昨日の練習2015年2月28日
昨日の練習は夜勤のため参加できませんでした。
申し訳ありませんでした。
『ビター・スウィート・ボンバ』、どうだったでしょうか?
2015年02月
鉄道の運転士の新人訓練。
「行先表示板、よし!」「出発、進行!」などと大声を出している場面に出くわしたこと、ありませんかな?
なんぼなんでもそこまでやらんでもと思いますが、基礎の基礎を叩き込むのに大切なステップなのかも知れません。
話は変わって私の仕事。
そこまで大きな声を出すことはありませんが、スタッフ二人がかりで声を出しての読み合わせというのがあります。
世の中、どんどんデジタル化されていってますが、そうなっていくほどアナログでアナクロなチェック作業というのが大切なんですな。
でもって、4月の大仕事に向けて少しずつ忙しくなりつつある中、通常の2倍の量の読み合わせをした翌日、喉の調子がおかしいのに気付きました。
「ちょいと声を張り過ぎたかな?」と思っていたのですが、実は風邪をひいたのでした。
きっと保菌していたのでしょうな。
そこにもってきて読み合わせを頑張り過ぎ、風邪の症状が顕在化したのだと思います。
幸い、喉と鼻にきただけでした。
体の節々が痛むこともありません。
ちょっと熱っぽかったですが、出てたとしても微熱だろうと思います。
ちなみに体温は測っていません。
数字を見た途端にへたり込んでしまうので…
夜勤明けのあと、徹底的に眠ったのでかなり回復しました。
インフルエンザの全盛期は遠ざかりつつあるかも知れません。
が、暖かくなったかと思えば寒さがぶり返したりで、体がついていきにくい季節です。
皆さんも体調には気を付けてください。
『ビター・スウィート・ボンバ』のリズム噛み合わせは、日曜の練習で何とか先が見えた気がします。
やっぱり、テンポを落っことして、徐々に上げていくという極々当たり前の練習方法、威力を発揮するものですな。
が、今度はまた別の問題が発生しました。
『レ・ミゼラブル』の音(音程)です。
なかなか大変でした。
いつものことですが、一つ灯りが見えたかと思ったら、また別のところの火が消えそうで、一所懸命に薪をくべる。
そこが何とかなったかと思ったら、またまた別の箇所が…
終わりなき奮闘です。
それにしても『レ・ミゼラブル』は難しい。
奏者の皆さんにとったら、純粋に譜面づらが難しいということになるでしょう。
が、私にとったら、練習の進め方が難しいのです。
合奏室=部室で、いつでも合奏できる態勢で椅子は並べてあるし、打楽器もセッティングしてある。
そんな状況なら、打楽器の登場頻度が低い楽曲の練習でも、あまり気を遣わなくて済みます。
しかし、いっぱい打楽器を運んで、大汗掻いてセッティングしたにもかかわらず、殆ど使わないってことになったらあまりにも申し訳ない。
『レ・ミゼラブル』は打楽器が大活躍する場面と、出番が少なく静かな場面が交錯します。
打楽器の出番が少なく静かな場面での管楽器の音程に難ありなのですが、なかなか合奏でじっくりやりにくい。
ここはやはり管楽器奏者の方々の奮起に期待したいところです。
とともに、打楽器メンバーがたまたま参加できないという日が突然に出来れば、合奏メニューを急遽変更し、【緊急レミゼ合奏】というのも必要かいなと思ったりします。
さらに、楽譜自体もちょいと怪しい…
私もスコアを精査しておきたいと思います。
朝の散歩(通勤)で四条烏丸に出る際、通常は京都御苑を抜けます。
が、雨の降った次の日なんかだと、御苑の道はぬかるんでいることが多いので、室町通りを南下することとなります。
室町下立売といえば、平安女学院(平女)。
かつてせせらぎに在籍したホルンのM.N.の出身校。
私の通勤時間と、平女の通学時間とが重なります。
下立売以南の室町通りは車両通行止め。
わんさかわんさか女生徒が歩いています。
この平女前で、このところ不思議と知人と出くわします。
一回目は自宅近所の酒房「たなかや」でよく顔を合わすRさん。
二回目は高校の吹奏楽部の先輩(フルート)、Wさん。
ほんの数日のうちのことでした。
やっぱり車両通行止めになっているから、徒歩や自転車の人にとって使い勝手がいいのかもしれませんな。
二度あることは三度あるで、また誰かと出くわすやもしれません。
私がガキだった頃、マーチなんて嫌いでした。
それが、いつの間にか好きな音楽のジャンルに変わっていきました。
間違いなく、マエストロ・フレデリック・フェネルのおかげだと思います。
マエストロのマーチはノリが良く、かつ、美しいのです。
とりわけ、マエストロのスーサ・マーチは絶品です。
物凄くクセのあるグルーヴ感ですが、スーサが指揮した「スーサ・バンド」のノリとほぼ同じだそうです。
私が指揮しても、とてもマエストロの域に達することはできないですが、せめてそのスピリットだけでも継承したいと精進する想いです。
スーサのマーチの中でもとりわけ美しいのが『美中の美』。
今回、マエストロ・フレデリック・フェネルの校訂版で演奏することとなりました。
これで終わりとなってもいいですな。
昨年「夏・秋編」が公開された『リトル・フォレスト』の「冬・春編」がようやく公開されました。
待ち焦がれていました。
農村での暮らしに憧れています。
「晴耕雨読」なんて、凄く魅力的な響きです。
しかし、この映画を観ると、そんなのは幻想にすぎないと打ちのめされます。
晴れていようが、雨降り、または雪であろうが、農村の忙しさたるや想像を絶することが分かります。
本当にそういう暮らしをしたいのであれば、相応の覚悟がないと無理だと思い知らされました。
この映画の本義ではないところに対する感想だと思いますが。
『ビター・スウィート・ボンバ』は、私にとってはお馴染みの曲。
小学高学年から中学生の頃に聴いていたラジオの深夜番組『オールナイト・ニッポン』のテーマ音楽だから。
そりゃもう、夜更かししまくりでしたな。
なので合奏も、何の迷いもなくスッと合わすことができると思っていました。
が、ボロボロの数週間。
若い奏者も多いのですから、目論見通りにはいきませんわな。
2/2拍子のノリのいい曲ですが、4/4拍子のスローテンポで泥臭い練習が必要だなと感じています。
とにかく音(音程)とリズムを自信を持って出せるようにならんとヤバいな。
サラリーマン生活をテキトーに送っている私は、これまで各種の会議に真面目に出席してきませんでした。
ところが、デスクという立場になり、いろんな会議に「部を代表して」出席しなければならなくなりました。
いやはや、タフですな。
ホント、これまでスチャラカに過ごしてきた身には堪えます。
と同時に、何でこんなネタを真剣に討論しているのかと思えることもしばしば。
あほらしくて付き合いきれんから退室してやろかと思うのですが、ホントに退室したら気ぃ悪かろうとも思うし。
「何をどうしたいからその会議をやっているのか」っていうのは、ちゃんと考えんとあきません。
その点、手前味噌になってしまいますが、せせらぎの役員会は有意義ですよ。
職場の会議のような無意味な会はありません。
頭をフル回転させて臨みます。
そして、ありがたいことに飲酒OKです。
だからこそ頭がよくまわり、最終的には痺れてきます(→ホントにそれでいいのか?)
「仕事のための仕事」ではなくて、楽団のことをよ~く考える会なのがよいですな。
もちろん、歴代団長がきちっと議題を考え、叩き台を作っていただいているからこそです。
私たちは感謝の念を忘れてはいかんと思います。
2月12日に「天籟(てんらい)」について書きました。
中3のときの初作曲で感じた天籟ですが、長く音楽活動を続けていますと、それなり天籟経験があります。
吹奏楽コンクールで演奏を終えて、「ああっ、終わった」と思うことはありますが、天籟を得たことはありませんでした。
天籟は普段の練習や演奏会で感じたことが何度か。
『ローマの松』『チュニジアの夜』『ユーミン・ポートレート』『フラッシング・ウインズ』。
これらの曲を演奏し終えたときの感じはハッキリ覚えてますな。
直近では3年前のせせらぎコンサートで演奏した『組曲「宇宙戦艦ヤマト」』。
演奏終了直後、体の中を電気が走りました。
このとき、「ああ、俺、もうええな」と思いました。
さらに『宇宙戦艦ヤマト2199』の最終章を MOVIX 京都で鑑賞、ヤマトの帰還と、元の青さを取り戻した地球の姿を観届けたとき、「やっぱり、これで充分やな」と思いました。
そんな私が今でも音楽活動を辞めずに続けているのは、そりゃ、やっぱり好きだからには違いありません。
が、惰性で続けるのではなく、割と真剣にやれているのは、ライバルがいるからです。
ライバルは音楽家ではなく、劇団俳優です。
神戸で活動を続けています。
ギリギリまで頑張る姿に接していると、「俺も負けてられへん!」と思うのです。
阪神電車の石屋川近くの酒蔵での公演ができなくなって、しばらく本番の舞台から遠ざかってはりましたが、先週の金曜日からの3日間、マジシャンの方と一緒に作るドラマ&マジック「ドラマギ」に出演しはりました。
阪急・春日野道のガード下にある小さなアンティーク・ショップでの公演。
もの凄く近くで演じてくれたので、僕は「ドギマギ」しました(→やめろ!オヤジギャグ)
いや~、やっぱり良くって、やっぱりスコアを読みたくなりました。
キーラ・ナイトレイ主演の『はじまりのうた』。
ちょいと期待しながら京都シネマに行ったのですが、ちょいとどころか!
大満足の一本となりました。
何といってもグルーヴ感が凄かったです。
この映画を観ながらというべきか、この映画で流れている音楽を聴きながらというべきか、自然と体が動きだすのです。
そりゃ、みんなで映画を観ているんだから、体をゆすって周りに迷惑をかけたらあきまへんわな。
でも、周囲も動きたそうにしてはるのです。
それでもここは日本ですわな。
最終的にはみんなでおとなしく鑑賞します。
でも、さっき書いたように、みんなで踊りだしたくなるような作品でした。
『マエストロ!』も良かったんだけど、『はじまりのうた』のほうがもっと音楽の根源的な喜びみたいなものを感じさせてくれました。
自称ミュージッシャンは観ておくべき一本かと思いますゾ。