確率2016年10月3日

MLB のレギュラーシーズンが終了しました。
イチロー選手の打率3割超えを久々に見たかったのですが、
惜しくも2割9分1厘でした。
でもまあ、ざっくり3割ですわな。
今年はメジャー3000安打も生で(もちろんテレビ中継)観ることができたし、
どんな起用法でも腐らず続ける姿勢を見させてもらったし、
やっぱり野球っていいなぁと思いました。

ところで、この3割という数字。
10回打席に立って、3回ヒットを打つという割合。
これが野球においては好成績となるのです。

逆に守備の確立を考えます。
10回の守備機会があり、しかもアウトを取って当然という守備機会ならば、
10回ともアウトにしなければならないのです。
10回が厳し過ぎるということならば、せめて9回は守り切りたいところ。

打撃と守備とでは、求められる確率が全然違うのですな。

音楽の演奏はどうかというと、
私が高校の恩師に教えられたのは、
本番で6割できれば上出来だということ。

音楽で6割って、ちょっと以外に思いませんか?

おそらく先生が言いたかったのは、
練習してきた「表現力」が本番で6割出せればいいところ、
ということだと思うのです。

音程やリズムのミスを4割してもいいということではないと思います。

スポーツと違って、
また即興演奏と違って、
私たちの演奏するスタイルは何度やっても同じことができるようにする、
というのは重要なことです。

それでも本番では緊張感なども相俟って、
なかなか思い通りに事が運ばない。

そんなものですやろね。

と同時に、いかに7割、8割に高めていくことができるか。

これも課題なんですな。