カンパイ!2016年9月6日
最近、映画を観るペースが落ちています。
仕事に追われたこと、暑さに参ったこと。
理由はいろいろありましたが、ついつい呑みたい気持ちに負けていたのが事実です。
このままではいかん!と思って観に行ったのが、
『カンパイ!世界が恋する日本酒』というドキュメンタリー映画。
「なんや、呑みに行く代わりに観てるようなもんやんか」と思われるかもしれませんが、さにあらず。
心に沁みるドキュメンタリーなのです。
岩手の蔵元の五代目。
鎌倉在住、日本酒伝道師のアメリカ人。
外国人として初めて杜氏となったイギリス人。
この3人が軸となって構成されています。
彼らに共通するのは「情熱」だと感じました。
塩野七生さんの『ローマ人の物語』で、
「情熱=継続する意志」という旨の言葉を読んだ記憶があります。
まさにそれだと思いました。
それぞれ、
酒蔵を経営し、酒を売る、
酒の良さを啓蒙する、
酒を造る、
と立場は違うかもしれませんが、
日本酒を愛する気持ちが原動力となり、
長く続けておられるのです。
長く音楽を続ける私たちにも通ずるものを感じます。