象では、やっぱり “ スパーク風 ” でした。
そして、かなりの音圧を感じました。
『威風堂々』があまり鳴らないように感じたのは、
開演1曲目だったからでしょうか?
それともホールのせいでしょうか?
あるいは指揮者の秋山さんの指示によるものでしょうか?
ふかふかのレッドカーペットが敷き詰められた階段を上り、
フェスティバルホールの正面入口へ。
何とも贅沢な気分です。
さらにエスカレーターで上階へ。
これがまた優雅なエスカレーターで、
ゆるゆると上っていきます。
さあ、これから演奏会場に行くのだぞ、
という気分をいやがうえにも高めてくれます。
が、待ちきれずに急ぎ足で追い抜いていく人もちらほら…
やっぱ大阪やなぁ~
フェスティバルホール、ホントに巨大です。
2700席あるそうです。
私の席は2階の最前列。
しかし中央付近は売り切れていて、
舞台に向かって左側の端でした。
開演1時間前から開場しているので、
客席はゆっくり埋まっていくような感じ。
プログラムを読みふけり、
何の気なしに客席を見回したときには、
ほぼ満席になっていました。
もうすぐ始まることを報せる予ベル、
間もなく始まることを報せる本ベル。
これがブザーといったほうがいいような「ブーッ」という音で、
何だか味気ない。
もしかすると、かつてのフェスティバルホールのベルを引き継いだ音なのかもしれませんが、
私にとっては今一つな印象です。
私としては東京芸術劇場で聴かれるようなオルゴールのような音のほうが好きですな。
あと、予ベルだけで充分。
本ベルの代わりに照明の加減で本番が近いことを報せるスタイルのほうが、
私は好きです。
クラシカルな演奏会としては珍しいと思いますが、
まず、大阪市音楽団の団長さんが登場、
挨拶をなさいました。
自治体直営の吹奏楽団としては、
これが最後の定期演奏会だそうです。
4月からは、「一般社団法人大阪市音楽団」として新たなスタートを切るとのこと。
早い話が民営化です。
寄付を募ったりされるなど、少し声を詰まらせる場面もありましたが、
会場からは温かい応援の拍手が。
そして、いよいよ一人目の指揮者、秋山和慶さんの登場です。
(続く)
いつもの練習会場、ニューセンチュリースタジオに、
2月19日(水)に開催される
「大阪市音楽団第107回定期演奏会」のポスターが貼ってあります。
4人の指揮者が登場、そのうちの一人は宮川彬良さん。
『「宇宙戦艦ヤマト2199」からの音楽』を自作自演でやるとのこと。
「ヤマトの音楽が生で聴けるのか、ええなぁ~」
と漠然と思っていたのですが、
ふっと気付きました。
「平日の夜?大阪で?
別に仕事帰りに行ったらええだけのことやん!」
逆に、何でそんな単純な思考が働かなかったのか…
なにはともあれ、
2月19日(水)の19時に、
ザ・シンフォニーホールに行けばいいのやな、
ということを頭にインプット。
しかし、当日券がなかったらヤバいので、
前売券をゲットしておこうと思ってホームページを調べていたら、
大きな勘違いが見つかったのです。
ザ・シンフォニーホールではなく、
フェスティバルホールでの開催なのです。
ああっ、危ない危ない…
いかに思い込みで動くことが危険かを如実に表しています。
という訳で、
前売券を買うため、
約2週間前にフェスティバルホールを訪れたのでした。
そういえば、フェスティバルホールは建て替えられた筈。
かつてのフェスティバルホールに最後に行ったのは、
もう15年くらい前になるのと違うかな。
凄く久しぶりとなるのですが、
あまりの変貌ぶりにビックリしました。

堂島川にかかる渡辺橋から見上げた写真ですが、
以前と違うタワービルディングに圧倒されました。
京阪電車の中之島線に乗るのも初めて。
キレイな路線です。
が、京都・出町柳と中之島を直通で結ぶ快速急行があった筈なのに、
京橋で乗り換えなければなりませんでした。
直通電車、なくなったのかな?
もしそうだとすれば、利用客が少ないのかな?
京阪も大変だな。。。
久しぶりの生演奏を聴いたリポートは、
次回とさせてください。
済みません。。。
ソチ五輪スキージャンプ男子団体、
日本チーム銅メダル獲得、おめでとうございます。
ワールドカップの国別ランキング5位からの巻き返し、
凄かったですね。
フラワー・セレモニーに向かう際、
先頭を歩く銀メダルのオーストリア・チーム、
真中の金メダル、ドイツ・チーム、
そしてラストを歩く日本チーム。
その殿(しんがり)で、
膝を痛めている伊東選手に肩を貸しながら歩いていた葛西選手。
日本ジャンプ陣の支えであり、
まさに世界のジャンプ界のレジェンドだと思いました。
しかし、葛西選手はきっと満足はしていないのでしょうね。
まだまだこれからだと思っているんでしょうね。
その魂こそ、レジェンドではないでしょうか。
葛西紀明選手が遂にやった!
スキージャンプ男子ラージヒルで銀メダル獲得!
本当におめでとう!
夜勤だというのに、
仕事をほったらかして観戦させていただきました。
1994年のリレハンメル・オリンピック。
ジャンプ団体戦で金メダルまであと一歩というところまで迫りながら、
ラスト・ジャンパー原田選手の失速でまさかの銀メダル。
あれ以来ジャンプにはまってしまった私は、
長野オリンピックでの原田選手のリベンジに大感動!
しかし、リレハンメルの悔しさを晴らすことができていない葛西選手のことを、
私はずっと気にしていました。
あれから20年もかかったのですね。。。
でも、これで終わりじゃないと思います。
4年に一度のオリンピックでのメダル獲得も凄いんですが、
ワールドカップでの総合優勝こそ真の価値がある、
と私は考えています。
未だ日本男子はなし得ていません。
(女子は既に高梨沙羅さんが成し遂げていますし、
このまま行けば今年も総合優勝で2連覇です)
現在、世界ランキング3位の葛西選手。
今シーズンの試合も残り僅かとなっていますが、
是非、大ジャンプしまくってほしいと思います。
羽生結弦くん、優勝おめでとう!
やっと悲願の金メダル獲得で、
ホッと胸をなでおろしました。
が、今日書きたい「ホッとしたこと」は、
例の佐村河内守氏の一件についてです。
私がどんなコメントをしていたかが気になっていたのです。
昨年9月27日の「ひとりごと」を読み直してみましたら、
東京佼成ウィンドオーケストラの新譜を聴いた感想で、
こんな件がありました。
※※※
さて、佐村河内守さんである。
「さむら・かわちのかみ」って、一体誰?
実は、ほんの数ヶ月前までそう思っていた。
何で読んだのか見たのか忘れたが、
「さむらごうち・まもる」が正解。
聴力を完全に失った作曲家なのだそうだ。
まるでベートーヴェンではないか!
正直申し上げて、
私には佐村河内守さんの曲に対する特別な感動というものは湧かなかった。
私が抱いたのは、
このアルバム全体に対する、
TKWOの演奏の凄さへの驚きだった。
※※※
もう、ホントに、こんな文面でホッとしました。
そして、このCDを聴きなおしてみました。
今なら「誰が作ったのか」なんて気にせず聴くことができると思うのです。
飯森範親さんの指揮する東京佼成ウインドオーケストラ。
曲名は『祈り』。
作曲は佐村河内守とクレジットされています…
9分弱の中に、なんだかとてもドラマが詰まっているように感じました。
最後の盛り上がりはグッと来ます。
特にスネア・ドラムの使い方が効果を高めていると思います。
正直、「ええ曲やん」と思いました。
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