意識、あるいは記憶?2012年7月19日

今年の演奏会は大雨で、
ご来場いただいた皆様には大変なご苦労をおかけしました。
楽団員も楽器運搬に大変苦労しました。

それとはひきかえに、例年より涼しい一日でした。
私自身、だいぶ体が楽でした。

演奏会の録音を聴かせていただきましたが、
ほぼ指揮台で聴いた印象のままです。
ナイスな録音でした。
と同時に、
本番の記憶を失っていなかった自分にビックリしました。

実は、例年、演奏会のどこかで意識が飛んでしまうのです。
「えっ、指揮者がそんな筈ないやん!」
と思われるかもしれませんが、さにあらず。
あの暑さにやられてしまうのです。
無意識のまま指揮している場面が、実はあるのです。

対「暑さ」トレーニングは怠りなく行っているつもりです。
何せ、7月に定期演奏会を開催する楽団ですから。
それでも持たなくなるんです。

それが今年は大丈夫だったのは、
ひとえに気温が低めだったおかげでしょう。

大雨でご迷惑をおかけしましたが、
逆に演奏者(指揮者を含めて)の集中力を高める、維持することもあるのです。