2019年07月
6月第4週の週末は、
近畿・中四国ブロックの会議に出席するため、
南国土佐への出張でした。
台風になりかかっている熱帯低気圧、
あるいはもう台風になってしまったのか分かりませんが、
梅雨と一緒で、
そんなの人間の決める基準に過ぎません。
要するに嵐に向かって突っ込んで行くことになりました。
当社からは4人が乗り込むことになっていました。
I は前日入りしていたので問題なし。
H は高知行きの飛行機を松山便に振り替え、
そこから高速バスで高知入り。
私と O は岡山まで新幹線で、
岡山から在来線の特急南風5号で高知入りすることになっていました。
岡山駅を定刻の10時05分に発車。
土砂降りですが、
風は大したことないので、
瀬戸大橋を難なく渡ります。
見晴らしはよくありませんが。
四国に入るとお腹が減ってきたので、
岡山駅で買っておいた「あなごめし」を美味しくいただきます。
琴平駅を過ぎて、
いよいよ四国山地に差し掛かってきたかと思われる頃、
唐突に「本列車は次の阿波池田で運転を打ち切ります」のアナウンスが!
これからがいよいよ本番、
振り子式特急の本領発揮と思っていた矢先、
あっけにとられながら列車から降ろされました。
後で分かることですが、
土讃線のどこかで降水量が基準値を超えたため、
自動的に運転取りやめになったそうです。
土砂崩れに見舞われたら大変ですからな。
代行バスを手配する阿波池田の駅員さんの対応も慣れた感じ。
こういうことが割としょっちゅうあるというのが想像できます。
それでも計算外の事態は起こるもの。
バスに乗りきれない人が8人いたのです。
実は私もその一人。
代行バスの、そのまた代行のタクシーが2台手配され、
私が一番最後に乗り込むことになりました。
その直前、取材のカメラとマイクを向けられ、
「めざましテレビですが、よろしいですか?」
しかし私は「急いでますから」とかわしてしまいました。
※※※
さて、
私たちが乗ってきた南風5号は阿波池田で運転を打ち切りましたが、
広島からの参加者 T は、
少しでも早い方が安全だと思って一本前の南風3号に乗りました。
高知県には入ったものの、
山の中の大杉駅でやはり運転取りやめとなりました。
南風5号は大杉には至っていないのでその時は分かりませんでしたが、
帰路に分かったことがあります。
大杉は美空ひばりゆかりの地なんだそうです。
※※※
タクシーに乗ってしまうとあっという間。
と言っても高知まで1時間ちょっとかかるのですが、
もっと時間がかかると思っていたので。
高速道路を走ってくれたのですが、
通行止めでなくて助かりました。
濃霧の中をハイ・スピードで飛ばすのは怖かったけれど。
高知駅で特急料金を払い戻してもらい、
高知の系列会社に入ったのは会議が始まる15分前!
なんと間に合ってしまいました。
が、特急南風に乗りきることが出来ず、残念。
なんだか食べ物をアップしているブログみたいですが、
あまりに美味しかったので書かせていただきます。
翌日、マイクロバスで大月駅まで送ってもらった私は、
駅前にある「月カフェ」というお店に飛び込みました。
ランチタイムでしたので。
あまりに素敵な店構えに惹かれたのですが、
ここで頂いた和風ハンバーグが絶品でした。
列車に乗るまで少し間があったので駅前をぶらついていたら、
大月市の一般の吹奏楽団の演奏会を宣伝するポスターが目に留まりました。
やっぱり『美空ひばりメドレー』が選曲されていました。
大月から再び特急「あずさ」に乗り、
上諏訪で途中下車。
その上り線ホームにある足湯に入るためです。
足を浸けていたのは10分程度だったと思います。
お湯に浸かっていた膝下から足先にかけて、
見事なピンク色に染まりました。
タオルで拭いて、靴下履いて、靴を履いて。
リュックを背負って下り線ホームに戻り、
ベンチに座ったとき。
足がすごく楽になっているのに気付きました。
上半身までポカポカになったかというと、
それには気付きませんでしたが、
足だけでなく体全体が楽になっているのは分かりました。
全身の血行が良くなったのでしょうか。
足湯って効果があるんだというのが身をもって分かりました。
(しかも上諏訪温泉のお湯が、源泉かけ流し!)
普通で一駅進み、
下諏訪駅で改札を出ます。
タクシーで約10分、
毒沢鉱泉「神乃湯」へ。
5月に須川高原温泉へ行った時ほどではありませんが、
やはり九十九折の山道を登っていきます。
京都でいえば、
鷹峯の然林房への坂くらいの急勾配の場所も。
鳥のさえずりを聞きながら、
「武田信玄のかくし湯」とも伝えられる鉱泉に身を浸そうとするのですが、
源泉温度は2度。
足を浸けただけで断念しました。
この源泉の湯(いやいや、冷水)舟へそそぐ鉱泉は、
飲泉することが出来ます。
まるでレモン水(もちろん砂糖抜き)。
これまで飲泉した中で最も酸っぱいと思います。
そして加温した湯舟でゆっくりしたのですが、
鉄分が多いからだと思いますが、
赤、というかオレンジ色のお湯。
じんわりと沁みました。
翌日は下諏訪から塩尻へ普通に乗り、
そこからは特急「しなの」で名古屋に向かいました。
一応、中央本線完乗と相成りました。
話を6月に戻します。
6月第3週の週末、
そして第4週の週末と、
出張が続きました。
本番前に練習に参加できず申し訳ありませんでしたが、
「日本見聞」させていただきました。
まずは6月第3週。
関東甲信越・北陸・東海ブロックの会議に出席するため、
山梨に行ってきました。
東海道新幹線で品川まで行き、
山手線外回りに乗り換え、
新宿から松本行きの特急「あずさ」で大月へ向かいました。
タイトルで「中央本線完乗」と謳っているのに、
東京・新宿間は乗ってへんのかい!
というのはご容赦を。
姉が世田谷の豪徳寺に住んでいた頃、
東京から中央特快(というのが当時あったかどうか定かではないのですが)で新宿へ出て、
そこから小田急線で豪徳寺へ行くというルートは若い頃に散々利用したので、
今回は割愛させていただいております。
(当時は、新幹線の品川駅がまだありませんでした)
さて、この「あずさ」。
新宿を出発したあと、
恐ろしくゆっくり進みます。
特急なので停車はしませんが、
スピードそのものは普通列車より遅いのではないでしょうか。
ダイヤ過密路線ゆえの制約なんでしょう。
が、武蔵野に差し掛かる辺りから、グンとスピードアップ。
特急らしくなりました。
大月で富士急行に乗り換えます。
乗車するのは「フジサン特急」。
ボディにはいろんなデザインの富士山が描かれている、
とても可愛い電車です。
見晴らしの良い指定席車両・1号車1番のシートを予約しておりました。
手前の運転台は飾りです。
この「フジサン特急」。
武蔵野までの「あずさ」以上にゆっくりゆっくり走ります。
特急なので停車駅は少ないですが、
富士急行は単線なので、
ドアは開かないけれども行き違いのための停車はちょこちょこあります。
でも、それが嫌な訳ではありません。
長閑やなぁ~、非日常やなぁ~と思うのです。
(これから会議なんですが)
終点・河口湖駅の手前、
その名も「富士山駅」で下車。
迎えのマイクロバスで山中湖畔の小高い丘の上にあるホテルに向かいます。
えっ?ホテルで会議?
いやいや、私がそうした訳じゃありませんから。
山梨の系列会社が決めたことですから。
会議しながら分かったことですが、
名古屋の系列会社の Y さんが、
山梨の系列会社の K さんに、
「山梨で会議するなら富士山が間近に見える場所がいいなぁ~」
と散々吹き込んだそうなのです。
というものの、
雨こそ降らなかったものの雲に遮られ、
今回の出張中は一度も富士山を見ることはありませんでした。。。
7月7日。
第32回せせらぎコンサート。
いつものように、
演奏メンバーの報告から始めます。
ピッコロ × 1
フルート × 5
バスーン × 1
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 9
アルト・クラリネット × 1
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 2
テナー・サックス × 1
バリトン・サックス × 1
トランペット × 6(エキストラ1含む)
ホルン × 5
トロンボーン × 5
ユーフォニアム × 3
テューバ × 1
パーカッション × 7(エキストラ5含む)
そして私の計50人でした。
今年も多くの皆さんに来ていただきました。
本当にありがとうございます。
気楽に聴きに来ていただきたくて、
楽団発足当初から変わらないスタイルで、
つまり全席自由席でやり続けてきました。
最初は客席の半分も入っていただくことができませんでした。
それが長年かかって7割、8割と増えていき、
遂に満席となりました。
最初、トンミ・ヒルトネンしかお客さんのいなかった「かもめ食堂」が、
映画のラストで遂に満席になる、
そんな感慨深さを感じました。
けれども、
お座りいただけなかった方、
大変申し訳ありません。
今度は混雑緩和を考えなければならないところに来たのかもしれません。
私の一存では決めることはできませんので、
楽団役員の皆さんや演奏会実行委員の皆さんと、
しっかり考えていかなければならないと思います。
歯切れの悪い書き方しかできなくて済みません。
※※※
今回の私自身のテーマは、
「入れ込み過ぎない」
でした。
去年、『ジャングル大帝序曲』の途中でスコアが頭から消えてしまったのは、
疲れがたまっていたのが原因だと思うのです。
なので今年は睡眠をしっかりとり、
フレッシュな心身で本番に臨みたいと思っていました。
去年の『リヴァーダンス』も高速変拍子で大変でしたが、
今年の『バイバイ・ヴァイオレット』も大変な集中力を要する大曲。
そんな訳で暗譜作業を早めにスタート。
本番中に楽譜をロストした去年ではありますが、
8月になっても9月になってもまだ全曲覚えている自分がいました。
大学浪人中の予備校の先生の教えは、
「受験の一週間前からは勉強するな。頭を休めろ!」
今年の本番一週間前からは、
さすがに勉強ゼロにはしませんでしたが、
鼻歌トレーニングをやり過ぎないようには気を付けました。
そして本番前日は、
楽曲をイメージすることさえせず、
自分を音楽から切り離して完全休養しました。
本番も、
力まないよう、
気合を入れ過ぎないよう気を付けました。
特に腕がつるようなことにはならないように。
が、実は足はつってしまいました。
『ガンダム』や『マリオ』の着替えで舞台袖に下がったとき、
ストレッチできたので助かりました。
とはいうものの、
第1部ラストの『第2組曲』の第4楽章で、
テンポのリミッターは外しました。
楽曲の高揚と、オーケストラの高揚とに身をゆだねたほうが良さそうでしたので。
アンコールの『よさこい節』では、
『セッション』のJ.K.シモンズばりに音切りしてしまいました。
ここはいつも通り、
バリバリ力みました。
おはようございます。
何とか天気が持ち堪えてくれるといいなぁ。
力まず、焦らず、普段通りにできればいいなぁ。
楽員の皆さん、
会館の皆さん、
聴きに来てくださる皆さん、
どうぞよろしくお願いいたします。
最後の追い込みをしておられる楽員の方、
沢山おられるかと思います。
そんな中、
大変申し訳ないのですが、
私は7月6日(土)を休養日に充てさせてもらいました。
昨年の本番でのこと。
『ジャングル大帝序曲』のスコアが、
頭の中から消える事件が起こりました。
数小節、私は動けなくなってしまいました。
疲れを残しておいてはいけない。
プロ野球の先発投手の、
先発前日の過ごし方を見習って、
リラックスした一日を過ごしました。
まずは昼寝、というか朝寝。
明るくなるとどうしても目覚めてしまう今日この頃。
出勤や合奏となるとそのまま行動開始せざるを得ないですが、
今日は朝食の後でもう一度寝ました。
起きてからちょうどいい時間の映画がないか調べていたら、
『いちごの唄』と巡り会いました。
予告篇を観て、
石橋静河さんの悲しげな微笑みの裏に何かあると感じて気になっていた映画です。
観て驚きました。
こんなにも感動的な作品だとは思っていなかったので。
2019年7月7日(日)が重要なファクターになっているのもビックリでした。
『さよならくちびる』『12か月の未来図』とともに、
私にとっての今年のトップスリーに入りそうな映画に、
本番一日前に出会うとは思ってもみませんでした。
心の洗濯になりました。
それから、キャッチボールしました。
肩、肘、手首のいい運動になりますし、
下半身をしっかり意識し、
重心移動を心がけると、
かなりの全身運動にもなります。
が、壁に跳ね返った硬球がアゴに当たってしまいました。
昨日、実行委員長から「ケガに気を付けて」と言われたのが頭をよぎりました。
幸い、歯には当たらなかったし、
跳ね返ったボールなので勢いもそがれていたようです。
当たった直後は痛みましたが、
今は全く大丈夫です。
そしてタクトの基本練習をしました。
48のテンポに合わせ、
10分ほど基礎を確かめました。
あとはストレッチをして、
今日を終えたいと思います。
皆さんも、
焦る気持ちもあるでしょうが、
休養も大事ですぞ。
明日、
最高のパフォーマンスが出来るよう、
今日は早めにお休みください。
私も呑み過ぎに注意し、
早く休みます。
おやすみなさい。。。
7月5日(金)は、
ピッコロ × 1
フルート × 3
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 9
アルト・クラリネット × 1
バス・クラリネット × 1(クラリネット全員集合!)
アルト・サックス × 1
トランペット × 5(エキストラ1含む)
ホルン × 3
トロンボーン × 4
ユーフォニアム × 3(全員集合!)
パーカッション × 5(エキストラ3含む)
そして私の計34人で合奏しました。
本番当日のリハーサル(ゲネプロ)では、
時間切れで第1部が出来なくなる可能性がなきにしもあらず。
ほぼ大丈夫なんですが、
万が一に備えて、
本番二日前には第1部の楽曲を練習するのが必須です。
ですが、
結果的に全曲を合わせることができました。
一曲を除いて、
通すこともできました。
力まず、
意思を持って、
周りと合わせる意識を持って演奏すると、
こんなにイイ演奏ができるんだと実感しました。
体調管理2019年7月4日
本番に向けて、
一番いい状態にもっていこうと、
誰もが考えておられることと思います。
もちろん私もそうなのですが、
うまくもっていけるか不安です。
睡眠時間が短くて。
年を重ねて、
起床時刻がどんどん早くなっています。
それ自体は悪いことではないのですが、
昼間に眠くなるのが問題なのです。
普段なら、
出勤の電車の中でうたた寝したり、
会社で昼寝したり( ← いいのか?)、
退勤の電車の中でまた寝たりできます。
が、
演奏会当日は、
移動時間も短いし、
昼休みも短くて昼寝できないとなると、
本番中が一番危ない時間帯となるのです。
かつても意識のないまま指揮したことがあり( ← そんなことができるのか?)、
何とかして睡眠時間を確保したいと思うのですが。。。
指揮者は一曲終えると一旦舞台袖に引っ込み、
次の曲の前に登場する、
というのがよくあるパターン。
せせらぎコンサートでそうしてもいいのですが、
まあ、そこまでもったいぶることもないかと思い、
衣装替えでもない限り、
舞台上にいるままにしています。
が、今年はちょっと迷ってます。
『バイバイ・ヴァイオレット』を演奏した後、
舞台にいたままで雰囲気を変えることが出来るかどうか不安です。
息が上がってしまって、
次の楽曲に耐えられるかどうか …
6月30日(日)は、
京都市西文化会館ウエスティの創造活動室をお借りして合奏を行いました。
参加メンバーは、
ピッコロ × 1
フルート × 4
バスーン × 1
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 8
アルト・クラリネット × 1
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 2
テナー・サックス × 1
バリトン・サックス × 1
トランペット × 6(エキストラ1含む)
ホルン × 4
トロンボーン × 5
ユーフォニアム × 3
テューバ × 1
パーカッション × 7(エキストラ5含む)
そして私の計48人でした。
仕事の都合で3週連続して金曜日の練習に参加できなかったため、
私の参加は6月9日(日)以来となりました。
鼻歌トレーニングのおかげであまり久しぶりな感じはなく、
私としてはいつも通りにやれたかなとは思いますが、、、
長らくご無沙汰いたしました。
6月9日(日)の合奏の感触から、
この日に小返しすべき項目はある程度絞っていました。
もちろんその場で修正を加えないといけない事柄もありますが、
少ない時間を効率的に使うことが出来たかなと思います。
一週間後の本番の日の午前中(ゲネプロ)とほぼ同じ流れで、
第2部 ⇒ 第1部と練習を進めていき、
これまた当日もそうなってしまうであろう、
昼休みに突入する第1部練習(お腹ペコペコ)も経験し、
12時45分から休憩にしました。
14時からはオープニング・パフォーマンスのお披露目もしていただき、
いよいよ本番前最後の全曲ぶっ通しに突入。
T さんに司会していただき、
スタンドプレイや企画の動き、衣装替えなどもほぼ本番通り実行、
充実の練習と相成りました。
時間設定がほぼ本番の日と同じというのが、
とてもいいシミュレーションになったのではないかと思います。
幸い搬入出時は雨に祟られませんでしたが、
いつ降ってもおかしくない天気でしたので、
16時10分には合奏を終えました。
それでも打楽器等の大型楽器を車に積み終えたのは、
17時ギリギリになったと思います。
あと一週間、
呑みすぎに気を付けて(済みません、私の場合です)、
ちょっとした時間を見つけて楽曲を思い浮かべてみたり、
可能ならば楽器に触ってみたり、
音楽との関わりがゼロにならないようにしたいですな。
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