『宇宙戦艦ヤマト2199第4章』を観る2013年1月19日

放射能汚染で滅亡寸前の地球を救うため、
宇宙の彼方イスカンダル星まで惑星再生システムを求めて旅するヤマトの物語。
1974年に放送されたヤマト・ファーストシリーズをリメイクした13時間にも及ぶ大作が
7つの章に分けて順次劇場公開されています。
1月12日から第4章が開映しました。

「旅」は人を磨くものだと思います。
ヤマトの作品としての素晴らしさは、
その「旅」の真っ只中に生きる「人」を描いていることです。
ガミラスとの戦闘は避けられませんが、
そればかりを描くのではなく、
「旅」を通して語られる、
乗組員ひとりひとりの「過去」「心の葛藤」「思慕」…
そういった人間ドラマに迫っていくのが素晴らしいと思います。
『宇宙戦艦ヤマト2199』で描かれる群像劇は、
1974年のファーストシリーズを凌ぐ深まりを見せています。
観るたび、かなり唸らせていただいております。

それにしても主人公の古代進、
ちょいとカッコ良すぎるくらいカッコいいです。
立ち位置がいいです。
ストライカーがディフェンスの裏に走りこむように、
いいポジションを取るのです。
だからこそ、モテる。
ちょっとモテ過ぎじゃないかと思うくらい、モテる。
あの感じは、男から見ても魅力的です。
やがてヤマトを率いていくリーダーの資質が垣間見えます。

※※※

『宇宙戦艦ヤマト2199』は、
現在は劇場で公開されつつ、
ブルーレイやDVDの販売も進んでいます。
そして遂に、
この4月からはテレビ放送も決まりました。

劇場で全7章の公開が終わってから、
ボチボチと深夜枠で放送されるのかなと想像していたのですが、
劇場公開と並行する時期に、
日曜夕方5時の全国ネットでの放送です。

一ファンとしては、
地道な劇場公開とディスク販売(あるいはレンタル)で、
知る人ぞ知るの楽しみでいいんじゃないかと思っていたのですが、
全国ネットですか…
ちょいと複雑な心境です。。。