『人生タクシー』を観る2017年5月23日
テアトル梅田で『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を観ようとして、
最前列の2つしか残っていないので断念した日、
代わりに『人生タクシー』を観ました。
当局から映画を監督することを禁じられたイランの名匠、
ジャファル・パナヒの最新作。
当然ながら、イラン国内では上映できません。
国外にはどうやって持ち出したのでしょうか?
パナヒ監督がタクシーの運転手になり、
乗客たちとのやりとりを記録した映画、
つまりはドキュメンタリーだと思っていました。
下手すると、珍しく眠り込んでしまうタイプの映画かも。
ところがどっこい、
次から次へと乗ってくる乗客に、
一癖も二癖もあり過ぎる。
これは完全に作り込まれた映画だというのが分かった時、
あまりにも面白くて前のめりになってしまいました。
いや~、恐れ入った!