『レッドタートル』を観る2016年9月20日
ふっと時間が空いたので、よし、映画を観に行こう!
いつものノリで映画館のホームページをチェックしはじめたら、
MOVIX 京都でかかっている『レッドタートル』が時間的にちょうどいい。
タイトルを聞いたことある気もするし、ないような気も …
で、作品詳細のボタンを突っついてみたら、
なんと、ジブリの高畑勲さんや鈴木敏夫さんも関わっているとの由。
あらすじにも惹かれるものがあったので、ほぼ衝動的に決めました。
早目に着いたので、毎度の如くお馴染みのスタバで一息。
「おはようございます。いつもどんな時に来てくださるんですか?」
と聞かれたので、
「大概、出勤途上か映画を観る前ですよ。今日は映画ですけど」
「そうなんですか。で、今日は何を観はるんです?」
「『レッドタートル』というのが面白そうで、それを」
すると男女ふたりのバリスタさんが目を合わせて、
「あっ!あのジブリの奴ですね。無声映画の」
私はビックリ!
(無声映画!?寝てまわへんかな … )
実際は無声映画ではありませんでした。
また、スタジオジブリ作品とクレジットされますが、
ジブリ単独の製作ではなく、
複数のプロダクションが参加した作品でした。
映画が始める前、いろんな製作会社のロゴが次々と出てくることが多いですが、
まさにそれ。
音楽も効果音もちゃんとあります。
が、セリフはゼロでした。
登場人物が声を発する場面はあるのですが、言葉はありません。
会話はするのです。
が、言葉のやり取りではないのです。
ある男が無人島に漂着して、
何度も脱出を試みるも何ものかに阻まれ、
それが真っ赤なウミガメであることが分かり …
これ以上はやめときます。
言葉がない分、観る人の想像力を掻き立てる作品。
とても詩的だと思いました。
あれこれ思いめぐらしたかったので、
敢えてパンフレットを買わずに帰りました。