2017年06月

持ち物準備2017年6月30日

本番が迫ってきたので、
当日の持ち物をチェックしていたら、
黒の靴下がえらいことになっていました。
かかとのところが、
もう殆ど穴あきに近いくらい、
薄くなっていたのです。

見えるものじゃないのですが、
やはり気持ちの上で気になります。
本番で身につけるものはピシッとしていたいですから。

久しぶりに大丸京都店に行ってみたら、
セールでした。
やばい、
人混みは苦手やなと思いましたが、
靴下売場には私しかいませんでした。
ラルフ・ローレンをゆっくりお安く選ぶことができました。

かくして準備は続きます。

テンポ設定2017年6月29日

バーンスタイン作曲『キャンディード序曲』のテンポ指定が152。
スパーク作曲『メリーゴーランド』のテンポ指定が148。
ほぼ同じです。

せせらぎで演奏する際の私の想定テンポは、
どちらも132。

とはいうものの、
おそらく140前後で演奏しているだろうと思います。

不思議と揃ってくるのですな。

上げ過ぎないよう、
かつ、
抑え過ぎてたるくなってしまわないよう、
気を付けたいと思います。

そのサジ加減が難しい。

道場を掃除する2017年6月26日

書斎のことを、
私は勝手に「道場」と称しております。
デスクワークするだけでなく、
ストレッチや筋トレもするので。

ある日、
埃だらけなのに気が付きました。
演奏会前でバタバタしていたからか、
ほったらかしだったのです。

「道場」が埃だらけではみっともないので、
久しぶりに念を入れて掃除しました。
ダイソンが物凄い量を吸い込んでくれました。

マメにやらんとあきませんな。

本番一週間前2017年6月25日

6月25日(日)は、
本番会場である京都こども文化会館の、
大ホールではなく小ホールをお借りして、
本番一週間前の練習を行いました。

ピッコロ × 1
フルート × 2
オーボエ × 1(エキストラ)
バスーン × 1(エキストラ)
B♭クラリネット × 12
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 3
テナー・サックス × 1
バリトン・サックス × 1
トランペット × 9
ホルン × 6
トロンボーン × 5
ユーフォニアム × 3
テューバ × 2
パーカッション × 7(エキストラ2含む)

そして私の計56人で合奏を行いました。

本番と同じ京都こども文化会館が借りられるのは、
とても有難いことです。
ただし、
大ホールではなくて小ホールだというのがキツいのです。

大ホールは1階ですが、
小ホールは3階ですから。

打楽器をはじめとする大型楽器の運搬で疲労困憊します。
今日は私もチャイムの音管運搬に携わりました。
エレベーターに載せることができない大きさなので、
階段で持ち上げました。

腕がパンパンです。
肩より上に持ちあがりません。

普段、
タクトを脱力して振る稽古をしているし、
一日練習での指揮疲れという訳ではないと思います。

やはり運搬の影響・大です。

平行移動と上下移動とでは、
体への負担がまるで違いますね。

誰にとってもキツい練習だったと思います。
一週間後に繋がることを祈っています。

≪ 昼休み風景 ≫

≪ 昼休み風景 ≫

伝統芸能 夏の陣2017年6月24日

呑み助の私は、
酒場でいろんな人と知り合います。

寺町二条の小料理屋で知り合った人は大学の後輩でした。
豪放磊落な語り口は私よりも先輩の風情でしたが、
髪の毛はやっぱり後輩でした。

が、娘さん二人を残して旅立ってしまったのです。
癌でした。

そのことを全く知らず、
件の小料理屋で奥さんと娘さんお二人にお会いしたときは、
あまりのことに泣き崩れてしまいました。

私の姉が逝ったのは27年前。
やはり二人の子供を残して。

梨園の妻のことを思いつつ、
ついこんなことを書いてしまいました。

※※※

近所の酒房たなかやで呑み友達になったのは、
三味線奏者の三宅良さん。

6月24日(土)に、
下鴨の旧三井家別邸で、
「伝統芸能 夏の陣」というイベントに出演するというお知らせをいただき、
鑑賞しに行ってきました。

20170624下鴨旧三井家別邸

20170624下鴨旧三井家別邸の庭園

長年京都に住んできたのに、
こんなにも素晴らしい空間があることに全く気付いていませんでした。
三宅くんに感謝です。

このイベントでは、
「狂言」
「長唄三味線」
「薩摩琵琶」
「能がたり」
「講談」
を楽しませていただきました。

司会の方が仰っていた通り、
普段慣れ親しまない芸術に触れる機会を与えていただき、
とても有難いと思いました。

正直いって、
ちょっと眠い時間帯もありましたが、
それはクラシックの演奏会を聴きに行ってもあることです。

待つ、ためを作る2017年6月24日

6月23日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 2
B♭クラリネット × 10
アルト・サックス × 3
テナー・サックス × 1
トランペット × 9
ホルン × 4
トロンボーン × 3
ユーフォニアム × 3
パーカッション × 6(エキストラ2含む)

そして私の計43人で合奏を行いました。

8分音符が詰まってしまいます。
3連符系統の動きの途中に挟まる4分音符がためられません。

どうしたら矯正できるのか、
頭を抱えています。

2017年6月21日

久しぶりの大雨となりました。
大阪の高層ビル群の上のほうに雲がかかっています。

この時期に追い込み&本番を迎える我々にとって、
天気はとても気になるところです。
運搬にも客足にも影響があります。

小分けにして降らないものかと思いますが、
こればっかりはコントロールできませんね。

『楽譜の風景』、ホント、勉強になります。2017年6月19日

岩城宏之さんの著書『楽譜の風景』。
共感しまくりです。
指揮した経験がある人ならば誰でも共感できると思います。

逆に、そうでない人はどんな風に読むのでしょうか?
「はぁ~、そういうものなのかぁ~」という感じでしょうか?

※※※

スコアを暗譜すべきかどうか、という話が出てきます。

岩城宏之さんは、
譜めくりをしなくて済むのをメリットとして挙げておられたと思います。

私もそれは感じますが、
それにも増して、
目の前の空間の広さが有難いと思います。
指揮棒を振る自由度が上がると思うのです。

指揮棒を振る下限点は、
概ねベルトの高さだと言われます。

ということは、
指揮用譜面台の高さをうまく調節しておけば、
指揮棒の邪魔にはなりません。

が、
自動車の最高速度に余裕があるように、
指揮棒を振るのに可能な空間にも余裕が欲しいのです。

ならば、
指揮用譜面台はない方が指揮の余裕が生まれます。

つまり、
暗譜で振った方が自由度が上がると思います。

※※※

が、
気を付けたいのが、
本番中の「事故」。

もう何年も前のことですが、
『スペイン奇想曲』を演奏したとき、
ホルンのソロが全く違う場所で入りました。
演奏をストップすべきレベルのミスでした。

(岩城さんも『春の祭典』で振りミスの経験があるそうです)

もしもスコアなしで指揮していたら、
収拾がつかずにホントに止めざるを得なかったと思います。

ここ数年、暗譜で指揮していますが、
万が一に備えてスコアを置いてやった方がいいような気がします。

もちろん、
スコアなしでも振ることができるようにしておいた上での話ですが。

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のサントラを聴く2017年6月18日

映画を観ながら、
音楽が全く印象に残らなかった『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。
なのに、
なぜかサントラを買った『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。

聴いてみて驚きました。
あまりにも美しいのです。

この作品のためにレスリー・バーバーが書いた曲も、
劇中で使われたヘンデルやアルビノーニの曲も、
圧倒的な美しさ。

音楽が全く印象に残らなかったということは、
イコール、
ドラマの邪魔を全くしていなかったのでしょう。

プログラムをひっくり返して2017年6月17日

6月16日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 3
B♭クラリネット × 11
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 4(見学1含む)
テナー・サックス × 1
トランペット × 9
ホルン × 4
トロンボーン × 2
ユーフォニアム × 3
パーカッション × 4(エキストラ1含む)

そして私の計44人で合奏を行いました。

日曜練習を含め、残り4回の集合。
いよいよ押し詰まってまいりました。

このところ、
第1部から始めるにせよ、
第2部からにせよ、
プログラム順で追っかけていました。

すると尻切れで終わってしまう曲が決まってしまうようになっていたので、
プログラムと逆の順番で取り組んでみることに。

コラールも含めて8曲に当たることができたのですが、
ラストとなったのが『ジャパグラⅩ「時代劇絵巻」』。
あれ?
プロ順にやってもこれで終わることが多かったぞ。
不思議です。

ということで次回は、
やや消化不良の『ジャパグラⅩ「時代劇絵巻」』を頭に持って来て、
そこからプログラムを遡ってみましょう。

話を戻します。
8曲というのはかなりの数です。
皆さん、よく頑張ってくれました。

ちょいと違う音が混じったか、
くらいのミスでは止めないでおきました。
次は大丈夫だろうと見込んで。

出る場所を間違う、
走ってしまう、
息が合わない、
といったところは止めてやり直すを繰り返しました。

とちってしまってから「ああ、やってもうた … 」にならないよう、
常に先の注意点に頭を使いながらの演奏が大切ですな。