新譜~その2~2012年7月9日
『コラール in E♭』に加え、
せせらぎコンサート後の練習曲をもう一つ用意しました。
フィリップ・スパーク作曲『テームサイド序曲』という曲です。
今から約17年前、ラジオのディレクターをしていたとき、
小学生の金管バンドが演奏する『テームサイド序曲』を録音したことがあります。
軽快な曲を、本当に楽しそうに、軽やかに吹くのです。
私は『テームサイド序曲』に魅せられてしまいました。
フィリップ・スパークというイギリスの作曲家は、
もともとは金管バンド用の楽曲を作曲し、
後にそれを吹奏楽用にアレンジするというパターンの多い方です。
『テームサイド序曲』もそのうちの一つ。
私たちが演奏する楽譜はもちろん吹奏楽用に編曲されたものです。
小学生の演奏があまりにも楽しそうだったので、
演奏会を終えた私たちが練習するにはちょうどいいだろうと思っていたのですが…
聴くのと演奏するのとでは大違い!
ってケースはよくあるもんですが、
これ程なことも珍しいと思いました。
いや、ホントに難しい!
でも、発想を転換すると、簡単でなくてよかったんです。
山はほどほどに高いほうがいい。
時間はたっぷりあります。
じっくり取り組んでまいりましょう。