2018年10月

寒暖差2018年10月28日

昼間は暑いけれども、
朝晩は冷える。
体調管理がとても難しい時期ですな。
本番も近いことですから、
皆さんご自愛ください。

ところで、
この寒暖差が紅葉の綺麗さを左右するそうですな。

大忙し2018年10月27日

10月26日(金)は、

フルート × 4
バスーン × 1
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 8
アルト・クラリネット × 1
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 1
トランペット × 5
ホルン × 4
トロンボーン × 4
ユーフォニアム × 2
テューバ × 1
パーカッション × 1

そして私の計35人で合奏しました。

11月の本番に向けて大忙しとなってまいりましたが、
一人ひとりがしっかり準備して合奏に臨んでくだされば、大丈夫です。

『第2組曲』との格闘2018年10月25日

随分と前にアルフレッド・リードの『第2組曲』を演奏したときは、
楽団も自分自身も若かったので、
勢いで演奏していたと思います。

と書くと、何だかダメっぽいですが、
若さや勢いというのは活気があっていいのです。

今は、それに円熟味が加わればいいなと思っています。

その具体策としては、スコアを「深読み」することだと思います。

若い頃は表面的な読み方しか出来なかったですが、
数多くの楽曲をこなしてきた今だからこそ出来る読み方があると思います。

第4楽章だけは11月に本番があるので大急ぎで取り組まないといけませんが、
他の楽章は少し時間をかけて読んでいこうかと。

フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルの『展覧会の絵』を聴く2018年10月21日

CD ショップで探す CD の一つに、
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルの『展覧会の絵』があります。
が、一向に見つかりません。
あまりに古くて絶版なのでしょう。

それが、先日たまたま立ち寄った JEUGIA 三条店で見つかったのです。
フィリップ・ジョーンズ生誕90年記念ということで、
28タイトルが復刻されたのです。

モデスト・ムソルグスキー作曲の組曲『展覧会の絵』。
もともとはピアノ曲ですが、
その色彩感の豊かさが多くの作曲家の興趣を誘うのでしょう、
モーリス・ラヴェルを始めとする多くの作曲家が管弦楽などに編曲してきた名曲です。

エルガー・ハワースが、
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルのために編曲した金管合奏版は、
ピッコロ・トランペット、
フリューゲル・ホルン、
トランペット、
ホルン、
トロンボーン、
ユーフォニアム、
テューバ、
多くのパーカッションを使った金管大編成。

私が中学3年生だったとき、
毎晩欠かさずレコードで聴いていました。
苦しかった日々を癒してくれる音楽の深さ、
美しい音色、
ピッコロ・トランペットを始めとした超絶技巧の凄さ。
すべてに惹きつけられていました。

38年の時を経ても、
何ら色褪せることがありません。

最初の数小節2018年10月20日

これが大切だと思います。

今、一番念入りに読んでいるのが、
アルフレッド・リードの『第2組曲』の第4楽章。
これまでから思っていたことですが、
リードさんの書法にはいくつか特徴があります。

・スラーの掛け方が楽器によって違う
・強弱記号の付け方が楽器によって違う
などなど

スラーは、オーケストラ全体として大きなスラーとなることをイメージしているように思います。
強弱記号は、楽器の特徴を考えたり、
より強く出したい楽器、より柔らかく表現したい楽器を考えている感じです。

というような特徴が最初の数小節で分かります。

もちろん、リズムのパターンだとか、和音の進み方なんかも、そう。

合奏していても、楽曲の最初の方っていうのは、やっぱり繰り返し練習することが多いです。
そこで体感してもらえたら、あとは長い小節をやっても大丈夫、って感じ。

「出だし」を大切にしたいですね。

気が付けば、もうすぐ11月2018年10月19日

10月19日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 1
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 9
アルト・サックス × 2(うち一人は見学の方)
トランペット × 4
ホルン × 4
トロンボーン × 2
ユーフォニアム × 1
パーカッション × 2

そして私の計28人で合奏しました。

ちょいと忙しくなってきました。
11月の本番まであと少しです。

君は『寝ぼけ署長』を知っているか?2018年10月19日

何か読む本ないかなぁ~
と、いつものように本屋さんをブラブラしていたときのこと。
山本周五郎さんの著作で『寝ぼけ署長』というのが、ふと、目に留まりました。

帯には、「山本周五郎唯一の探偵小説」と謳ってあります。
そりゃ面白そうやなぁと思ったし、
そもそも、
山本周五郎さんが時代小説以外の小説を書いていらっしゃったことを知りませんでした。

帯にはその他にも
「痛快度MAX!!」だとか
「上司にしたい男No.1」だとか書いてあります。
興味津々ですわな。

そんな訳で読んでみますと …

いつでもどこでも寝てばかり、
「あいつはダメ」の烙印を押されたかのような署長ですが、
可能な限り人を傷つけず、
人情味あふれる事件解決を繰り返していきます。
まるで現代版「赤ひげ」のようです(まだ読んでないのですけど … )

正に「痛快度MAX!!」でしたので、
スコア読みの合い間に箸休め的に読むつもりが、
『寝ぼけ署長』をメインに読むことになりました。

30年ぶり?2018年10月13日

10月12日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 1
イングリッシュ・ホルン × 1
バスーン × 1
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 7
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 2
トランペット × 3
ホルン × 3
トロンボーン × 2
ユーフォニアム × 1
パーカッション × 3(エキストラ1含む)

そして私の計28人で合奏しました。

曲はアルフレッド・リードの『第2組曲』第4楽章。
かつて、せせらぎで演奏したことがあります。
私が20台だった筈だから、
約30年ぶりの取り組みです。

いやはや、懐かしい、と感慨に耽りたいところではありますが、
その暇はありません。
約1か月後にお客さんの前で披露する予定があるからです。

注文を付けるのは最小限に抑えて、
とにかく回数を稼ぐ稽古をしました。

練習はしんどかったと思いますが、
何とか見通しが立ちました。
お疲れ様でした。

初めて聴く2018年10月11日

今年1月に観た『わたしは、幸福(フェリシテ)』。
その中で用いられていたアルヴォ・ペルト作曲の『フラトレス』。
これをきっかけにペルトの CD を買い漁ったのですが、
『フラトレス』はもちろん、
『鏡の中の鏡』という曲も聴きまくることになりました。

イスラエル映画『運命は踊る』で、
ペルトの『鏡の中の鏡』が実に効果的に用いられていました。

7月に観た『セラヴィ!』をきっかけに、
イスラエルのジャズ・ベーシスト、アヴィシャイ・コーエンの楽曲を聴きまくりました。

今年は、これまで知らなかった音楽との出会いが多い年です。

『日日是好日』を観る2018年10月10日

先行上映された『日日是好日』を観ました。
この映画を観るのに迷いはありません。

樹木希林さんの遺作かと思っていましたが、
来年公開される作品がもう一つあるそうです。

『クワイエット・プレイス』とは全く違う映画ですけど、
「音」に対して敏感、
という点では相通ずるものがある、
と言えなくもないでしょう。

「茶道」というのがいいのか、
「お茶」というのがいいのか分からないのですけど、
お稽古を積んでいくにしたがって、
主演の黒木華さんの「耳」が研ぎ澄まされていく、
いや、
「音」に対する感覚だけでなく、
五感すべてがブラッシュアップされていく、
その姿がとても印象的でした。

ああ、いい映画を観た、と言うか、いい映画を感じた。
日々を大切に生きたいなぁ~と、
素直に思わせてくれました。