2014年05月

久々に打楽器を組み立てる2014年5月31日

5月30日(金)はゴールデンウィーク出勤分の代休が取れたので、
K原リーダーが作ってくれた打楽器のパート割(おそらく最終版)をスコアに書き込み、
破綻しているところがないかじっくりチェックする時間を作ることができました。

よし、これでいけるな!
ほんじゃま、映画の一本も観てからスタジオ入りすんべ!
と一息ついたところで猛烈な睡魔が…
よく考えると、
(木)に深酒してしまったのでした(←(木)だけか?)

真夏の暑さだけど、風はとっても気持ちよく、
ぐっすり眠ることができました…
ってとこまでは良かったんですが、
寝過ぎました!

慌ててスタジオに向かい、
ロッカーから打楽器を出しました。
ああ、何とか間に合った!

それにしても、
打楽器の出し入れはホント重労働です。
汗だくになりました。

久しぶりの打楽器組立をしたのですが、
いやはや、忘れていることが多いです。。。

ってところでK原リーダーが大阪から駆けつけてくれ、
他の打楽器メンバーもやって来てくれたので、
何とか完了。

この日は凄い分量の打楽器を並べましたので、
管楽器の並び方にもかなり影響を及ぼしました。
スタジオの広さの制約上、ご容赦のほどを。

明日6月1日(日)は、
約一か月ぶりに広い会場を借りての臨時練習。
狭くて困ることはないでしょう。

管楽器プレイヤーの皆さんも、
できるだけ打楽器の運搬・組立・バラシにご協力お願いいたします。
組立は専門性が高くて難しいかもしれませんが、
譜面台を立てるのを手伝うだけでも負担減に繋がる筈です。

すんなり合奏が進まず、申し訳なく思います。しかし…2014年5月31日

この時期、
つまり演奏会直前ともなってきますと、
本来なら仕上げをしなきゃならんのだと思います。
普段から「アイ・コンタクトが重要」などと訴えている私自身が、
スコアから目を離し、
プレイヤーの皆さんとアイ・コンタクトしつつ、
音楽を深めていくべき時期だと思ってはいます。

しかし、
やはりスコアに書いてあるのとは違う音が聴こえてくるのです。
スコアを預かる立場として、
それを放置するのはあまりに無責任だと思うのです。
なかなかスコアから目が離せないのが実情です。
スコアと楽音との照合作業、まだまだ続きます。

よって、今もって合奏を止めざるを得ない事態が起きます。
それが私の仕事だし、
プレイヤーの皆さんも覚悟してお付き合いくださいな。

と言いつつ、
6月1日(日)の臨時練習では、
遂にぶっ通しを行う予定です。
音をはずしまくろうが、
事故が起ころうが、
お構いなしに全曲通す稽古です。

体力の持続、
短い時間での感情の切り替え、
ミスしても次のフレーズに影響を及ぼさないようにすることなど、
テーマは山積しています。

各プレイヤーが自分自身と向き合いながら、
それぞれの課題の解決に少しでも近づいてもらえればと思います。

私の宝物2014年5月30日

ムムッ、別のコーナーに食い込んでしまっているかな?
済みません!

※※※

真っ暗になる瞬間が好きで好きで、
映画館通いが止められません。

なかでも、MOVIX京都に行く回数が一番多いと思います。

ところが、「MOVIX Club CARD」が廃止され、
会員制度はいったいどうなるのか、
不安で不安でしようがありませんでした。

しかし、先日、「SMT Members」という新しい会員システムが稼働しました。

「SMT」とは、松竹マルチプレックス・シアターズの略。
MOVIXだけでなく、神戸国際松竹でも使えるようになったのです!
素晴らしい!

という訳で、新・旧の宝物カードをご紹介します。

20140529 MOVIX Club CARD と SMT Members

映画ライフが広がりますな。
ありがとうございます。

「SMT Members」で最初に観たのが、
ヒュー・ジャックマン主演の『プリズナーズ』。
凄く重い映画でしたが、
観るべき映画でした。
心をえぐられました。

やはり今後とも松竹さんには一番お世話になるように思います。
よろしくお願いいたします。

でも、東宝さんにもお世話になるに決まってます。
よろしくです。

いやいや、もちろん他の系列にもお世話になります。
ミニ・シアター、大好きです。
よろしゅうに。

打楽器のパート割2014年5月26日

仮に、トランペットが、
・ファースト(1番)
・セカンド(2番)
・サード(3番)
と三つのパートに分かれていたとします。
奏者は3人必要になります。

3人以上いるなら、
被せて演奏することになります。
もしも7人の奏者がいるとすると、
・ファースト×2人
・セカンド×2人
・サード×3人
という具合でしょうか。
(別の割振り方法もあるでしょうが、一例として…)

逆に2人しかいないとなると、
一パート欠けてしまうので大変!
何とかエキストラ出演してくれる人を臨時にお願いすることになります。

しかし、エキストラさんが見つからないと、
泣く泣くサードを割愛するかも知れないし、
他の楽器との兼ね合いを考えて、
曲の箇所によってはセカンドを割愛するかも。
いずれにせよ、編曲をやり直さないといけないことになります。

※※※

ありがたいことに、
現在のせせらぎでは管楽器のエキストラを頼むことは激減しました。
なんとか楽団員で音の遣り繰りができるようになりました。

が、今でも難しいのが打楽器です。

今回も、管楽器奏者の中から応援に行ってもらったり、
エキストラの方にお願いしたりして、
何とかパート割できつつあります。
ありがとうございます。

※※※

管楽器なら、
先述のように一つのパートを複数人で演奏することができます。
管楽器の場合、
各自が楽器を所有していることを前提に入団していますから。

(音を合わすのが大変になるかも知れませんが、
 打楽器から見れば「贅沢な悩み」かも)

が、打楽器の場合、
個人所有を前提とすることはできません。
楽団所有の楽器もあれば、
そうでないものを個人で補完し合ってなんとか遣り繰りしています。

人手が余っているからと言って、
シンバル×5人、という訳にはいかないのです。
何せ、楽器がありませんから。

一度、打楽器に人が多過ぎて、
「降り番」ばかりできてしまうという「贅沢な悩み」を味わってみたいものです。

暗譜2014年5月25日

昨年は6月の最初のほうに長野出張(一応、会議に出席)がありました。
大阪から長野まで直通で行くことができる特急「ワイドビューしなの」に乗りたかったのですが、
それだと会議に間に合いません。
(直通タイプは一日一往復のみ)
仕方なく京都から名古屋までは新幹線で移動して、
名古屋⇔長野を「ワイドビューしなの」に乗るという行程。

この「ワイドビューしなの」乗車時間が約3時間。
往復だと6時間もあるので、
スコアの勉強にもってこいです。

といって、出張資料もそれなりの分量になるところにスコアを持っていくとなると、
かなりの重さになってしまいます。
そこで、出張前にスコアを覚えてしまい、
往復の車内で鼻歌練習を積む計画を立てました。

そのスケジュールでの暗譜になんとか成功。
割と充実した出張となりました。
(仕事の記憶はまるでありませんが…)

で、今年は?というと、
やはり出張の打診がありました。
が、今回は6月の末の新潟。
あまりに演奏会に近い日付なので、
のらりくらりとかわし続けて出張しなくていいことになりました。
ホッ。

それじゃ、暗譜は?
別に出張に合わせなければならない訳じゃないので、
今年は既に作業を終えました。
ぎっくり腰治療のための湯治にスコアを全部持って行き、
湯に浸かっていないときに読みまくったのです。

しかし、スコア全部はやっぱり重いですな。
「紙の塊」って感じです。
と、文句を言いつつ、
きっとタブレット端末なんかに入ってしまったら、
味気ないやろな。

ところで、
ぎっくり腰なのにスコア全部を持ち歩くって、どうなん?
という感もあるのですが、
これが意外と大丈夫でした。

流れに掉さす2014年5月24日

かつてピアノを習っていた時に、
先生からよく「流れに乗れへんなぁ~」とダメ出しされていました。
丁寧に弾こうと心掛けているつもりだったんですが、
それが流れを悪くしていたみたいです。

そういうのを「流れに掉さす」というのだろうなと思っていたのですが、
実は逆の意味だったようです。
「流れに掉さす」とは、
「流れの邪魔をする」の意味ではなくて、
「流れに乗っていく」ということを意味するそうです。

ということは、
指揮する際にも「流れを悪く」していることがあるのでは?
と思って、
「流れに掉さす」指揮を心掛けてみました。

テンポが一定であるべき行進曲でも、
「流れに掉さす」ことを心掛ければ、
テンポが揺らぐかもしれません。
速くなったり、遅くなったり。

しかし、
マエストロ・フレデリック・フェネルの指揮する『フローレス行進曲』なんか、
テンポが揺れ揺れです。
それが味わいなのです。

5月23日(金)の合奏テンポは、
実はこれまでの合奏よりも揺らぎが大きかったかも知れません。
が、割といい味わいだったように感じました。

揺らぎは揺らぎでも、
音の微妙な高さ(いわゆるピッチ)は、
何とか合わせたいものですな。

アンセルメ&ボストン響のライブCDを聴く2014年5月23日

ふらっとJEUGIAに立ち寄ったら、
エルネスト・アンセルメ(1883-1969)の指揮する
ボストン交響楽団のライヴCDが売られていました。

「これは珍しいCDやなぁ~」ということで、
早速買って聴いてみました。
なんと素晴らしい音楽!

私はこれまで、
アンセルメの指揮するスイス・ロマンド管弦楽団の演奏は素敵だけれども、
アンセルメの指揮する他のオーケストラの演奏、
また、
他者の指揮するスイス・ロマンド管弦楽団の演奏に、
ガッカリさせられることが多かったのです。

しかし、アンセルメ&ボストン響はナイス・カップリングやなと思いました。

アンセルメ&スイス・ロマンド管の魅力は、
なんといっても、
そのやわらかい音色にあると思うのです。
それに勝るとも劣らない音をボストン響が聴かせてくれていると感じました。

録音自体は凄く古い感じです。
久しぶりにレコードを聴くような、
あるいはカセット・テープを聴くようなノイズも乗っかってますから。
でも、そんなの気にならないのです。
むしろ時代を感じさせてくれて嬉しくなりました。

もしかすると、
シャルル・ミュンシュが常任指揮者としてボストン響を薫陶していた時代とも重なるのかな?

いやぁ~、いいCDと巡り会えました。

少し力を抜いて2014年5月22日

『オリンピック・マーチ』を演奏する際、
「決めるところは決めたほうがいいんやけど、
 そうでないところはダイナミクス(簡単に言うと音量)をワン・タップ落としましょうや」
と呼び掛け続けてきました。

大きな音になりすぎて、
聴いていただく方々にとっても、
演奏する側にとってもしんどい、
という状況を避けたいのです。
美しいマーチですからな。

私としては、さらに、
プレイヤーの皆さんが100%の力で演奏するのではなく、
少し力を抜くことで、
プレイヤー自身が「聴く」余裕をもってほしいと願っているのです。

※※※

プレイヤーが「全く聴いていない」とは思っていません。
そんなの、不可能ですからな。

が、何となく「聴こえている」かも知れないが、
「よく聴いていない」
「深く聴いていない」
状況にはなっているように感じます。

※※※

プレイヤー自身が「耳を使いまくった」演奏。
物凄い演奏になる筈です!

雨上がりの新緑2014年5月21日

昨夜は久しぶりによく降りました。

出勤時には雨はあがっていて、
傘を持たずに出掛けることができました。

いつもはスコアを読みつつ、
いつの間にか眠りに落ちてしまう阪急電車の中。
今日は山並みを眺めました。
雨上がりの新緑がとても美しかったからです。

曇り空だったのが少し残念。
五月晴れならもっとキラキラだったでしょうに。

一発勝負2014年5月20日

このところ、
一曲につき2回練習するスタイルを採ってきました。
1回目は小返し、
2回目は通すという形です。

出来れば、
1回目に通し、
それを踏まえて2回目に小返しし、
3回目に再び通したいところです。

が、そこまでの時間が確保できないので、
2回練習という方法にしました。

予め「2回やるよ」と呼び掛けたのが良かったのか、
それとも良くなかったのか?
1回目に身の入った演奏ができないケースが多々ありました。

いや、それはちょいと見方が厳し過ぎるか。
何とかしようとしているんだけれども、
1回目には思い通りにいかないというのが実情なんだと思います。

しかし、本番は1回きりなのです!
一発勝負に賭けるスタイルが、
ぼちぼち必要になってきているのかも。