『ロシュフォールの恋人たち』を観る2016年4月1日
せせらぎで取り組んでいる『ミシェル・ルグランの世界』。
ミシェル・ルグランの4作品を集めたメドレーですが、
その1曲目『キャラバンの到着』と2曲目『双子姉妹の歌』は、
1966年の映画『ロシュフォールの恋人たち』(監督:ジャック・ドゥミ)からのナンバー。
この映画、早いとこ観んとあかんわなぁ~、と思いつつ、
なかなかツタヤに足を運べていませんでした。
が、先日、やっと重たい腰を上げました。
素敵なミュージカル映画です。
感情の高まりにつれて、台詞が歌に変わり、さらに踊りも加わっていく。
ミシェル・ルグランの音楽が盛り上げてくれる、というより引っ張って行ってくれるように感じました。
主演はカトリーヌ・ドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアック。
実の姉妹ですが、映画の中では双子の姉妹を演じています。
このお二人が歌うのが『双子姉妹の歌』。
とっても煌びやかでした。
残念なのは、この映画の撮影後、フランソワーズは交通事故で亡くなったそうです。
『ロシュフォールの恋人たち』は、二人が共演した最初で最後の作品なんですって。
フランス南西部の町、ロシュフォール。
お祭りのイベントのため、広場にキャラバンが到着。
ここで『キャラバンの到着』が流れます。
ルグランの音楽に乗って、キャラバンのメンバーが踊りを繰り広げるのですが、
中でもリーダー役のジョージ・チャキリスのダンスがキレッキレ。
『ウエスト・サイド物語』で名声を博したジョージ・チャキリス。
多忙な彼に出演してもらうため、『ロシュフォールの恋人たち』の製作はナント2年遅れたそうです。
音楽の使い方が控え目な映画が好きだ、と先日書いたばかりですが、
『ロシュフォールの恋人たち』は素晴らしいです。
ミュージカルなんですからね。
とっても魅力的。