『ブリッジ・オブ・スパイ』を観る2016年1月27日
圧巻でした。
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:コーエン兄弟
主演:トム・ハンクス
超一流ですわな。
出来が悪い筈がない。
完璧すぎるのが欠点ではないかと思えるくらい、素晴らしい映画体験でした。
2時間22分もあるのに、あっという間に終わったと感じました。
この感覚は、クリント・イーストウッド監督の『チェンジリング』以来かもしれません。
米ソ冷戦の時代。
FBI に逮捕されたソ連人スパイ・アベルを弁護するのが、トム・ハンクス演じるドノヴァン。
「誰であろうと(仮想敵国人のスパイであろうと)公正な裁判を受ける権利がある」
この信念のもと、様々な妨害に挫けそうになりながらも、アベル帰国のために奔走。
アベルとドノヴァンの間には、いつしか信頼、尊敬、あるいは友情と言っていい感情が。
ドノヴァンを演じるトム・ハンクスはもちろんのこと、アベルを演じたマーク・ライランスの抑えた演技が光っていました。