『沈黙 サイレンス』2017年1月28日

この冬、最も観るべき映画は、
マーティン・スコセッシ監督のメガホンによる『沈黙 -サイレンス-』ではないでしょうか!

過日、OS シネマズ神戸ハーバーランドで観てまいりました。

3時間に迫らんとする大作。
中身の濃さゆえ(& 観る前に食べた焼きそばの影響もあったでしょう)
喉がカラカラになりながら観たのですが、
観てしまえばあっと言う間だったような気がします。

観る前には、
感情の起伏が大きくて揺さぶられまくるのではないかと思っていました。
ところが、意外と平静で居続けられたように思います。

もちろん、揺すられました。
が、歴史的に見れば仕方ない面もあったんじゃないか、と、
もう一人の自分が語りかけてくるようにも感じ、
グラグラすることはなかったように思います。

ところで、踏み絵について考えてみました。
もし、私がキリスト教徒ならば、踏み絵はできるでしょうか?
「そんなん形だけのことやし、別にどうってことないわ!」
と思うのです。
心の中で信仰し続ければいいだけのことやし。

しかし、これは私がキリスト教徒ではないから言えることです。

もし、私がマエストロ・フレデリック・フェネルの写真を踏めと言われたら、
踏むことができるでしょうか?
それは単なる写真だと思うことができるでしょうか?