2016年04月

お花見。2016年4月6日

今、京都の桜は満開です。
日々の出勤がお花見です。

特に私が好きなのは阪急沿線。
西院駅を過ぎて地上に出ると、線路沿いに桜の木がビッシリ。

桂・長岡天神間も、街の桜があちらこちらに咲いています。

西山天王山を過ぎた辺りの桜もお見事。

水無瀬川の桜並木を眺めていたら、だんだん眠くなってきます。

そんな日はスコア読みは諦めて、梅田までウトウト …

TKWO の最新アルバムを聴く2016年4月4日

大井剛史さんの指揮する東京佼成ウインドオーケストラの最新アルバムを聴いています。
オール・アルフレッド・リード・プログラム。

1曲目の『春の猟犬』を聴いて、まず、度肝を抜かれました。
こんなにリズムも和音も明確な『春の猟犬』を聴いたのは初めてだと思いました。
スコアの隅々まで透けて見えるように感じました。

演奏が終わり、拍手が入ったので、ライヴ盤だということが分かりました。
実はこの CD 、定期演奏会を収録したものだったのです。
あまりのクリアさに、セッション・レコーディングだとばかり思っていたのですが …

この CD、UHQCD( Ultimate Hi Quality CD )という技術が用いられているそうです。
要するに高音質 CD ということになるんでしょうか。
確かに、ディスクを手に持った際、いつもよりちょっと重く感じたような気が …

でも、この CD の素晴らしさは、録音・再生の技術に支えられているのはもちろんのこととして、
やはり演奏の素晴らしさに裏打ちされていると言っていいと思います。

久しぶりに、ショッキング(いい意味で)な CD と出会いました。

スコアを見てみましょう。2016年4月3日

スコア、日本語にすると総譜。
つまり、全楽器の楽譜が一覧できるんです。

演奏会が近づいてきて(と言ってもまだまだ先なんですが)
いろいろと質問を受けるようになって来ました。
ここはどうしましょう?
あそこはどうしましょう?
この音符、どうなってるんやろ?
と。

ここで提案。
さらに一歩進んで、スコアを「見る」習慣をつけませんか。
読まなくていいんです、見るので OK。

もちろん、楽譜の確認のために「読む」必要がある場合もあるでしょう。
その時は確かに読むのに苦労するかも知れません。
何せ、吹奏楽のスコアは移調楽器のオンパレードですからね。
「ド」と書いてあっても、楽器によって、
実音 C であったり、
実音 F であったり、
実音 B♭ であったり、
実音 E♭ であったり、
稀に実音 G であったり、実音 A であったり。
しょっちゅう読んでる筈の私でも、混乱することが多いですから。

和音の解読も、なかなか難しい場合があります。
半音違いで音が当たる場合など、楽譜の間違いのこともあれば、わざとブチ当てている場合も。
この辺りは長年の経験がないと、読み下せないだろうと思います。

が、奏者の皆さんにとっては基本、「見る」で大丈夫だと思います。
音符の並びを「映像」で捉えるようにすると、割と分かりやすいかも。
大概、リズムが同じ動きというのは一つのまとまりとして捉えられますから。

私の持つスコアをちょっと見せて、でも構わない場合もあるでしょう。
が、できれば予備としてスタジオに用意してある別スコアを用いる習慣がつけばいいのにな、
と思うのです。

というのは、腰を据えて、じっくり見てほしいと思うからです。
私も勉強しないといけないので、私のスコアを貸すわけにはいきません。
が、スタジオ留置きのスコアなら貸し出すことができます。

演劇でも音楽でも、全体像を把握するのは大切なことだと思います。
演劇ならば各自が台本を持つのでいいと思いますが、
音楽だと一人一人が持つのはパート譜で、奏者がスコアに目を通すことは少ないでしょう。
音楽活動においては、能動的でないと全体像を掴まえるのは難しいと思います。

全体像を把握するには、その楽曲を聴きまくるという方法もありますね。
が、聴き過ぎると、その演奏に染まり過ぎる危険があるので、要注意ですな。

肩の力を抜いて2016年4月2日

4月1日(金)の合奏は、

ピッコロ × 1
フルート × 3
B♭クラリネット × 6
アルト・サックス × 1
テナー・サックス × 1
トランペット × 3
ホルン × 3
トロンボーン × 4
ユーフォニアム × 1
パーカッション × 1
そして私の計25人で合奏を行いました。

また、B♭クラリネットの見学の方にも合奏に参加していただきました。

指揮棒を振り始めて、ふと、今日は力が入ってない、と感じました。
久しぶりの夜勤明けだったからだと思われます。

基本練習を進めていくうち、これはイイ感覚だと思えました。
そう、余計な力が抜けているのです。
イイ感じで基本練習を終えました。

が、コラール、演目と進んでいくうちに、やはり力んでくるのが分かりました。
反省しきりです。

『ロシュフォールの恋人たち』を観る2016年4月1日

せせらぎで取り組んでいる『ミシェル・ルグランの世界』。
ミシェル・ルグランの4作品を集めたメドレーですが、
その1曲目『キャラバンの到着』と2曲目『双子姉妹の歌』は、
1966年の映画『ロシュフォールの恋人たち』(監督:ジャック・ドゥミ)からのナンバー。

この映画、早いとこ観んとあかんわなぁ~、と思いつつ、
なかなかツタヤに足を運べていませんでした。
が、先日、やっと重たい腰を上げました。

素敵なミュージカル映画です。
感情の高まりにつれて、台詞が歌に変わり、さらに踊りも加わっていく。
ミシェル・ルグランの音楽が盛り上げてくれる、というより引っ張って行ってくれるように感じました。

主演はカトリーヌ・ドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアック。
実の姉妹ですが、映画の中では双子の姉妹を演じています。
このお二人が歌うのが『双子姉妹の歌』。
とっても煌びやかでした。

残念なのは、この映画の撮影後、フランソワーズは交通事故で亡くなったそうです。
『ロシュフォールの恋人たち』は、二人が共演した最初で最後の作品なんですって。

フランス南西部の町、ロシュフォール。
お祭りのイベントのため、広場にキャラバンが到着。
ここで『キャラバンの到着』が流れます。

ルグランの音楽に乗って、キャラバンのメンバーが踊りを繰り広げるのですが、
中でもリーダー役のジョージ・チャキリスのダンスがキレッキレ。
『ウエスト・サイド物語』で名声を博したジョージ・チャキリス。
多忙な彼に出演してもらうため、『ロシュフォールの恋人たち』の製作はナント2年遅れたそうです。

音楽の使い方が控え目な映画が好きだ、と先日書いたばかりですが、
『ロシュフォールの恋人たち』は素晴らしいです。
ミュージカルなんですからね。
とっても魅力的。