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紙の重み2018年1月22日

『広辞苑第七版』が出版されました。
テレビのニュースでもやってたし、
街の本屋さんにどっさり積まれているのも目にします。

『舟を編む』という映画が数年前にかかりました。
辞書編纂に取り組む人たちを描いた物語。
実に味わい深い一本でした。

ふと、映画の思い出に浸りました。

自宅には『広辞苑第二版補訂版』があります。
父が買ったものですが、
私も子供の頃からお世話になっていて、
今でも現役です。

会社のデスクには『広辞苑第五版』を置いています。
もともとは部署の共用として、部署の本棚に並べてありました。
が、世の中、電子化一直線。
部長の「断捨離」大号令のもと、
他の辞書や時刻表などと共にあわやゴミ箱行きになりかけた際、
私が貰い受けることにしたのです。

パソコンやスマホでいろんなことができてしまう世の中です。
調べものもネットで簡単。
が、アナログでアナクロな私には、そのやり方は合わないのです。
重くても、やっぱり紙をめくりめくりしながら調べる方が性に合ってます。

どんなに重くても紙のスコアを持ち歩いて読むのと同じ感覚です。

アルヴォ・ペルト2018年1月21日

『わたしは、幸福(フェリシテ)』という映画を観ました。

舞台は中央アフリカのコンゴ民主共和国、その首都・キンシャサ。
「幸福」を意味する名のフェリシテは、バーの女性歌手。
彼女が絶望の中から幸せを見つけ出していく物語です。
ざっくりまとめると。

絶望の底にあるフェリシテの心情を表現するためだと思うのですが、
オーケストラが静謐な作品を演奏するシーンが何の脈略もなく挿入されます。

後で調べてみると、演奏しているのはキンバンギスト交響楽団。
キンシャサのアマチュア・オーケストラなんだそうです。
いかにもアマチュアな風情を漂わせているんですが、
音そのものは凄くしっかりしていました。

作曲はアルヴォ・ペルト。
1935年、エストニアの生まれ。

私はペルトを全く知りません。
初めて聴いたと思うのですが、強く惹きつけられました。

劇中、一番印象に残ったのが『フラトレス』という楽曲。
後日、タワレコでベルリン・フィルの CD を買い求めました。
今、聴いています。
心がとても静かです。

ソロを被せることを奨励しています。2018年1月20日

1月19日(金)は、

ピッコロ × 1
バスーン × 2
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 7
アルト・サックス × 3(見学1含む)
トランペット × 6
ホルン × 4
ユーフォニアム × 2
テューバ × 2
ピアノ × 1
パーカッション × 3(見学1含む)

そして私の計33人で合奏しました。

ここのところ、
「ソロ(独奏)」と指示されている楽譜であっても、
ジャンジャン被せていこう、
つまり、
複数の人で吹いていこうと呼びかけています。

あるいは、
本来は担当楽器がない場合に演奏すべしと書いてある「 cue 」。
これも、
担当楽器が居てもドンドン被せていこうと奨励しています。

(あるいは、
やはり一人でソロを弾く場合であっても、
ソロを弾く人を固定せずにジャンジャカ回していこうとも呼びかけています。
昨日の『蘇州夜曲』でアルト・サックス・ソロが固定だったのは、
今回は A さんで次回は B さんという感じの割り振りだったのかな?
それもいいと思います)

これにはいろんな意図がありまして、
まず単純に「弾きしろ」を増やしたいのです。

そもそもが週一回の全体練習ですから、
絶対的な弾く量が不足しています。

「ソロ」と指定された楽譜を、
同じ楽譜を見ている同一パートの人がスタンバイしているだけではもったいないと思うのです。

バックアップの意味もあります。

本番ではやっぱり「ソロ」でやってほしいとお願いするかも知れません。

が、
その人だけしか練習していなかったら、
突発事態、
つまりソリストがインフルエンザで出演できなくなった場合など、
対応できなくなるのです。

また、
ソロ=好き放題ではない、
という感覚を磨いてほしいとも思っています。

伴奏してくれるバックがいてくれて初めてソロは成立すると考えています。

ソリスト自体が複数いれば、
まずソリストの中で合わせる苦労があると思います。

それを踏まえたうえでのソロを弾いてもらえたら素晴らしいだろうなと思うのです。

また、
いろんな人がソロを担当してみることで、
バックも「受け方」を変えなくてはという工夫が必要になると思います。

そういった変化を促していくのにもいいかなと思っています。

気持ちを込めて2018年1月12日

1月12日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 2
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 5
アルト・サックス × 4(見学1含む)
トランペット × 5
ホルン × 4
トロンボーン × 1
ユーフォニアム × 2
ピアノ × 1
パーカッション × 1

そして私の計28人で合奏しました。

楽器を演奏するのには、
気温が高すぎても低すぎてもいけません。
個人差があるでしょうが、
私は寒い方が駄目です。

今の時期、
演奏に苦労する奏者の方は多いと推察します。

と考えると、
こんなに寒いにもかかわらず、
せせらぎの合奏はなかなか充実した音が出ていると感じます。

ただし、
どうしても気になるのが、
一発目の発音。

一回やってみて、
「ああ、そうやった」って感じになって、
二発目はうまくいく。
そういうことが多いのです。

一発目から気持ちを込めた音が出たら、
さらに良くなるのにな、
と感じます。

指揮者に言われたから、
パート・リーダーに言われたから、
ファースト奏者に言われたから、
ではなく、
演者としての思いを一発目に込めてくれたら、
もっと良くなるのにな。

それがあれば、
私(指揮者)としての打ち返しもしやすいのです。

朝の音楽2018年1月8日

徒然なるままに、
朝の情景を描いた名曲を思い浮かべてみます。

モーリス・ラヴェルの『バレエ音楽「ダフニスとクロエ」』より ” 夜明け ”

屈指の名曲だと思います。
太陽の光が少しずつ強くなっていく様。
鳥のさえずり。
情景が目に浮かびます。

ロン・ネルソン作曲『冬の始まりのための「モーニング・アレルヤ」』

私が勝手に私淑するマエストロ・フレデリック・フェネルの委嘱により作曲され、
マエストロの指揮する東京佼成ウインドオーケストラが広島で世界初演。
荘厳、厳粛、崇高。
そんな言葉がスッと浮かんでくる音楽です。

そして忘れてならないのが、
冨田勲さんの『ジャングルの朝』(ジャングル大帝より)

半分は仕事、半分は仕事以外、
そんな講演会で冨田勲さんにお会いしたことが一度だけあります。
こんな言い方をしたらホントに失礼なんですが、
敢えて書きますが、
天然なお方だったと思います。

一緒の時間・空間を過ごせるだけで幸せにさせてくれる、
そんなお人柄の大きさが、
冨田勲さんの音楽すべてに通底しているように思えるのです。

『ジャングルの朝』を読んだり、演奏したりしていると、
冨田勲さんとおしゃべりしているような気持ちになります。
体全体が音楽を深呼吸するかのように。

夕焼け2018年1月6日

大晦日の夜勤。
大晦日から元旦にかけて働いているので辛いと言えば辛いのですが、
非常事態さえ起きなければ仕事の中身はそれ程でもありません。

出勤途上の列車はガラガラ。
梅田の街もそば屋さん以外はビックリするほど人がいません。
いつもと違ってゆったりした時間が流れているようです。

辛いのは退勤時の電車。
京都方面へ初詣に向かう人たちでごった返すのです。
梅田で既に満員のところへ、
十三・淡路・茨木市・高槻市・長岡天神・桂と、
ドンドン人が押し込まれてきます。

特急がこんな状態なので、
お正月の夜勤明けは各駅停車に逃げることも多いのですが …
やはり同じことを考える人が多いのでしょう、
各駅停車も長岡天神あたりでいっぱいの人になります。

今年はどうしよう?
と考えていて、
はたと思い付きました。
そうだ、神戸行こう!
それから京都へ帰ろう。

案の定、三ノ宮へ向かう電車はガラガラ。
三ノ宮の街もガラガラ。
映画館もガラガラ。
ということで、
カトリーヌ・ドヌーヴの『ルージュの手紙』を観て、
京都に引き返しました。

JR の快速もガラガラ。
京都まで誰も横に座りませんでした。

京都駅から表通りを避けて歩きます。
どこもガラガラ。

足腰の神様・護王神社で初詣し、
京都御苑に辿り着いた頃はもう夕方。
ふと東の大文字山の方を向くと、
ピンクに染まった雲が綺麗でした。

穏やかな一年となればいいですな。

20180101京都御苑からの夕景

新年初合奏2018年1月5日

1月5日(金)は、

フルート × 2
バスーン × 2
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 8
アルト・クラリネット × 1
トランペット × 5
ホルン × 3
トロンボーン × 1
ユーフォニアム × 2
パーカッション × 2

そして私の計28人で合奏しました。

2018年初の集合日だったのですが、
実は体調が最悪でした。
風邪とかインフルエンザとかではなく、
お腹の調子が悪かったのです。

お通じの悪い方には恐縮ですが、
私はビックリするくらい良いのです。
その調子が狂ってしまったら、
たった一日で苦しくて仕方なくなるのです。

今日はずっと変な感じを抱えたままの合奏でした。

が、
合奏の音そのものは休み明けとは思えない程クリアで、
リズム感もグッドでした。

私の方が楽員の皆さんに助けていただきながら合奏できました。
ありがとうございました。

私もいい歳なので、
そろそろ夜勤明け合奏ではなくなるよう、
なんとかしたいと思います。

三が日総括2018年1月4日

あっという間に1月4日になっています。
明日1月5日には新年初合奏があります。
にもかかわらず、のんびりし過ぎました。
おしりに火が付いています。

謹賀新年2018年1月1日

数年ぶりの夜勤で年越しです。
何も起きませんように。
平和が一番です。

皆さんはどんか年越しだったでしょうか?

2017年総括2017年12月31日

今日は大晦日。
ですが、7月初めに定期演奏会を開くせせらぎにとっては、
一年の折り返し点。

第31回せせらぎコンサートで演奏する楽曲のうち、
あと数曲に取り掛かることができないまま年越しとなりました。

ただし、それは織り込み済み。
1月28日の日曜合奏までに一通りできればいいと考えているからです。

指揮者としての合奏準備の面では、
『オペラ座の怪人』と『リヴァーダンス』のスコア深読みが終了。
現在『ジャングル大帝序曲』を深読み中。
お正月休みを利用してどこまで読み進めることができるか?
といったところです。

年を跨いでの仕事としては、
『フェスティヴァル・ヴァリエーションズ』と『トッカータ・マルチアーレ』の手直しも。

『フェスヴァリ』はスコアの修正ができたので、
パート譜との照合の途中で、
現在は 3.B♭Cl. に取り組んでいます。

ゆくゆくは正誤表を出すつもりです。

『マルチアーレ』の方もスコアは修正できたのですが、
言葉での表現が難しすぎる箇所が多いので、
正誤表を発行するのではなく、
修正した楽譜を再配布できるよう準備中です。

老眼鏡をかけながら、
修正ペンで消して訂正します。
あまりにも細かいので眼力がついていかず、
一日にする作業量を抑えています。

遅々として進みませんが、
それでも一歩ずつ一歩ずつ。

演奏会後の練習曲として取り組みたいと思いますが、
あと半年で仕上げるのは難しいと思います。
(思えば『オール・アバウト・ユー』の手直しには4年かかりました)

修正作業を進めつつ、
ぼちぼち他の楽曲を考えないといけません。

そんなこんなで積み残しばかりですが、
何もないよりはずっといいです。

私の大好きな映画『1001グラム』のセリフから、
” 人生で一番辛いのは重い荷物が何もないこと ”
を今年の締めくくりにしたいと思います。
(かなりキザでしたな … )

よいお年を。
by ふ~さま