時間とともに沁みてくる映画2016年8月29日
『シング・ストリート』
キーラ・ナイトレイ主演の『はじまりのうた』の監督作なので、
楽しみのハードルをめっちゃ上げて観に行きました。
そしたら、「何じゃ、これ?」って感じ。
久々に観なくていい映画を観てしもたか … と。
ところが、です。
最初、下手っぴなバンドやなぁと思ってた少年たちが、
時を経るごとに上手くなっていきます。
それと同時に映画のテンションもどんどん上っていきます。
狙いだったんですな。
クリント・イーストウッド監督の『チェンジリング』のように、
最初から最後まで「凄い凄い凄い!」なんて映画のほうが、
そりゃあ少ないですわな。
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『ストリート・オーケストラ』
これも期待しまくりで行ったんですが、
監督の腕がもう一つかな、という印象。
しかし、この映画は観終わってからジワジワ来ました。
涙が、というより、いろいろ考えることが頭に浮かんできたのです。
パンフレットで、映画のベースとなる事柄を読んだからでしょう。
こういうのも映画の味わい方の一つだと、私は思います。