2016年06月
6月10日(金)は、
フルート × 3
B♭クラリネット × 8
アルト・サックス × 4
テナー・サックス × 1
トランペット × 3
ホルン × 4
トロンボーン × 5
ユーフォニアム × 1
パーカッション × 3(うち、賛助1)
そして私の計33人で合奏を行いました。
Bodhran(ボーラン)という打楽器が『マードックからの最後の手紙』で編成されます。
アイルランドの楽器です。
映画『タイタニック』では、
レオナルド・ディカプリオがケイト・ウィンスレットを下層デッキに誘っていったシーンで登場。
アイルランドの音楽が生演奏されながら多くの人たちが踊り狂うのですが、
そのリズムの核となっているのがボーラン。
さすがに用意するのが難しく、別の楽器で代用しているのですが、
その効果は充分に発揮できていると思います。
『マードックからの最後の手紙』では、おそらく、
タイタニック号の出港、その後の航行を描いているシーン(と私は解釈)で使われています。
演奏技術の観点からは、ボーランはポップスにおける「ドラムス」の役割で書かれていると思います。
この日の練習のキモは、ゆっくりしたテンポから速いテンポまで、いろんなテンポで合わせながら、
ボーランが芯となることを念じて練習しました。
木管楽器には速いパッセージが待ち構えている場面。
なかなかボーランに乗っていくのは難しいかも知れませんが、
何とかして波に乗っていきたいものです。
思えば、昨年の演奏会の直前だったか直後だったか、
一気に読んだ横山秀夫の小説『64』。
NHK でテレビドラマ化されたのも観ました。
そして映画化です。
会社で「前編」の入場券をもらうことができました。
とても珍しいことです。
ありがたく使わせていただきました。
私の感じたところ、いやはや、これは凄い。
原作を読んだことのある映画で、ここまで私にピタリと嵌るのは珍しい。
明日公開の「後編」が楽しみです。
ミシェル・ルグランの音楽が堪能できる映画『ロシュフォールの恋人たち』。
先週、TOHO シネマズ二条でかかっていることが偶然に分かったので、
楽員の皆さんにお知らせするメールを投げさせていただきました。
てっきり、6/3(金)で終わりだと思っていたのですが、
よく調べると6/10(金)まで続くようです。
思い込みで「終映=6/3(金)」とお知らせしまして、申し訳ありませんでした。
「午前十時の映画祭7」というイベント上映のようです。
過去の名作をデジタル・リマスターしてリバイバルするとのこと。
「午前十時の映画祭」には、これまでも何度か足を運ばせていただきました。
既に「7」ということは、7年目に突入しているということなのでしょうか。
昨年の今頃、『ニュー・シネマ・パラダイス』を TOHO シネマズ二条で観ましたが、
あれは「午前十時の映画祭6」だったのでしょうか。
よく覚えていません。
せせらぎコンサートで演奏する『ミシェル・ルグランの世界』。
映画『ロシュフォールの恋人たち』の音楽も含まれるので、
数か月前にツタヤで DVD を借りて観ました。
が、可能ならば劇場で鑑賞したいものです。
6/3(金)で終わりだと思い込んでいたので、劇場では観ることができないと思っていました。
が、6/10(金)まで続くのであれば、午前十時からの数時間は仕事を休むチャンスが作れます。
このチャンスを活かさない手はありません。
やっぱり、映画は劇場鑑賞がいいですね!
映像も音響も迫力が違います。
ミシェル・ルグランの天才的な音楽、堪能しまくりでした。
6月5日(日)、京都市立京都堀川音楽高等学校音楽ホールで開催された
「2017万華鏡世界大会 in 京都 プレイベント いちむじんコンサート」
を聴きました。

おいおい、こんな写真載せちゃって大丈夫なんか?
と思うかも知れませんが、心配には及びません。
「いちむじん」のほうから、ジャンジャカ写真を撮って拡散してくださいということで、
激しい楽曲を2曲演奏する間は自由に撮影して良かったのです。
映画の舞台挨拶にしても何にしても、最近はこういうのが多いのかも。
ところで、皆さんは「いちむじん」をご存知でしょうか?
大河ドラマ『龍馬伝』のエンディングを担当した高知出身のギター・デュオ、
と言ったらピンとくるでしょうか。
「いちむじん」とは土佐弁で「一生懸命」という意味だそうです。
来年、京都で開かれる万華鏡世界大会に向けて新曲を委嘱されたそうです。
万華鏡をイメージして、というよりも、
万華鏡を覗いているときの気持ちに寄り添うような楽曲に仕上げようとしているそうです。
(この日、披露してくれましたが、もっともっと詰めていくつもりだとのこと)
京都万華鏡ミュージアムと京都堀川音楽高校は徒歩圏にあります。
そんなことからこのホールで開かれたのでしょうか。
音響の評判がとても良いホールなので一度ここで音楽を聴きたいと思っていました。
客席300ほどのこじんまりしたホール。
最後列の端っこで聴いていたんですが、すぐそばでギターの生音を聴いているような感じ。
音が波動となって、皮膚から入り込んでくる、そんな印象を与えてくれました。
普段、大阪で働いていると、時々無性に鳥取に出掛けたくなります。
きっと似たような理由から、吹奏楽をやっていると、ふと単音色の楽器の音が聴きたくなります。
ピアノだとか、マリンバだとか、ハープだとか。
中でもギターにはかなり惹きつけられます。
単音色といっても、ギターのそれにはかなり幅があって面白いのです。
かき鳴らすのも良し、
一音だけ「ポーン」と鳴らし、減衰していく時空間を感じるのも良し。
ギターを聴いていると、発音の瞬間が命だよな、と強く感じます。
吹奏楽もそうなのですが、ギターを聴いているとアタックの大切さが身に沁みます。
そして、二人のギターが全くズレない。
息がピッタリ合っているのです。
ちょっとしたミスなんか帳消しにしてしまう、見事なアンサンブルでした。
米子出張2016年6月5日
6月2日(木)から3日(金)にかけて、米子へ出張してきました。
近畿・中国・四国ブロックの系列会社の担当者が集まり、
年に一度、顔を合わせて会議するのです。
持ち回りで開催されるのですが、今年は米子でした。
京都から米子へ行くには、
新幹線で岡山まで行き、
岡山から伯備線の特急「やくも」に乗って行くルートが一般的だと思います。
おそらく一番早く着くルートだと思います。
が、私にとって馴染み深い特急「スーパーはくと」に乗るルートを選択しました。
つまり、[始発]京都 —(東海道本線・山陽本線)— 上郡 —(第三セクターの智頭急行線)— 智頭
—(因美線)— 鳥取 —(山陰本線)— 倉吉[終点]

《 特急スーパーはくと 》
倉吉からは特急「スーパーおき」または「スーパーまつかぜ」に乗りたかったのですが、
ダイヤの都合がうまくいかず、
快速「とっとりライナー」で米子へ。

《 快速とっとりライナー 》
山陰地方としてはビックリするくらいの晴天で、
車窓から大山が綺麗に見えました。

《 大山 》
米子駅からはタクシーで向かっても良いのですが、
せっかくなので「鬼太郎列車」で有名な境線に乗りました。

《 境線 普通列車 》

富士見町という駅で下車。
米子からたったの2駅。
「市電」に乗るような気分でした。
そこからは徒歩で、会議開催場所であるホテルサンルート米子へ。
ほんの数分です。
会議も、その後の懇親会もホテルサンルート米子で、ということは事前に聞いていました。
ということは、宿泊も同じなんだろうな、と思い込んでいました。
会議・懇親会が同一場所だと、
宿泊もセットで幹事社が取っておいてくれるパターンしか経験がありません。
到着後の受付で、
「チェックインは済ませてありますので、部屋の鍵をお渡ししておきます。
もし、荷物を置きに行かれるなら、先にどうぞ」
と案内してくれる筈なのに今回は後なのかな?と思いました。
会議終了後、ひと風呂浴びてから懇親会、というのがよくあるパターンなのに、
会議終了、即、隣の部屋で懇親会という流れ。
まっ、喉も乾いていたので、これもありかなと思いました。
懇親会終了後、2次会へ向かう段になって、同僚から、
「今日はどこに泊まらはりますのん?」と聞かれ、
そうか!今回は自分で宿泊する場所を確保しておくパターンだったのか!と気付きました。
我が社からは私を含め3人が出張したのですが、
一人はバス、
もう一人は新幹線&やくも、
そして私の山陰本線回りと、
全く別行動したのです。
互いの行動に干渉しないでいたので気楽なのは良かったのですが、
私だけ勝手な思い込みで、宿泊について勘違いしていたのです。
大慌てでフロントに戻り、なんとかホテルサンルート米子が確保できたのでした。
何やってんだか。。。
そんなこんなでお世話になったホテルサンルート米子の客室から、
朝4時の大山が素晴らしく美しかったのです。

ピンぼけで済みません。。。
6月3日(金)も出張仕事の続きで、おそらく練習には間に合わないと思っていました。
が、各社さんとも早く帰りたかったのか、意外とすんなり仕事が終わりました。
何とかスタジオ入りすることができました。
6月3日(金)は、
フルート × 5
オーボエ × 1(エキストラ)
バスーン × 1(エキストラ)
B♭クラリネット × 9
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 4
テナー・サックス × 1
トランペット × 4
ホルン × 4
トロンボーン × 3
ユーフォニアム × 3
テューバ × 1
パーカッション × 3(うち、エキストラ1)
そして私の計41人で合奏を行いました。
テンポは揺れて当たり前、というのは何度か書きました。
が、ものには程度というのがあります。
揺らぎを小さくしたほうが聴きよい、という場面もあります。
このところ気を遣っているテーマですが、
この日もメトロノームを使って練習したり、
立ち上がって足踏みしながら練習したり、
ちょいとばかし工夫してみました。
少しずつ整ってきたと思います。
演奏会まであと一か月なので、ついつい飛ばし気味になります。
私自身もスッ飛んでしまいそうになることがあります。
が、急がば回れ。
一個一個確認するつもりで進めることができれば良いなと思います。
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