2018年04月

時間の遣り繰りの難しさ2018年4月7日

4月6日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 1
イングリッシュ・ホルン × 1
バスーン × 1
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 8
アルト・サックス × 1
トランペット × 3
ホルン × 3
トロンボーン × 3
ピアノ × 1
テューバ × 1
パーカッション × 2(エキストラ1含む)

そして私の計28人で合奏しました。

4月15日の日曜合奏に向けての2ステップ目。
1ステップ目は『リヴァーダンス』でしたが、
2ステップ目は『オペラ座の怪人』です。

演奏時間が長く、メドレーなので変化にも富んでいます。
リハーサル記号「H」区間の強化練習はしましたが、
あとは一通りおさらいしたら練習時間が切れてしまいました。

金曜日の時間の遣り繰りはいつもながら難しいなと思います。
まあ、仕事を終わらせて出席できただけでも、
ここ数週間のことを思えばマシでしたが。

細部にこだわるとおそらく終止線に至らないでしょう。
モノづくりのためと考えれば、
それはそれでいいかも知れません。
が、週に一度の集合です。
できれば「一曲吹けた」感は持って帰ってほしいとも思います。
次に気持ちを繋げるためにも。

昨日の合奏でも、かなり外れた音が聞こえていたので、
もっと細部にこだわって修正したかったのですが、
それをやり出すと時間切れが目に見えていたので回避しました。
回避したので終了時刻ギリギリとはいえ終止線に至ることができました。

いっそのこと、ミス・トーンがどんなにあっても、
曲頭から始めたら一気に終止線まで行ってしまう。
2回目には修正されることを期待して、
また終止線まで行ってしまう。
金曜日はそんなスタイルの方が効果があるかも知れませんな。

まっ、もう少し悩んでみましょうかの。

センバツ終了2018年4月6日

20180405センバツ・トーナメント表

今年も選抜高校野球が終わりました。
私は乙訓の初戦を甲子園で観戦することができました。

テレビ中継を観ていて、
今回は守備のエラーがかなり多かったように思います。
それも失点、あるいは敗戦に直結するような。

本当に心が痛みました。

『ウィンストン・チャーチル』を観て2018年4月5日

辻一弘さんの特殊メイクや、
それを施されたゲイリー・オールドマンの演技に注目が集まった、
『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』。

ゲイリー・オールドマンといえば、
ハリー・ポッター・シリーズで、
ハリーの名付け親シリウス・ブラックを演じたことで有名。
が、名前も顔も、私は覚えていませんでした。

なので、チャーチルを演じている人の顔がもともとどんななのかということに、
全く興味を覚えませんでした。

というくらいに自然なメイクだったのと感じます。
複雑な言い回しになってしまいましたが …

さてさて、
チャーチルの議会での演説シーンに圧倒されたこの映画。
興味をひいたのは、パンフレットで読んだ、
チャーチル若き日の演説での大失敗談。

なんと、演説の途中で頭の中が真っ白になってしまい、
演説を打ち切って下檀したことがあったそうです。

それ以来、原稿をちゃんと演壇に置くようになったとのこと。

これ、長年、暗譜で指揮してきた私にとって、
背筋の凍るようなお話です。

幸い、本番途中で頭の中が真っ白になったことはこれまでにありません。
が、岩城宏之さんの『楽譜の風景』という本の中で、
『春の祭典』を暗譜振りしている途中で振り間違えた事件を読んで以来、
本番中もスコアを目の前に置いておくようにしました。

怖いので …

チャーチルの逸話を読んで、
さらにスコアが手放せなくなりました。

脇役2018年4月3日

『西郷どん』に徳井優さんが出演してはります。
渡辺謙さん演じる島津斉彬公の側近の役で。

長年にわたり「引越しのサカイ」の CM に出演されましたが、
当時、社長御自ら出演しておられるものと勘違いした人が大勢いたと思います。
何を隠そう、私もそう思っていました。

脇役として、実にイイ味出してはると感じます。

※※※

アメリカの女優でオクタヴィア・スペンサーという人がいます。
私がこの一年以内に観た
『ドリーム』
『ギフテッド』
『シェイプ・オブ・ウォーター』
でガッチリ脇を固めてはりました。

彼女も注目の脇役さんです。

※※※

合奏形態の音楽でも、
主役、脇役というのは、
楽器の特性上、
あるいはファーストやセカンドやサードというパートの特性から、
ある程度分かれる傾向にあるかとは思います。

それでも、
テューバにソロが回ってきたり、
ファーストやセカンドが休みでサードに旋律が書いてあったり、
役割がガラッと変わるケースも多々あります。

私なんかは長年ホルンをやってきたので、
縁の下の力持ち的役割が割と好きで、
ソロが回ってきたりしたらドギマギしたものです。

主役を務めることが多いと、
脇役に回ったときに聞こえなくて面白くないと思うかもしれません。

が、聞こえない音なんてありません。
その音がないと楽曲が成り立たない、
重要な音ばかりです。

ヒント2018年4月1日

『ピッチングの正体』という本を読んでいます。

フォームは人によって違えど、
「人間」という生物固有の構造に基づく、
自然な腕の振り方があると書かれています。

その一例として、
体温計を振ってみたら、
内旋しながら振り下ろす動きが体感できる筈、
とも書かれています。

体温計を振る?
電子体温計しか存在しないと思われる現在、
水銀の入った体温計を振って、
中の水銀を下ろすという動きは想像しがたいかも知れません。

まあ、それはさておき …

ボールペンでもいいのです。
とにかくやってみると、なるほど、そうです。

ふと、タクトを振る動きに、力みがあるんじゃないかと。
体温計でもボールペンでもいいから振ってみて、
自然な動きを取り戻してみる。

大切なヒントが隠されているように思いました。