聴こえる・聴こえない2025年7月10日

奏者にとって、
自分の音が聴こえているか、聴こえていないか、は、
重大関心事だと思います。
自分自身、
ホルン吹きだった頃は同じでしたから、
その気持ちはよく分かります。

どんなホールでも、
指揮台の場所が一番いい音が聴こえる場所だと言われます。
ホールほどではないにしても、
各会場の創造活動室でもいい音で聴かせてもらっています。
もちろん毎週金曜日のスタジオでも。

という経験を長年積んでくると、
各奏者のお気持ちが分からなくなってきていて、
「私の音は聴こえているか?」と問われたとき、
なんでそんなに気にするんだろうと思います。

いかんいかん、
ホルン吹き時代の気持ちを思い出して、
「大丈夫、聴こえてます」
と応えることが多いです。

これで終わればいいのですが、
「ホントに?ちゃんと聴こえてる?」
と聞かれると、
音楽づくりの上での難題だなと感じます。

奏者心理としては、
「ハッキリ」しているかどうかが気になるところだと思います。

しかし、私にとっての「ちゃんと聴こえている」は、
「大きな音でハッキリ聴こえている」場合もあれば、
「埋没してしまっているようで、ちゃんと隠し味が効いている」ような聴こえ方の場合も。

何もかもハッキリすればいいというものでもなく、
かと言って奏者としてはハッキリ聴こえさせたい。

永遠のテーマなんやろなと思います。

0.22025年7月10日

演奏会翌朝の体重は、
0.2キロ減でした。

1キロは落ちたやろ、
と思っていたのですが、
意外と小幅。

やはり打ち上げでしっかり食べたから?