図面を描き続ける2019年1月11日

大学時代にアルバイトしていた喫茶店で、
車好きのお客さんに借りて読んだのが、
ホンダが F1 に挑戦する姿をドキュメントした、
海老沢泰久さんの『 F1 地上の夢』という本でした。

それまでフォーミュラ・ワンをテレビで観たことも何もなかったんですが、
この書物をきっかけに F1 にはまりまくっていくことになります。

実は、海老沢さんはその続編も書いておられまして、
どちらで書いてはったのか判然としないのですが、
いずれにせよどちらかで、
「現場でバリバリやっているうちはいいが、
管理職になるとエンジンの設計図を描くことがなくなり、
どんどん腕が落ちていく」
というようなニュアンスのことを、
ホンダのプロジェクト・リーダーが言っていた、
と書いてはったと思います。

私にとっては金言となりました。
日々忙しくてしようがないのですが、
現場仕事をし続けることはとても大切だと思います。
勘を鈍らせたくはないです。