シンフォニック・ポップスへの指標2016年1月13日
おいおい、突然難しそうなことを書きよって、なんじゃ!?
とお思いになった方もいらっしゃるでしょうか?
実はこれ、曲名です。
正確には『吹奏楽のためのシンフォニック・ポップスへの指標』。
1975年の吹奏楽コンクール課題曲の一つ。
河辺浩市さんの作品です。
1975年ということは、私はまだ小学生で、吹奏楽とは関わりがありませんでした。
私が中1で吹奏楽部に入るのは、その3年後。
なので中1の時点で3年前の課題曲ということになるのですが、先輩の中にこの曲が強烈に好きだった人がいたんだと思います。
半ば強制的にカセットテープを渡され、聴きまくるように指示されたと思います。
最初は指示されてだったと思いますが、暗~い序奏から始まるこの曲に私も惹きつけられ、気が付けば自ら進んで聴くようになっていました。
曲名から察しが付くと思うのですが、むちゃくちゃ難しいんです、演奏技術の上で。
木管の指回しは大変だし、各楽器にグリッサンドを多用するし、ホルンのベルトーンなんて、一つでも音をはずすと崩壊するし。
でも、決まればむちゃくちゃカッコええやろな、と憧れました。
結局、演奏する機会に恵まれませんでしたが。
課題曲の参考音源を集めた CD を今、聴いていますが、順番に聴くつもりが、ついつい『シンフォニック・ポップスへの指標』に戻ってしまいます。
そして、冨田勲さん作曲の『マイティ・ジャック』が聴きたくなっています。
これはほぼ同時代に放送された円谷プロの特撮番組の一つで、冨田勲さんの雄大な音楽がとても魅力的なのです。
何か共通する「時代の響き」といったようなものがあるのでしょうか。