スパッと2016年5月31日
第29回せせらぎコンサートを目指しての練習をしながら思うこと。
それが表題の「スパッと」です。
音の切り方、テンポの切り替え方。
切れ味鋭く「スパッと」いくと決まるやろな、という箇所が多いのです。
かなりの集中力を要し、なかなか難しいです。
2016年05月
第29回せせらぎコンサートを目指しての練習をしながら思うこと。
それが表題の「スパッと」です。
音の切り方、テンポの切り替え方。
切れ味鋭く「スパッと」いくと決まるやろな、という箇所が多いのです。
かなりの集中力を要し、なかなか難しいです。
5月29日(日)は、北文化会館・創造活動室での臨時練習。
フルート × 5(うち、新入団1)
オーボエ × 1(エキストラ)
バスーン × 1(エキストラ)
B♭クラリネット × 10
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 3
テナー・サックス × 1
トランペット × 6
ホルン × 5
トロンボーン × 6
ユーフォニアム × 2
テューバ × 2
パーカッション × 4(うち、エキストラ1)
そして私の計48人で合奏を行いました。
また、休団中の F さんが司会進行を引き受けてくれまして、この日が初参加。
司会していただきながらの全曲通しは、ぐっと本番に近づいた感じでした。
さて、この日のお昼時に、最近入団された M さんとお話ししました。
「指揮はいつから?」と聞かれ、そう言えば長くやってきたなと思いました。
が、習ったことは?
ないんです。
ホルンとピアノはレッスンを受けましたが、指揮は独学です。
齊藤秀雄さんの『指揮法教程』だけが頼りでした。
指揮の様々な運動が、とても分かりやすく解説してあるのです。
中でも「叩く」運動、つまり、打点(発音ポイント)をハッキリさせる運動が基本。
そこから、打点はあるけれども、そこに入っていく過程で弧を描くようにする「しゃくい」、
打点の全くない「平均運動」、
先に点に入っておき、素早く抜けることで発音ポイントを示す「先入法」など、
応用も学ぶことができます。
若い頃から、「叩く」ことは思いきってできたと思います。
が、柔らかな表現には苦労し続けました。
なので「しゃくい」や「平均運動」の稽古を重視してきました。
が、全曲通しながら、「何だか叩きが弱いぞ」と感じました。
強めに叩こうとすると、力んでしまうのです。
脱力して打点に腕を落とすのが基本だというのに …
これまでスコアに噛り付いて、振り方にあまり気を遣ってこなかったのもいかんと思います。
基本に立ち返りたいと思います。
5月28日(土)。
四条烏丸で用事があったついでに、ふらりと京都シネマに寄ってみました。
ちょうどいい時間に『ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年』がかかることになっています。
京都での公開初日ということで、朝刊にも紹介記事が載っていました。
これは何かのご縁じゃろ、と思いまして、チケットを買いました。
すると、入場順は84番。
約100席の部屋ですから、ほぼ満席やん!
その時知ったのですが、この回には舞台挨拶がセットされていたのです。
京都シネマは、入場順で自由に座っていくシステム。
通常、84番くらいだと、前の方とか端っこの方しか空いていないパターンです。
が、舞台挨拶の回だからでしょう、前の方から詰まっていって、好みの後方はガラガラ。
ほぼベストな席に座ることができました。
私も関西の人間ですから、もちろん辰吉丈一郎さんのことは知っています。
が、詳しく知っている訳じゃないんです。
正直申しまして、私の目当ては、
阪本順治監督が辰吉丈一郎さんを題材にどんなドキュメンタリー映画を撮ったのかでした。
阪本監督の作品で、私が観たことのあるのは以下の通り。
『顔』
『 KT 』
『亡国のイージス』
『魂萌え!』
『カメレオン』
『行きずりの街』
『大鹿村騒動記』
『北のカナリアたち』
『人類資金』
私には硬派なイメージがあります。
そんな阪本監督が、辰吉丈一郎とのざっくばらんな会話を通して、
その人となりに寄り添ったのが『ジョーのあした』というドキュメンタリーだな、という印象でした。
ボクシングの試合映像なんてほんの少し(ほとんどがテロップでの紹介)。
九割方、インタビューでの構成です。
それでこれだけ見せてくれるのは、お二人の間に信頼関係があるからなんでしょうな。
そして舞台挨拶にはもちろん、阪本順治監督と辰吉丈一郎さんが登場しました。
ジャンジャカ写真を撮ってジャンジャカ広めてくれ、
ということだったのでジャンジャカ撮ったのですが、
暗い部屋でのピント合わせがうまくいかず、これが一番マシな写真。
向かって左側が辰吉丈一郎さんで、右が阪本順治監督。
何となく分かってもらえるでしょうか。
混むので、舞台挨拶のある回はあまり好みではないのですが、たまにはいいもんですな。
何せ、生のお二人にお会いすることができたのですから。
5月27日(金)は、
フルート × 4(見学の方1人含む)
B♭クラリネット × 8
アルト・サックス × 2
テナー・サックス × 1
トランペット × 3(見学の方1人含む)
ホルン × 3
トロンボーン × 3
ユーフォニアム × 2
テューバ × 1
ストリング・ベース × 1
パーカッション × 2
そして私の計29人で合奏を行いました。
最近の金曜日の合奏は、ウイーク・ポイントの克服を中心に進めています。
まるまる通すことができるのは1曲くらいしかない、というペース。
その1曲も、できるだけウイーク・ポイント克服に近いものを選んできました。
昨日は、割と調子よく合奏できている『アメリカン・パトロール』を採り上げました。
普段、うまくいっていると、つい油断して後回しになりがち。
もう一度おさらいするつもりでやってみました。
でも、やっていくうちに、まだイメージを伝えきっていなかった箇所が沢山ありました。
リズムの間違いも発見。
やはり油断大敵なのでした。
昨日参加できた方々は、よくおさらいするとともに、横の連絡をしてもらえると助かります。
普段からそうなのですが。
そして明日は日曜合奏。
楽団の総会(話し合いの場)のための時間も作らないといけないし、
司会進行してもらいつつの全曲通し稽古もしなければなりませんので、
1曲1曲丁寧に小返しできる時間はいつも以上に限られます。
概ねの合奏課題は考えてありますが、
さてさて、思惑通り進めることができますでしょうか?
先月だったか今月の最初のほうだったか、『レヴェナント:蘇えりし者』を観ました。
数日前には『タイタニック』をレンタルして観ました。
いずれもレオナルド・ディカプリオの主演作品。
そして昨日、京都シネマで『ギルバート・グレイプ』を観ました。
1993年のアメリカ映画です。
京都シネマでは「名画リレー」という企画をやっていて、
週替わりでいろんな作品がリバイバルされています。
今週のリバイバルが『ギルバート・グレイプ』という次第。
私、この映画のことを全く知りません。
が、京都シネマから送られてきたチラシに「青春映画の金字塔」と宣伝されています。
主演はジョニー・デップなんですが、彼目当てに劇場に足を運んだ観客が、
弟役のレオナルド・ディカプリオに驚嘆した、ということも書いてあります。
『レヴェナント』『タイタニック』『ギルバート・グレイプ』と、レオ様がどんだん若返っていきました。
『ギルバート・グレイプ』での演技、ホントにビックリしました。
本物なんですな。
恐れ入りました。
観んならん観んならん、と思いつつ、なかなかレンタルしに行かなかった『タイタニック』。
ツタヤの近所の洋服の病院に行った日、今日しかないと一念発起して借りました。
せせらぎコンサートで演奏する『マードックからの最後の手紙』。
マードックは、タイタニック号の一等航海士。
筆まめだった言われる彼が書いた最後の手紙はどんな文面だったのだろうか?
そんな想像を基に、樽屋雅徳さんはこの曲を書いたそうです。
そして映画『タイタニック』からも大きな影響を受けたといいます。
長い映画でした。
3時間以上かかりました。
重要とはいえ、沈没シーンに時間をかけ過ぎではないかと思いました。
映画館のいい椅子に座りながらだと、また違った印象になるかも知れませんが。
マードックの、職務に忠実な様子、よく分かりました。
史実かどうか分かりませんが、パニックを抑えるため、乗客に向けて発砲していました。
その後、責任を取ったのか、拳銃自殺して海に消えていきました。
マードックに思い入れを持ってしまっている私には、かなり衝撃的なシーンでした。
5月20日(金)は、
フルート × 5
オーボエ × 1
B♭クラリネット × 9
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 3
トランペット × 5
ホルン × 5
トロンボーン × 2
ユーフォニアム × 3
パーカッション × 2
そして私の計37名で合奏を行いました。
(エキストラの方・見学の方・新入団の方すべてを含みます)
何年も音楽をやっていると、メトロノームに合わせる練習というのが苦痛になってきます。
テンポというのは揺れて当然なものなので。
けれども時には、カチッとしたテンポとの「ズレ」がどの程度のものか確かめるため、
メトロノームに合わせる練習も必要かも知れません。
私がホルンを習いに行っていたとき、
「ロングトーンをするときでもメトロノームを用いるように」教えられました。
楽曲を演奏する際、何となく伸ばすということはなく必ずカウントがあるものだから、
常にメトロノームを使い、テンポ感を養っておくのは重要だという教えです。
指揮者になって、フェルマータする際、確かに何となく伸ばす指示をしていません。
タクトを止めていても、自分の中にはカウントがあります。
指揮の基本練習をする際、メトロノームは欠かせません。
何といっても、メトロノームなしでは寂しいもので …
48のテンポでひたすら叩いたり、しゃくったり、手首を使ったり使わなかったり、平均運動をしたり。
動きによってはうまくテンポに嵌らないこともあります。
やはりメトロノームは頼りになります。
昨日、久しぶりに NHK の『歌謡コンサート』を観ようとしたら、
『うたコン』というタイトルに変わっていました。
おそらく、4月の改編で変わったんでしょうね。
司会も谷原章介さんと橋本アナウンサーに変わっていて、
番組の雰囲気も随分変わったように感じました。
「生」歌の伴奏をする「生」オーケストラ、本当に大変だと思うのです。
特に演歌の伴奏、難しいと思います。
敢えてリズムを外してくる歌手が大多数ですから。
テレビを観ていると、指揮者もプレイヤーも、イヤフォンを付けているようです。
自分たちオーケストラの音が増幅して聴こえるようになっているのか、
はたまた歌手の歌声をカットするようにできているのか。
システムはよく分かりませんが、おそらくそういうことだと想像します。
聴いてたらつられて伴奏しにくいでしょうし。
せせらぎでも、「どソロ」があって、バンドがそれを伴奏することがあります。
お互いがつられてうまくいかないことが多いです。
ソロはソロ、伴奏は伴奏と割り切って演奏するように心掛けたほうがいいのでしょうね。
難しいですが、なんとか頑張ってみます。
トランペットの F さんの演奏を聴いていると、まず、気の抜けた音というのがありませんな。
必ず何らかの意思が伝わってくる音ですな。
私の受け取りといたしましては。
休符の箇所では、確かに、体は、休ませてはります。
が、気持ちまで休ませてはりません。
そうとちゃうかな?
そやないと、休符のあとの出番で、ピタッと合わせるの、難しいもんな。
新譜に取り組む際、まず、しっちゃかめっちゃかになることがないですな。
もしかすると、初見に強いから?
でも、それだけじゃなく、準備を怠らないというのが大きいのでは?
楽器を弾く時間が取れなくても、音符の並びには目を通してくるのでは?
こういう当たり前のことが、なかなか出来んのです。
昨日の合奏についてのひとりごとにも書きましたが、第1部に「選択と集中」していたとはいえ、
その日の合奏項目にある第2部まで注力していなかったんです。
見習わんとあきません。
5月15日(日)は、臨時合奏を右京ふれあい文化会館の創造活動室で行いました。
フルート × 3
オーボエ × 1(エキストラ)
B♭クラリネット × 6
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 3(見学(入団でしたね)1名含む)
テナー・サックス × 1
バリトン・サックス × 1
トランペット × 5
ホルン × 5
トロンボーン × 5
ユーフォニアム × 3
テューバ × 2
パーカッション × 5(エキストラ1名含む)
そして私の計42人で合奏を行いました。
難しい箇所は、暗譜してみるのも有効な対策かも知れません。
『ゲッタウェイ』のリハーサル記号 G のところなど、その典型かと思われます。
ここのところ、間違ってもいいから楽譜を見ないで合奏してみようという試みに取り組んでいます。
以前、ピアノの先生から、楽譜を覚えて、手元だけを見て弾く練習をしてみましょうだとか、
目を瞑って弾く稽古をしてみましょうとか言われたことがあります。
「視覚」を消し去って「聴覚」に集中してみると、割とうまく弾けることがありました。
そんなに長い区間ではないので、すんなり取り組んでもらえたかな、と思います。
そして、その効果は絶大だと感じております。
私自身は、何とか第1部の楽曲を暗譜できたかなと思います。
本日の通し稽古のときには、なんとか振ることができたかな。
やっぱり暗譜した方が指揮しやすいですな。
でも、第2部は未だダメなんです。。。
しばらく、宿に籠って暗譜に勤しみます。