監督だって、楽しんじゃおっと2010年7月6日
バレーボールの監督って、結構目立ちますよね。
選手がプレーしているコートのすぐ近くで燃えてはりますしね。
でも、あくまでもコートの外。
アルゼンチン代表のマラドーナ監督、目立ってましたねぇ~。
すごく喜怒哀楽をはっきり表現しはりますし。
それでも、ピッチの外。
演劇の世界では、かなり厳しく稽古をつける方が有名ですよね。
でも、本番中は舞台袖で見つめるしかない。
北野武監督が、自身の映画に出演されるケース、多いですね。
ヒッチコック監督がちょこっと自作に顔を出すというのも有名です。
が、監督の立場では映っていませんよね。
世の中にはいろんな監督業がありますが、
オーケストラの指揮者って、特殊だと思いませんか?
本番中のプレイヤーと同じフィールドに立って、
しかもプレイヤーより目立つ場所にいるでしょ。
他にないのでは?
そんな指揮者をやってるせいか、それとも性格なのか、
どうも一人で背負ってしまうきらいがあります。
背中でお客さんに対する責任を一身に受け止めているのだと。
それが間違いだとは思いませんが、
あまり真面目に考え過ぎるのもどうか、と。
第一、プレイヤー諸氏と同じフィールドにいるからと言って、
指揮者は音を出す訳じゃないんだから。
本番中は、「頑張ろうぜ」と念を送るしかないんだし、
たまたま居場所がステージのど真ん中というだけなんですよ。
よ~し、もう開き直って俺も楽しんじゃえ、
と思ったら、
本当に楽しめました。
第23回せせらぎコンサートに来場いただいた皆さま、
楽しんでいただけましたでしょうか。
指揮者は無責任にも、ひたすら楽しませていただきました。
せせらぎプレイヤーズも楽しく演奏していました。
伝わっていればとても嬉しく思います。
次回も一緒に楽しみましょう。