映画『夏への扉』を観る2021年7月1日
今は夜の酒房営業を取りやめ、
お昼のごはん屋さんで頑張っておられる「たなかや」さん。
そこの息子さんであるコウスケ君は大の本好き。
子どもの頃からそれなりに本を読んできた私と意気投合し、
ある時、
お互いのお薦めを貸し借りしようということになりました。
私が貸したのは、
横山秀夫の『ロクヨン』前編と後編。
コウスケ君が貸してくれたのが、
フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』。
SF映画の金字塔『ブレードランナー』の原作です。
それともう一冊、
ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』。
つい最近上映が始まったばかりの映画の原作です。
この『夏への扉』、
どうやらタイムトラベルもののSFの古典だそうで、
大変人気の高い小説なんだそうです。
が、私は一回読んだだけではついて行くことが出来ず、
立て続けに二回読んで、
ようやく「ああ、そうだったのか」となり、
面白さも分かったような気がします。
そもそも1970~2000年のアメリカが舞台の小説ですが、
映画は1995~2025年の日本に舞台を移しています。
映画の力はやっぱり凄くて、
おそらく一回観たら多くの人が「ああ、そうだったのか」となる作りだったと思います。
久しぶりにスカッとする映画でした。