タタッタター2010年7月8日
演奏会前最後の日曜練習を終えた翌6/28(月)。
さてさて、演奏会明けの練習曲をどうしようかと思いながら昼寝していた、CDをかけながら。
ラックに並んでいる順番にかけているので、昼寝用の選曲ではない。
“マエストロ”フレデリック・フェネル指揮、イーストマン・ウインド・アンサンブルの
16枚シリーズ中の2枚目。
この時の順番が、たまたまこれだっただけのことだ。
1曲目はゴードン・ジェイコブの組曲『ウィリアム・バード』。
そうそう、演奏会後の練習曲言うたら、こういうベーシックな線やねんな。
ホルストの『第1組曲』『第2組曲』、ヴォーン=ウィリアムズの『イギリス民謡組曲』とか。
俺って、どうもそういう発想しかないねんな…
ウトウトしてたら、アルバム最後の曲が「タタッタター」と始まった。
「これや!」私は急に閃いたのだった。
演奏会終わった、次の演奏予定がない、そやから基礎固めや、お休みや、、、違うて!
本番予定がないからこそ、本番用に選曲されへんようなデカブツに取り組んだらええんやんか!
演奏会で採り上げる大曲の選曲には慎重さが重要。
何せ、その演奏会の成否を左右するからである。
演奏自体も、どうしても硬くなりがち。
しかし、本番予定がなければ気楽に取り組める。
やってみたら、もしかするとそのまま演奏会にプログラムされるかもしれない。
あるいは、数年後の候補曲としてインプットされるかも。
はたまた、「こりゃ、本番では無理だわ…」という寂しい結果も。
いずれにせよ、やってみるのは面白そうだ。
「タタッタター」を楽譜リストから探すと…やっぱりない。
こうなりゃ思いきって購入じゃい、という訳でJEUGIAに電話。
1週間で取り寄せ可能ということで、勢いで注文してしまったその曲とは、
ウィリアム・ウォルトン作曲『戴冠式行進曲「王冠(クラウン・インペリアル)」』である。
1937年の作品だから、古典と呼んで差し支えなかろう。
その気高く美しいメロディに、高校1年の頃から虜になってしまっている。
今から10年前にも素晴らしい演奏と出会っているのだが、長くなるので、
それらの想い出はまた次回にしたいと思う。
練習曲、2曲はやりたいなということで、
せせらぎコンサート実行委員会で何度も候補に上がりながらボツりまくっている、
フィリップ・スパーク作曲『ダンス・ムーブメント』も採り上げることにした。
この楽譜はあるということだ!
うちって、どんな楽団なん!?