テンポの幅2019年5月25日

例えばドの音が、
ちょっと高いと「ピッチが高い」と言うし、
ちょっと低いと「ピッチが低い」と言います。

つまり、音の高さには幅があります。
各楽器でこれがピタッと合うと、
とても気持ちイイ響きが得られるのです。

そして、聴こえやすさにも繋がっています。

ベルが後ろを向いているホルンが、
たった二人しかいない場合でも、
音がピタッと合っていると、
大人数のトランペットやトロンボーンを相手にしても、
ちゃんと音が通ってくるのです。

ところで、テンポにも幅がある、と私は思っています。

例えば4分音符=120で進行する楽曲があったとして、
メトロノームで計ったら120には違いないのですが、
少し前に行きたがっている、126に近づこうとしている120と、
少しもたれかかっている、116に近づこうとしている120があると思うのです。

テンポには揺らぎがあるものですから、
ピッタリ120でないといけないというものでもないのですが、
転がりそうになっているは抑え気味にしたいし、
もたり気味のときは煽りたいと思います。

が、やり過ぎるとまた変な方向に行ってしまいそうで、
匙加減がとても難しいのです。